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"345000451_0": "「切ちゃん……」",
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"345000451_1": "「待っててね。わたしが、きっと――」",
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"345000451_2": "「ご飯を食べ終わった後、どこに行ったのかと思ったら\\n ここに来てたんデスね」",
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"345000451_3": "「うるさい、邪魔しに来たの?」",
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"345000451_4": "「いえいえ、僕たちも彼女の様子を見に来たんですよ。\\n 先ほどの戦いで、傷でもついていたら大変ですからね」",
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"345000451_5": "「なら静かにしてて……」",
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"345000451_6": "「彼女のことに一生懸命になるのはわかりますが、\\n そこまで焦る必要があるのですか?」",
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"345000451_7": "「…………」",
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"345000451_8": "「あなたにはこの切歌がいるじゃないですか。\\n 今はそれで十分じゃ――」",
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"345000451_9": "「ふざけないでッ!」",
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"345000451_10": "「し、調……?」",
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"345000451_11": "「それは切ちゃんじゃないッ!\\n わたしが一緒にいてほしいのは、本物の切ちゃんだけ」",
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"345000451_12": "「そんな、偽物なんかじゃない……」",
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"345000451_13": "「…………」",
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"345000451_14": "「……アハハ。\\n 言われちゃったデスね……」",
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"345000451_15": "「すみません。余計な口出しをして、\\n あなたに辛い想いをさせてしまっただけになりましたね」",
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"345000451_16": "「別に気にすることないデスよ」",
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"345000451_17": "「アタシもわかっているデス。\\n アタシじゃ、調の大切な切歌にはなれないってことくらい」",
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"345000451_18": "「だからこそ、早く本物の切歌には目覚めてもらわなきゃ\\n いけないんデスよ」",
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"345000451_19": "「……あなたはそれでいいのですか?」",
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"345000451_20": "「フフン、それは愚問なのデスッ!」",
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"345000451_21": "「アタシにとっての幸せは、調が幸せであること。\\n そのためならアタシはなんだってするデスよ」",
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"345000451_22": "「たとえ、あなたが調さんに嫌われてしまっても、ですか?」",
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"345000451_23": "「それは……、\\n も、もちろんデスッ!」",
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"345000451_24": "「……そうですか」",
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"345000451_25": "「だから、早く目を覚まさなきゃダメデスよ。\\n 調が待ってるんデスからねッ!」"
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