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JSON
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"317001111_0": "おかえりとただいま",
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"317001111_1": "「響、ごめん……。\\n わたし、これからもずっとクリスと暮らすね?」",
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"317001111_2": "「え、ええッ!? どうしてッ!\\n もう任務は終わったんだよね……?」",
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"317001111_3": "「悪いな。任務とかじゃないんだ」",
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"317001111_4": "「じゃあなんでッ! どうしてなのッ!?\\n もう一緒に寝れないの?」",
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"317001111_5": "「……ごめんね、響」",
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"317001111_6": "「ああ、ごめんな」",
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"317001111_7": "「だから、どうしてなの――ッ!?」",
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"317001111_8": "「……はッ! 夢ッ!?」",
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"317001111_9": "「未来……早く帰ってきてよぉッ!」",
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"317001111_10": "「もう何日も寮のベッドで1人きりの夜。\\n 寂しくて寂しくて……」",
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"317001111_11": "「未来はわたしの陽だまりなのに、\\n 暖まることができないなんてッ!」",
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"317001111_12": "(昨日はやっと未来がいる日常が戻ってくると思って準備してたのに、\\n S.O.N.G.へ泊まることになっちゃうしッ!)",
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"317001111_13": "(……って、言い出したのはわたしなんだけど)",
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"317001111_14": "(カーバンクルのことがあったから、もう1日くらい\\n 2人でお泊りしたほうがいいかなっと思ったんだよね)",
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"317001111_15": "「でも、もう限界だよッ!\\n こんなことなら、わたしも一緒に泊まればよかったッ!」",
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"317001111_16": "「帰ってくるのはお昼すぎって言ってたよね。\\n 今は……朝の4時。あと8時間もある……」",
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"317001111_17": "「もう一回、寝たほうがいいのかな。\\n でも、寝てる間に未来が帰ってきたらどうしよう……ッ!」",
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"317001111_18": "(カーバンクルとの生活が終わって、\\n 未来はきっと落ち込んでるに違いないよね……)",
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"317001111_19": "(ここはわたしが、何か未来の寂しさが吹き飛ぶような\\n 出迎えをしてあげて……)",
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"317001111_20": "「よーし、じゃあ今からその準備を……ッ!」",
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"317001111_21": "「あれ? 今、玄関のドアが開く音がしたような……」",
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"317001111_22": "「あれ? どうして、響が起きてるの?\\n 今、朝4時だよ。もしかして、夜更かししてた?」",
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"317001111_23": "「ううん、今起きたところだよ……。\\n 未来こそ、帰ってくるの昼だって聞いてたけど」",
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"317001111_24": "「ち、違うッ! そうじゃなくてッ!\\n ええっと、まだ出迎える準備ができてないよ……」",
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"317001111_25": "「フフ、そんなことだと思った」",
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"317001111_26": "「あの子との生活が終わって、落ち込んでるに違いないから、\\n 寂しさが吹き飛ぶような出迎えを、とか考えてたでしょ」",
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"317001111_27": "「バレバレだったッ!?」",
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"317001111_28": "「ねえ、響。わたしが一番会いたかったのは響だよ」",
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"317001111_29": "「だから、寮に帰ってきて、ドアの向こうに\\n 響がいてくれるのがどんなお出迎えよりも嬉しいの」",
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"317001111_30": "「未来……フフ、おかえりなさいッ!」",
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"317001111_31": "「ただいま、響ッ!」"
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