29 lines
2.6 KiB
JSON
29 lines
2.6 KiB
JSON
{
|
||
"345000431_0": "「ウェルにしてやられたわね」",
|
||
"345000431_1": "「まさかこれほど長い滑り台を滑ることになるとは\\n 思いもしなかったな」",
|
||
"345000431_2": "「まったく、あいつは……」",
|
||
"345000431_3": "「まずは落ち着こう」",
|
||
"345000431_4": "「ウェル博士のことよりも気になるのは、\\n あの場に暁が2人いたこと。そして――」",
|
||
"345000431_5": "「どちらもわたしたちの世界の切歌じゃない……」",
|
||
"345000431_6": "「この世界の月読調の話だと、そうらしいな」",
|
||
"345000431_7": "「あの感じ、\\n 恐らく嘘は言っていなさそうだ」",
|
||
"345000431_8": "「ええ、わたしもそう思うわ」",
|
||
"345000431_9": "「あの培養槽の中の暁が、この世界の暁だと言っていた。\\n では、わたしたちが戦っていた暁は誰だ?」",
|
||
"345000431_10": "「……情報が足りない。\\n また話を聞く必要があるだろうな」",
|
||
"345000431_11": "「ええ、わたしたちの切歌も返してもらわないといけないものね」",
|
||
"345000431_12": "「ああ、しかし、この世界の月読と暁の話だと、\\n どうやらわたしたちの世界の暁は無事のようだな」",
|
||
"345000431_13": "「そうね。調も寝ているだけだとわかったし、\\n 少し安心できたわ」",
|
||
"345000431_14": "(これなら無茶な行動はもうしないだろうな。\\n いつもの落ち着いたマリアに戻ってくれてよかった)",
|
||
"345000431_15": "「では、急ごう。\\n 通信機の反応を追えば、またあの研究所に辿り着けるはずだ」",
|
||
"345000431_16": "「明かりが見えるわ。\\n このまま進めば、すぐ外よッ!」",
|
||
"345000431_17": "「外に出られたな」",
|
||
"345000431_18": "「それじゃ、すぐ研究所へ戻りましょう」",
|
||
"345000431_19": "「研究所の位置は向こうの方角だ」",
|
||
"345000431_20": "「急ぎましょうッ!」",
|
||
"345000431_21": "「――てッ!\\n どうして、こんなにアンドロイド兵がいるのよッ!」",
|
||
"345000431_22": "「――だけど、\\n わたしたちを見つけても、反応しないわね」",
|
||
"345000431_23": "「なんだと? 本当か――?」",
|
||
"345000431_24": "「――ッ!?」",
|
||
"345000431_25": "「マリア、チョンボだぞッ!\\n どうやら防衛ラインを越えた侵入者を攻撃してくるようだッ!」",
|
||
"345000431_26": "「ごめんなさい翼ッ!\\n 埋め合わせじゃないけど、こいつの相手はわたしに任せてッ!」"
|
||
} |