40 lines
3.5 KiB
JSON
40 lines
3.5 KiB
JSON
{
|
||
"350000122_0": "(剣が重い……身体も……。\\n でも、まだだ。わたしの邪魔をするつもりなら――ッ!)",
|
||
"350000122_1": "「壊れろおおおおおお――ッ!」",
|
||
"350000122_2": "「はあッ、はあッ……」",
|
||
"350000122_3": "(今のが最後……?)",
|
||
"350000122_4": "「くッ……」",
|
||
"350000122_5": "「このくらいで……ッ!\\n 休んでなんていられない……ッ!」",
|
||
"350000122_6": "「アイツを、スサノオを見つけ出して、\\n 殺してやるんだ……ッ!」",
|
||
"350000122_7": "「……アイツの痕跡も、気配も感じない。\\n この世界はハズレか……」",
|
||
"350000122_8": "(それなら、次の並行世界へ――)",
|
||
"350000122_9": "「悲鳴……? 今のは――」",
|
||
"350000122_10": "「ノイズかッ!\\n あんな街中にッ!!」",
|
||
"350000122_11": "「すぐに、助け――」",
|
||
"350000122_12": "「…………」",
|
||
"350000122_13": "(助ける? どうして……?)",
|
||
"350000122_14": "(わたしは未来を……助けられなかったのに、\\n 未来じゃない『誰か』は助けるの……?)",
|
||
"350000122_15": "(……この手は、誰とも繋がっていない。\\n 誰かと手を繋ぐための歌も、胸には宿っていない……)",
|
||
"350000122_16": "「……わたしは、もう、シンフォギア装者じゃない。\\n だから、誰かを助ける意味なんて……」",
|
||
"350000122_17": "「……悪いけど、行かなきゃ。\\n スサノオを探しに――」",
|
||
"350000122_18": "「響……ひびきーッ!」",
|
||
"350000122_19": "「この手で救う。そして、手を繋ぐんだ……ッ!」",
|
||
"350000122_20": "「<size=40>届けええええええッ!</size>」",
|
||
"350000122_21": "「ひび……き……」",
|
||
"350000122_22": "「――ッ!?」",
|
||
"350000122_23": "「未来――ッ!」",
|
||
"350000122_24": "(……夢か……。またあの時の……)",
|
||
"350000122_25": "「…………」",
|
||
"350000122_26": "(……この手は、届かなかった。必死に伸ばしたのに。\\n 助けられなかった……)",
|
||
"350000122_27": "(……そういえば、さっきの人たち、どうなったのかな……)",
|
||
"350000122_28": "(わたしは、手を伸ばさなかった……。\\n あの人たちを見捨てた。見殺しにしたんだ……ッ!)",
|
||
"350000122_29": "(わたしは、なんてことを……)",
|
||
"350000122_30": "「わたしね、そんなぽかぽか温かい響の歌が大好きッ!」",
|
||
"350000122_31": "「……温かい歌……。それって、どんな歌だったのかな?\\n わたしは、どんな風に唄ってたのかな……」",
|
||
"350000122_32": "「教えてよ、未来……。\\n 未来がいないと、思い出せないよ……うッ、うううッ……」",
|
||
"350000122_33": "(未来だけでよかった。未来が傍にいてくれたから、\\n わたしは温かい陽だまりを感じられたのに……)",
|
||
"350000122_34": "(寒いよ……未来。\\n 未来がいなくなってから、ずっと寒いままなんだ……)",
|
||
"350000122_35": "(……全部、アイツのせいだ。未来がいなくなったのも、\\n 唄えなくなったのも……ッ!)",
|
||
"350000122_36": "(眠っても悪夢を見るだけだ。\\n 行かなくちゃ……)",
|
||
"350000122_37": "「寝てる時間なんて無い、必ず見つけてやる……」"
|
||
} |