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"318000241_0": "「ふう……やれやれだわ」",
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"318000241_1": "「お疲れ、了子さん」",
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"318000241_2": "「奏の拾ってきた球体の正体はわかったのか?」",
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"318000241_3": "「まあ、だいたいね」",
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"318000241_4": "「ホント、とんでもない物を拾ってきてくれたわね」",
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"318000241_5": "「とんでもないもの?」",
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"318000241_6": "「一体なんなんだ、それは?」",
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"318000241_7": "「この球体の中には強大な魔力が封じられているわ」",
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"318000241_8": "「魔力だって?」",
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"318000241_9": "「ええ。それも、とんでもない量のね」",
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"318000241_10": "「とんでもないって、どれくらいなんだよ?」",
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"318000241_11": "「そうね……破壊力に換算したら、\\n 軽く10メガトンくらいかしら」",
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"318000241_12": "「なッ!? ツングースカ級だとッ!?」",
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"318000241_13": "「ツングースカ? なんだそれ?」",
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"318000241_14": "「昔ロシアで起きた隕石の空中爆発よ。\\n ま、ちょっとした反応兵器並みのエネルギー量ね」",
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"318000241_15": "「えッ!? こんな玉っころがッ!?」",
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"318000241_16": "「まさか、ここまで持ってくる間に\\n 衝撃与えてたら爆発してたとか?」",
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"318000241_17": "「安心なさい。今のこれには指向性の無い\\n 無秩序なエネルギーが詰まっているだけだから」",
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"318000241_18": "「多少の衝撃を与えた程度では、\\n 即、破壊エネルギーに変換されるわけではないということか」",
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"318000241_19": "「そうね。制御法次第では、どうにでもなりそうだけど」",
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"318000241_20": "「制御法? そんな力扱えるのか?」",
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"318000241_21": "「ええ。術式などで適切なベクトルを与えてやればね」",
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"318000241_22": "「目的を選べば、平和利用もできなくはないと思うけど……」",
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"318000241_23": "「だが、そんなものを錬金術師が持ってたってことは……」",
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"318000241_24": "「破壊目的の可能性は、充分考えられるな」",
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"318000241_25": "「だが、一体どこからそんなエネルギーの塊が?」",
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"318000241_26": "「わからないわ。どこでこんな物が生成されたのか、内包する\\n エネルギーはどこから来たのか――肝心なことは何ひとつね」",
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"318000241_27": "「流石の私でも、今は情報が足らなすぎるわ」",
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"318000241_28": "「ふむ……」",
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"318000241_29": "「だが、何かはわからんが、それだけの力を秘めた代物を\\n 無闇に手元に置いておくわけにもいかんな……」",
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"318000241_30": "「早速、政府関係者と対応を協議しよう」",
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"318000241_31": "「ええ。その辺は任せるわ」",
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"318000241_32": "「――で。\\n 結局深淵の竜宮に封印することになったってわけか」",
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"318000241_33": "「輸送経路上で錬金術師たちが奪還に来る可能性が高い。\\n 充分に警戒してくれ」",
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"318000241_34": "「わかってるって」",
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"318000241_35": "(港までは無事についたが……)",
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"318000241_36": "(まあ、このまま黙ってるタマじゃないだろうな)",
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"318000241_37": "「奏ちゃんッ! 上空にアルカ・ノイズの反応を検知ッ!\\n 注意してッ!」",
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"318000241_38": "「ああ、もう見えてるよッ!」",
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"318000241_39": "「チッ、すばしっこいッ!」",
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"318000241_40": "「そいつらは囮かもしれんッ!\\n くれぐれも輸送車から離れるなッ!」",
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"318000241_41": "「ああ、わかってる」",
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"318000241_42": "「先日は世話になったな、シンフォギア装者」",
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"318000241_43": "「やっぱり来たか」",
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"318000241_44": "「大人しく、アダムスフィアを返してもらおう」",
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"318000241_45": "「お前らみたいなのにこんな危ない物、渡せるかよッ!」",
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"318000241_46": "「Croitzal ronzell Gungnir zizzl――」",
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"318000241_47": "「シンフォギアを纏ったか」",
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"318000241_48": "「だが、所詮は1人。\\n この数、相手にできるかなッ!?」",
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"318000241_49": "「この前よりもだいぶ多いな……。\\n 数で押そうってか?」",
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"318000241_50": "「ならこっちも、本気を出させてもらおうかッ!!」",
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"318000241_51": "「なんだ、この炎はッ!?」",
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"318000241_52": "「まさか、これが、ブリーシンガメンッ!?」",
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"318000241_53": "「さあ……幾らでも掛かってこいッ!!」"
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