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"367000221_0": "「本当にもう大丈夫なのか?」",
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"367000221_1": "「治療は受けましたし、幸い大きな怪我はありませんでしたから、\\n へいき、へっちゃらですッ! ただ……」",
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"367000221_2": "「敵をみすみす取り逃がす失態を演じてしまい、\\n 申し訳ありません……」",
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"367000221_3": "「いや、あれだけのイレギュラーの中、むしろよくやってくれた。\\n 救えた人命も大勢いる」",
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"367000221_4": "「不甲斐ないのは我々の方だ。\\n お前たちが作ってくれた時間を活かすことが出来なかった」",
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"367000221_5": "「あのUFOの行方は分からなかったのか?」",
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"367000221_6": "「ダメね。\\n 検知可能なエリアの外まで逃げられてしまったわ」",
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"367000221_7": "「UFOにロボットか……。まさかブリル協会が、\\n 独自にあれだけの兵器を所有していたとはな」",
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"367000221_8": "「――心配には及びませんッ!\\n この僕がいるのですからッ!!」",
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"367000221_9": "「げ……この声……」",
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"367000221_10": "「そう、ドクターウェルですよッ! 皆さんは幸せ者だッ!\\n 何せ時代の寵児が味方しているのですからッ!」",
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"367000221_11": "「あ……あはは……」",
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"367000221_12": "「ご苦労。ウェル博士。\\n 襲撃現場の調査は済んだのか?」",
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"367000221_13": "「全く、英雄たる僕を小間使いにするなんて……」",
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"367000221_14": "「だが、現場の破壊状況や情報調査室が取り扱っていた\\n 対象を鑑みて、ウェル博士以外に適任はいなかった」",
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"367000221_15": "「そうですか。であれば仕方ありませんねッ!」",
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"367000221_16": "「時には地に足をつけ、地道な作業をこなすのも、\\n 英雄たる秘訣ッ! 夢を与え続ける存在の道程ッ!」",
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"367000221_17": "「なんだか、前より扱いが上手くなってるような……」",
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"367000221_18": "「まあ、実際に調査したのは俺たちなんだけどな……」",
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"367000221_19": "「そこッ! 僕の的確な指示が\\n あったからこその成果でしょうッ!」",
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"367000221_20": "「はいはい、分かっていますよ」",
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"367000221_21": "「成果……ということは分かったのか」",
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"367000221_22": "「ブリル協会のロボット……。\\n あれらが一体、何を持ち去ったのか……」",
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"367000221_23": "「もちろんですとも」",
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"367000221_24": "「奴らが奪ったのは、日本における聖遺物の管理状況、\\n 及びこれまでの研究データです」",
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"367000221_25": "「……ッ!」",
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"367000221_26": "「ブリル協会の狙いは恐らく、\\n この国に保管された、いずれかの聖遺物」",
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"367000221_27": "「まあ、凡夫の発想は分からないので、\\n 何に使おうとしてるかまでは、知る由もないですがね」",
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"367000221_28": "「まだ不明瞭なことも多いが……、\\n よくやってくれた」",
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"367000221_29": "「翼さん……」",
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"367000221_30": "「分かっている」",
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"367000221_31": "「わたしたちに、\\n 雪辱を晴らす機会を頂けないでしょうか」",
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"367000221_32": "「ああ。負けっぱなしってのは、\\n 性に合わないからな」",
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"367000221_33": "「今度は絶対に負けませんッ!」",
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"367000221_34": "「正直に言うと、その申し出はとても心強い。\\n だが、心苦しくもある」",
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"367000221_35": "「…………」",
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"367000221_36": "「この世界が抱える問題の解決に、\\n そこまでお前たちを巻き込んでいいものか……」",
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"367000221_37": "「そうは言ってもな。ブリル協会が目的の聖遺物を手に入れたら、\\n 何をしでかすか分からないぞ」",
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"367000221_38": "「確かにこの世界はあたしたちの世界じゃないけど、\\n ここにだって護りたい人たちがいるんだ」",
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"367000221_39": "「…………」",
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"367000221_40": "「正直、格好をつけている場合じゃないと思うわ。\\n 今は一刻が惜しい状況よ」",
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"367000221_41": "「確かにな。\\n ならば、シンフォギア装者の諸君に改めて要請したい」",
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"367000221_42": "「我々、特異災害対策機動部二課に協力をしてくれッ!」",
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"367000221_43": "「はい、了解しましたッ!」",
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"367000221_44": "「……まあ、判断するのは向こうのおっさんだけどな」"
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