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JSON
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{
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"354000322_0": "「ひっぐ、ぐす……えぐッ……」",
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"354000322_1": "「ほら、これで涙を拭いて」",
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"354000322_2": "「どうも……うう……」",
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"354000322_3": "「落ち着いた?」",
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"354000322_4": "「ぐすッ……」",
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"354000322_5": "「わたじはオドナの女なので、\\n あんなピンチ全然だいじょーぶでじたッ!」",
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"354000322_6": "「涙声で何を言っているのよ……」",
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"354000322_7": "「でも、これで私が貴方を助けに来たというのは\\n わかってもらえたわよね?」",
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"354000322_8": "「それは……」",
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"354000322_9": "「さあ、行きましょう」",
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"354000322_10": "「ま、待ってくださいッ!\\n わたしは行けませんッ!」",
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"354000322_11": "「はぁ……。\\n ねえ、どうしたらわかってもらえるの?」",
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"354000322_12": "「そうじゃなくて……、\\n 行けない理由があるんです」",
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"354000322_13": "「理由?」",
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"354000322_14": "「わたし、弟たちを探してて……」",
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"354000322_15": "「あの子たち、目を離した隙にどっか行っちゃって……、\\n 2人を見つけるまで行けませんッ!」",
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"354000322_16": "(2人……?\\n まさか、広場にいなかった残りの2人のこと?)",
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"354000322_17": "「……それは心配ね」",
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"354000322_18": "「はぁッ!?\\n 別にぜんっぜん心配じゃないですけどッ!?」",
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"354000322_19": "「えッ」",
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"354000322_20": "「いっつも馬鹿な真似をして、わたしを困らせるんですッ!\\n 心配どころか憎たらしいぐらいですッ!」",
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"354000322_21": "「ええ……」",
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"354000322_22": "「でも、わたしはオトナの女だから、\\n 面倒を見なくちゃいけなくて……」",
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"354000322_23": "「だから、いいんですッ!\\n わたしのことは放っておいてくださいッ!」",
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"354000322_24": "(この子を強引に連れて行くことは\\n 出来るでしょうけど……)",
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"354000322_25": "「…………」",
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"354000322_26": "「……わかったわ」",
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"354000322_27": "「でも、次、あのマスコットたちが襲ってきたらどうするの?」",
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"354000322_28": "「そ、それは……オトナらしい知的な話術で……」",
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"354000322_29": "「相手は暴走してるのに?」",
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"354000322_30": "「……ひっぐ」",
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"354000322_31": "「し、叱っているわけじゃないのよッ!?」",
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"354000322_32": "「貴方が弟さんを探すのは構わない。\\n でも、ボディガードが必要だと言っているの」",
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"354000322_33": "「え……?」",
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"354000322_34": "「私も一緒に探してもいい?」",
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"354000322_35": "「あ……」",
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"354000322_36": "「し、仕方ないですねッ! ついてきたいならご自由にッ!\\n わたし1人でも大丈夫ですけどねッ! オトナなのでッ!」",
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"354000322_37": "「お許しを頂けて感謝するわ……ハァ」"
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