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JSON
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{
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"319000231_0": "「……」",
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"319000231_1": "「あ、おはようございます」",
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"319000231_2": "「昨日はお邪魔したわね」",
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"319000231_3": "「別にいいって。\\n それより、何か進展はあったかい?」",
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"319000231_4": "「だいぶ地域は絞り込めてきている。\\n もう少しだけ辛抱してくれ」",
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"319000231_5": "「……わかった」",
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"319000231_6": "「あ、奏ちゃん。良いところに」",
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"319000231_7": "「はい、預かってたペンダント」",
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"319000231_8": "「ああ、そうだった。預けてたんだったな」",
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"319000231_9": "「あれ、了子さん。なんか顔色悪いですね?」",
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"319000231_10": "「久々に徹夜で頑張っちゃったからね~。\\n お肌に悪いから、本当はやりたくないんだけど」",
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"319000231_11": "「そんなに状態が悪かったのか?」",
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"319000231_12": "「損傷はそれほどでも。\\n ついでと言ってはなんだけど、ちょ~っと改造しておいたの」",
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"319000231_13": "「改造?」",
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"319000231_14": "「わあ、パワーアップですねッ!?」",
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"319000231_15": "「一体何を……?」",
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"319000231_16": "「この前たーっぷりデータを集められたからね。\\n 奏ちゃんのギアにアルカ・ノイズ対策を施したの」",
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"319000231_17": "「本当かッ!?」",
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"319000231_18": "「ええ。これで、相手がアルカ・ノイズでも\\n 後れを取ることはないわ」",
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"319000231_19": "「まさかッ!?\\n こんな短時間に、そんなことが?」",
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"319000231_20": "「フフ。そりゃあ、櫻井理論提唱者ですから」",
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"319000231_21": "(マムやドクター・ウェルとは、明らかに次元が違う……)",
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"319000231_22": "(櫻井了子――フィーネの器。\\n やはり、この人は天才……いえ、異能だわ)",
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"319000231_23": "「まあ大丈夫だと思うけど。\\n 念のため、動作テストをしておいてね」",
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"319000231_24": "「本当は実戦でといきたいけれど。\\n 今は、シミュレータで我慢してね」",
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"319000231_25": "「行きましょう、奏さんッ!」",
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"319000231_26": "「じっとしてるのも腕が鈍るし。\\n わたしたちも付き合うわ」",
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"319000231_27": "「あ、ああ……」",
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"319000231_28": "「Croitzal ronzell gungnir zizzl……」",
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"319000231_29": "(あの時これがあったら\\n 翼の足を引っ張らずに済んだかもしれない――)",
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"319000231_30": "(なんて、言ったところで始まらないか)",
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"319000231_31": "(後悔するより、これからどうするかが大事、か……。\\n ダンナの言う通りなんだろうな)",
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"319000231_32": "「不具合があったらシミュレータを緊急停止するから、\\n 違和感を覚えたら、すぐ言ってね」",
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"319000231_33": "「ああ……わかってる」",
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"319000231_34": "「それじゃあ、行きますよ、奏さんッ!」",
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"319000231_35": "「ああ……どこからでもかかってこいッ!」",
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"319000231_36": "(アルカ・ノイズなんかに2度と負けるもんかッ!)"
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