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"349001111_0": "不滅のウロボロス",
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"349001111_1": "「世話になったわね。\\n いろいろと援助してくれてありがとう」",
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"349001111_2": "「いや、感謝するのはこちらのほうだ」",
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"349001111_3": "「君たちの協力がなければ、\\n ウロボロスの企てを阻止することはできなかった」",
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"349001111_4": "「本当に行っちゃうんデスか?\\n もっといてほしかったデスよ……」",
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"349001111_5": "「先生の授業、楽しかったから、\\n もっと受けたかった……」",
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"349001111_6": "「そう言ってもらえると、\\n わたしも先生をしてよかったって思えます」",
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"349001111_7": "「無事にやるべきことを全て終わらせれたら、\\n 本当に先生になるのもいいかもしれませんね」",
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"349001111_8": "「確かに、セレナなら合ってるんじゃない?」",
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"349001111_9": "「じゃあ、そのときはリディアン音楽院に来てほしいデスよッ!」",
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"349001111_10": "「フフ、それもいいけど、\\n わたしが赴任するまで留年しててくれるんですか?」",
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"349001111_11": "「そ、そうだったデス……」",
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"349001111_12": "「でも、ありがとうございます。\\n そこまで言ってくれるなんて嬉しいです」",
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"349001111_13": "「……」",
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"349001111_14": "「あなた、さっきからソワソワしてるけど、\\n 何か気になることでもあるの?」",
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"349001111_15": "「どうにかして小さなマリアを抱きしめる方法はないものかと」",
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"349001111_16": "「まだ諦めてなかったのね……」",
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"349001111_17": "「あの後も個人的に頼んでみたのだが、\\n 全て断られてしまってな」",
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"349001111_18": "「隊長、副隊長ッ!\\n そろそろ出発するっスよッ!」",
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"349001111_19": "「それじゃあ、長居してもなんだから、\\n そろそろ行くわね」",
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"349001111_20": "「あッ、ちょっとだけ待って。\\n そろそろ来る頃なんだけど……」",
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"349001111_21": "「よ、よかった。間に合った……」",
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"349001111_22": "「あなたッ! もう身体はいいの?」",
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"349001111_23": "「まだ足がちょっとふらつくけど大丈夫です。\\n どうしても2人にお礼とお別れが言いたくて」",
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"349001111_24": "「お礼なんていいのよ。\\n あのとき、護れなかったわたしの責任なんだから」",
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"349001111_25": "「でも、助けてくれました。\\n だから、やっぱりお礼が言いたいんです……」",
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"349001111_26": "「助けてくれて、ありがとうございました」",
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"349001111_27": "「じゃあ、わたしから一言。\\n あなたはわたしなんか、って言うじゃない」",
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"349001111_28": "「自分のことを信じられない人は\\n いつまでも、誰も信じてくれないわ」",
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"349001111_29": "「だから、まずは自分のことを信じてみて。\\n そうすれば、きっと変われるから」",
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"349001111_30": "「……なんて、わたしが言うのもどうかって思うけど、本心よ」",
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"349001111_31": "「……はいッ!」",
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"349001111_32": "「それじゃあ、そろそろ行くわね」",
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"349001111_33": "「改めて、協力してくれてありがとう、マリアちゃん」",
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"349001111_34": "「ちょっと、あなたねッ!\\n そのマリアちゃんっていうのどうにかならないのッ!」",
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"349001111_35": "「フフフ……」",
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"349001111_36": "「あーもう、笑われちゃったじゃないッ!」",
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"349001111_37": "「……もういいわよ、好きに呼べばいいわ。\\n もちろん、子供扱いしないってのが条件だけど」",
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"349001111_38": "「ありがとう、マリアちゃん。\\n ……また会えるかな?」",
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"349001111_39": "「どうかしらね。\\n わたしたちはいろんな世界を旅してるから」",
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"349001111_40": "「そっか……」",
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"349001111_41": "「……でも、わたしたちが旅を続ける以上、\\n またいつか、どこかで会えるかもしれないわね」",
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"349001111_42": "「うん、またどこかでッ!」",
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"349001111_43": "「く、くそ、あの装者どもめ……」",
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"349001111_44": "「今回の計画は失敗に終わったのですね」",
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"349001111_45": "「――ッ!」",
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"349001111_46": "「つ、次こそは必ず――」",
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"349001111_47": "「残念ですが、二度はありません」",
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"349001111_48": "「あ……が……」",
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"349001111_49": "「ですが、まだベアトリーチェ様を復活させる\\n 手は残っています……」",
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"349001111_50": "「あのお方が再び世界を蹂躙する未来は、\\n 遠からず訪れることでしょう……」"
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