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JSON
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"318000111_0": "3人の錬金術師",
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"318000111_1": "「いやはや……大したものだよ。彼女たちは」",
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"318000111_2": "「黒いノイズに、シリウス交響楽団……」",
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"318000111_3": "「乗り越えてきた。ことごとく」",
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"318000111_4": "「ならば……しなければね」",
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"318000111_5": "「フ……フフ……」",
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"318000111_6": "「はあ……。こんな薄暗い場所をとぼとぼウォーキングなんて\\n オシャレじゃないのよねぇ……」",
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"318000111_7": "「だがこんな場所だからこそ、潜伏にはうってつけというワケダ」",
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"318000111_8": "「そうだけどぉ。本当にこんなとこにいるのかしら?」",
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"318000111_9": "「いなかったら、あーしたち、\\n ただの骨折り損のくたびれもーけだし?」",
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"318000111_10": "「相応の確度の情報よ。\\n 今度こそ無駄足にはならないはずだわ」",
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"318000111_11": "「つまり統制局長からの情報というワケダね」",
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"318000111_12": "「その局長は、今頃ホテルのお風呂に浸かってマッパで\\n 高笑いといったとこかしら? ホント、良いご身分よねぇ」",
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"318000111_13": "「そう腐らないの」",
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"318000111_14": "「そりゃ腐りもするわよ」",
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"318000111_15": "「そもそも局長がアレを盗まれたりしなければ、\\n こんなとこまで来なくても済んだんじゃない」",
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"318000111_16": "「今更、言うだけ無駄というワケダ」",
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"318000111_17": "「アダムスフィア――アレが持つ力を考慮すれば、\\n 捨て置くわけにもいかないわ」",
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"318000111_18": "「はいはい。わかってますよ。\\n ちょっと愚痴ってみたかっただけだってば」",
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"318000111_19": "「情報によれば、この先の様ね」",
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"318000111_20": "「ええッ? ホントにあんな狭い穴蔵に入るワケ?\\n 汚れちゃうじゃないッ!」",
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"318000111_21": "「虎穴に入らずんば――というワケダ」",
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"318000111_22": "「ホント、最悪……。\\n ちゃっちゃと片付けて、帰ってシャワー浴びましょ?」",
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"318000111_23": "「……って、あっという間に行き止まりじゃないの。\\n どういうこと?」",
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"318000111_24": "「…………」",
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"318000111_25": "「どうするの? コウモリさん以外、誰もいなさそうだけど?」",
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"318000111_26": "「なるほど、はぐれ者とはいえ相手は錬金術師。\\n <ruby=ぎまん>欺瞞</ruby>の術式の心得くらいはあるということね」",
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"318000111_27": "「だが、我々にはお見通しというワケダな」",
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"318000111_28": "「やはり隠し通路があったわね」",
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"318000111_29": "「ビンゴというワケダ」",
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"318000111_30": "「わ、わかってたわよ、それくらい」",
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"318000111_31": "「でも気をつけて。\\n <ruby=ぎまん>欺瞞</ruby>の術式がかけられていたということは、他にも――」",
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"318000111_32": "「アルカ・ノイズッ!?」",
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"318000111_33": "「やはり、ね」",
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"318000111_34": "「用意周到というワケダねッ!」",
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"318000111_35": "「2人とも、遅れを取らないように」",
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"318000111_36": "「わかってるわッ!」",
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"318000111_37": "「言わずもがなというワケダッ!」",
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"318000111_38": "「――ならばいいわ。\\n 行くわよッ!」"
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