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"327000621_0": "「はあ――ッ!」",
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"327000621_1": "「最初に比べて動きが遅くなってるんじゃないか?\\n 簡単に追いつけるッ!」",
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"327000621_2": "「だとしても、水中を利用した移動方法なら、\\n わたしのほうがまだ速いッ!」",
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"327000621_3": "「それはどうだろうな?」",
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"327000621_4": "「ぐあ――ッ!?」",
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"327000621_5": "「当たってしまったようだな。\\n どうした、お前のほうがまだ速いんじゃなかったのか?」",
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"327000621_6": "「今、ちゃんと避けたはずなのに、どこから攻撃が……ッ!?」",
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"327000621_7": "(錬金術の反応があの偽物とは別のところから出ていた。\\n 何か仕掛けが……)",
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"327000621_8": "「1対1では負ける要素などない。\\n これで終わりにさせてもらうッ!」",
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"327000621_9": "「あの錬金術はッ!?\\n ダメだ。今のままではあの術に耐えられないッ!」",
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"327000621_10": "「わ、わかりましたッ!」",
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"327000621_11": "「避けても構わないが、\\n お前の後ろに誰がいるかよく見るんだな」",
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"327000621_12": "「貴様ッ! 対角線上の私もろとも……」",
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"327000621_13": "「さあ、好きな方を選べばいい。避けるか、受け止めるか」",
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"327000621_14": "「言うまでもありませんッ!」",
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"327000621_15": "「やめろッ!」",
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"327000621_16": "「これで私の勝ちだッ! 跡形もなく消え去れッ!」",
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"327000621_17": "「フフ、これで1人片付いたな。\\n あとはオリジナルをたっぷりとなぶりながら潰して――」",
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"327000621_18": "「誰が誰を片付けたと言うのか、教えてもらおうか」",
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"327000621_19": "「フッ、だから、立花響を――」",
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"327000621_20": "「残念だったな。\\n お前の下卑た術では誰も倒すことなどできはしないッ!」",
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"327000621_21": "「……」",
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"327000621_22": "「なんなのだ、その姿はッ!?\\n 確かに直撃したはず……どうなっているッ!」",
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"327000621_23": "「何度も言わせるな、お前の攻撃など私には通じないッ!」",
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"327000621_24": "「まさか、防いだというのかッ!?」",
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"327000621_25": "「サンジェルマンさん……?」",
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"327000621_26": "「無事でよかった。あとは私に任せろ」",
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"327000621_27": "「……え? は、はい……、\\n でも、その格好、どうしたんですか?」",
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"327000621_28": "「私のファウストローブは見たことがあるだろう。\\n あの2人がラピス・フィロソフィカスを届けてくれた」",
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"327000621_29": "「間に合ってよかったデースッ!」",
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"327000621_30": "「響さん、こちらへ。あとは休んでいてください」",
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"327000621_31": "「2人ともッ!」",
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"327000621_32": "「そうか、ファウストローブッ!\\n そのようなふざけた姿になっていてすぐには理解できなかったぞ」",
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"327000621_33": "「何を言っている? お前も同じものを纏っているだろうッ!」",
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"327000621_34": "「それ、ファウストローブだったんですか?\\n わたしには可愛い水着にしか見えませんでした」",
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"327000621_35": "「一体なんのこと……」",
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"327000621_36": "「……」",
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"327000621_37": "「……な、なんだこれはッ!」",
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"327000621_38": "「急いで渡したので説明が遅れちゃったデスが、\\n 調整して水着型のファウストローブになってるみたいデス」",
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"327000621_39": "「これは、プレラーティか? 勝手なことを……」",
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"327000621_40": "「水着型ギアはこの状況では効果的だが、\\n 性能だけで見た目を真似る必要はなかっただろう……」",
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"327000621_41": "「そんな女々しいファウストローブで\\n 私に勝つつもりなど、笑わせるなッ!」",
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"327000621_42": "「まあ、この際見た目はどうだっていい。\\n 性能が確かならば、お前などに負けるはずがないッ!」"
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