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2018-12-27 11:20:51 -05:00

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{
"319000311_0": "希望の炎",
"319000311_1": "「了子くんの尽力により、\\n 奏のギアへのアルカ・イズ対策は完了した」",
"319000311_2": "「しかし翼を救出する上での障害は、\\n アルカ・イズばかりではない」",
"319000311_3": "「錬金術師と、あのでかい化け物か……」",
"319000311_4": "「その通りだ」",
"319000311_5": "「君たちに集まってもらったのは、\\n 敵情報の確認と、対策を検討するためだ」",
"319000311_6": "「ということは――。\\n 敵について手がかりを何か掴んだということね」",
"319000311_7": "「ええ、ほんの少しだけどね」",
"319000311_8": "「そもそも、あの錬金術師の力はなんだったんだ?」",
"319000311_9": "「変な音が聞こえたと思ったら、\\n 急に身体が動かなくなった……。あの妙な力の正体は」",
"319000311_10": "「音を使う錬金術師なんて、\\n わたしたちも出会ったことないですよッ」",
"319000311_11": "「やっかいそうね……。\\n 翼の使う影縫いとも、全く違う原理みたいだけど」",
"319000311_12": "「残念ながら、そちらの正体はまだ不明よ」",
"319000311_13": "「私たちの手元にある僅かしかない錬金術の資料では、\\n 類似する術式の情報は見当たらなかったわ」",
"319000311_14": "「でも音と言うからには、発生源がどこかにあるんでしょう?」",
"319000311_15": "「それも、わからないんだ」",
"319000311_16": "「どうして?」",
"319000311_17": "「ギアから本部へとデータリンクしている\\n モニタリングセンサーでは一切検出できなかったの」",
"319000311_18": "「センサーは可聴域も超音波帯も拾えるはずなんだけど」",
"319000311_19": "「検出できない音の音源を推定するのは、流石に不可能だ」",
"319000311_20": "「あたしたちには、あんなにはっきり聞こえたのに……?」",
"319000311_21": "(確かに不自然だわ。なぜギアのセンサー類に反応せず、\\n 装者人にだけ聞こえるの",
"319000311_22": "(何か引っ掛かるわ……重要な何かを見落としている様な……)",
"319000311_23": "「翼はイグナイトモジュールの力で跳ね返し、\\n 一応は行動可能になっていた様だ」",
"319000311_24": "「響くん、マリアくんが同様の事態に陥ったら、\\n 迷わず使ってくれ」",
"319000311_25": "「了解しましたッ!」",
"319000311_26": "「わたしたちは良いとして……」",
"319000311_27": "「今回の対アルカ・ノイズ対策で改良したフィールドが\\n 同様の効果を発揮してくれると良いのだけど……」",
"319000311_28": "「攻撃の原理がわからない以上、どこまで期待できるか不明ね」",
"319000311_29": "「その時になったらわたしたちが\\n 全力で奏さんをサポートしますッ」",
"319000311_30": "「あ……ああ……もしもの時は頼むよ」",
"319000311_31": "(また足手まといになるのだけは、避けないとな……)",
"319000311_32": "「他に情報は?」",
"319000311_33": "「錬金術の素性や力についてはまだ不明な部分が多いけど、\\n 怪獣の方の正体は、調査で判明したわ」",
"319000311_34": "「さっすが、了子さんッ!」",
"319000311_35": "「怪獣って言うのは、錬金術師たちが使役していたという?」",
"319000311_36": "「そう、調べたらかなりやっかいな奴ってことがわかった」",
"319000311_37": "「それは……、\\n 今以上に大変な事態になるってことですか」",
"319000311_38": "「早速、聞かせてもらえるかしら」",
"319000311_39": "「怪獣の正体は、ベルゲルミル。\\n 完全聖遺物よ」",
"319000311_40": "「ベル…<speed=0.5>…</speed>ゲルミル?」",
"319000311_41": "「どこかで聞いたことのある名前ね。\\n 北欧神話だったかしら」",
"319000311_42": "「ええ、その通りよ」",
"319000311_43": "「無理やりこじつければ、ちょっとガングニールに似た響きかもなあ」",
"319000311_44": "「え? いくらなんでも……」",
"319000311_45": "「それもそのはず。どちらも古ノルド語由来の名詞だもの」",
"319000311_46": "「ええッ!?」",
"319000311_47": "「それで、その聖遺物っては、どんなものなんだ?」",
"319000311_48": "「ベルゲルミルは、大戦中ドイツ軍が保有し、\\n その後行方不明となっていた完全聖遺物よ」",
"319000311_49": "「私も、ドイツ軍の遺した研究資料で基底状態のモノしか\\n 見たことがなかったけれど……」",
"319000311_50": "「やはり聖遺物だったか……」",
"319000311_51": "「どんな力を持ってるんですか?」",
"319000311_52": "「伝承では霜の巨人と呼ばれていて、凍てつく冷気を纏い、\\n 全ての生命を極寒地獄の檻へと閉じ込めると云われているわ」",
"319000311_53": "「そういや、こないだの戦いの時、\\n あいつが現れた途端気温が下がってたな……」",
"319000311_54": "「最恐最悪の聖遺物と目され、当時のドイツ軍は躍起になって\\n それを起動させようとしたけど――成功はしなかったらしいわ」",
"319000311_55": "「もし起動していたなら――、\\n そうね、大戦の結果も逆になったかもしれないわね」",
"319000311_56": "「それ程のものだというの……」",
"319000311_57": "「それがどういった経緯かはわからないが、\\n あの錬金術師の手に渡っていたようだ」",
"319000311_58": "「ええ。そして、この前の戦いにより発生したフォニックゲインを\\n 利用され、起動してしまった――」",
"319000311_59": "「2人のフォニックゲインが\\n 仇となってしまうなんてね……」",
"319000311_60": "「厄介な話ね……」",
"319000311_61": "「やっぱり、強いんですか?」",
"319000311_62": "「あたしと翼の攻撃をものともしなかった」",
"319000311_63": "「ええッ!?」",
"319000311_64": "「2人が戦った際に収拾できたデータを解析したところ、\\n その戦闘能力はカルマイズをも凌駕しているわ」",
"319000311_65": "「カルマノイズよりも……強い?」",
"319000311_66": "「ええ……これまで私たち二課が戦った敵の中では、\\n 間違いなく最悪な相手ね」",
"319000311_67": "「そして更に恐ろしいのは、\\n あれはまだ起動したばかりで、完全体ではないということ」",
"319000311_68": "「あの強さでッ!?」",
"319000311_69": "「そんな相手に、どう対抗すりゃいいんだッ!?」",
"319000311_70": "「対策を話し合うとか言っても、\\n さっきから絶望的な情報ばかり……」",
"319000311_71": "「まあまあ、みんな。そんなに落ち込まないで」",
"319000311_72": "「そうですよッ! きっと方法はあります。\\n 希望は捨てちゃダメですッ」",
"319000311_73": "「わかってるよ。翼を助けるまで、諦めてたまるかッ!」",
"319000311_74": "「ええ、でも、何か少しでも良い情報は無いの?」",
"319000311_75": "「フフ、もちろんあるに決まってるじゃない」",
"319000311_76": "「今日は絶望だけを伝えるためにここに呼んだんじゃないのよ。\\n 希望はちゃーんと用意してあるわ」",
"319000311_77": "「おおッ! さっすが、了子さんッ!」",
"319000311_78": "「その希望とは?」",
"319000311_79": "「ええッ? 師匠も知らないんですかッ!?」",
"319000311_80": "「ああ……聞いたが、答えてもらえなくてな……」",
"319000311_81": "(秘密主義なのか、楽しんでやってるのか、どっちなの)",
"319000311_82": "「希望って、一体なんなんですか?\\n もったいぶらないで教えてくださいッ」",
"319000311_83": "「そうねー、そろそろ到着する頃かしら。\\n 着いてからのお楽しみ、ってことで」",
"319000311_84": "「ええーッ!」",
"319000311_85": "(……両方という可能性が高いわね)",
"319000311_86": "「ノイズの反応を検知ッ!」",
"319000311_87": "「この反応は、\\n アルカ・イズと推定されますッ」",
"319000311_88": "「場所と被害状況はッ!?」",
"319000311_89": "「近郊の市街地ッ!\\n 飛行中のヘリが爆破され、墜落した模様ですッ」",
"319000311_90": "「ヘリだと? 民間機か、自衛隊かッ!?」",
"319000311_91": "「目下、確認中ですッ!」",
"319000311_92": "「あら? 相手の方が1枚上手だったかしら」",
"319000311_93": "「どういうことだ?」",
"319000311_94": "「墜とされちゃったみたい、あたしたちの希望」",
"319000311_95": "「えええ――ッ!?」",
"319000311_96": "「それじゃまさか、そのヘリが、その?」",
"319000311_97": "「ええ、たぶん……。中身が無事だといいんだけど」",
"319000311_98": "「ええいッ! ともかく出動だッ!」",
"319000311_99": "「負傷者の救出と積み荷の回収が最優先ッ!\\n その次にアルカ・イズの撃退とするッ」",
"319000311_100": "「了解。行くわよ、2人とも」",
"319000311_101": "「はいッ!!」",
"319000311_102": "「ああッ!」",
"319000311_103": "「チッ……派手に燃えてるね」",
"319000311_104": "「あの様子だと、生存者は絶望的ね……」",
"319000311_105": "「ヘリの墜落地点にアルカ・ノイズが集結中よッ!」",
"319000311_106": "「ヘリの積み荷をなんとしても見つけ出してッ!」",
"319000311_107": "「なんだかわからないけど、わかりましたッ!」",
"319000311_108": "「せめて、積み荷がなんだか教えてもらえれば探しやすいのに」",
"319000311_109": "「近づくアルカ・ノイズは任せろッ!」",
"319000311_110": "「このギアの力――どれだけ通用するか……試させてもらうッ!」"
}