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"342001011_0": "新たな友と共に",
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"342001011_1": "「よかった、よかったよー。\\n 消えたままだったら、どうしようかと思って……」",
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"342001011_2": "「もう、いきなりどうしたの?\\n 緊張の糸が切れちゃったのかしら」",
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"342001011_3": "「ま、まあ……心配かけたな……」",
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"342001011_4": "「終わりよければ全てよしって言うだろ?\\n ほら、鼻水出てるぞ?」",
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"342001011_5": "「うわッ!?\\n おいッ! あたしに鼻水つけるなよッ!?」",
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"342001011_6": "「うう、ごべん……」",
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"342001011_7": "「いいからまずは鼻をかめッ!」",
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"342001011_8": "「全く、お前たちが消えたせいで、\\n オレ手ずから動く羽目になってしまった……」",
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"342001011_9": "「そんなこと言って……寂しかったんじゃないですか?」",
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"342001011_10": "「マスターを1人にはしないんだゾッ!」",
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"342001011_11": "「そうね。マスターの寂しさを紛らわせるのが\\n 私たちの役目ですものね」",
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"342001011_12": "「地味に1人が苦手だからな。マスターは」",
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"342001011_13": "「――勝手にオレを寂しがり屋にするなッ!」",
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"342001011_14": "「あーし、今回はほとんどいいところナシだったわ……」",
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"342001011_15": "「最初の襲撃で消されてそのままだったワケダ」",
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"342001011_16": "「それもそうなんだけど、消された先の世界で、\\n 次に来たのが局長よッ!? なんなのよ、もうッ!」",
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"342001011_17": "「あー、局長と2人は同情するワケダ……」",
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"342001011_18": "「大変だったわね……」",
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"342001011_19": "「いいんじゃないかな、もう少し僕に優しくても。\\n あるんだよ、僕にも繊細なところが」",
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"342001011_20": "「……ここは……」",
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"342001011_21": "「――ッ!? あなたはッ!?」",
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"342001011_22": "「倒れていたんだよ、僕たちの傍にね。\\n 戻ってきたんだろう、あの光によって」",
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"342001011_23": "(この子、もしかして、並行世界の――)",
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"342001011_24": "「あなた、もしかしてジャンヌ・ダルクの子孫?」",
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"342001011_25": "「え……あ、はい。\\n 正確には、家系の、ですが……」",
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"342001011_26": "「まさか、こんな偶然が……?」",
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"342001011_27": "「あの……何か?」",
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"342001011_28": "「……妹さんは元気?」",
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"342001011_29": "「はい……元気ですけど……?\\n あの、妹の知り合いですか……?」",
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"342001011_30": "「フフ、少し縁があっただけよ。\\n こんな偶然もあるのね」",
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"342001011_31": "「2人とも、ありがとう。\\n 改めて礼を言わせて欲しい」",
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"342001011_32": "「そんなッ!?\\n わたしの方こそ、たくさん助けてもらいましたッ!」",
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"342001011_33": "「言葉だけの礼などいらん。\\n どうせならあの城をオレによこすとか、形で示せ」",
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"342001011_34": "「流石に私の一存でそれはできない。\\n 局長にでも頼んでみたらどうだ?」",
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"342001011_35": "「……あいつがそれを許可するわけないだろう」",
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"342001011_36": "「スライディング土下座で頼んだら、\\n 思わずいいって言っちゃうかも知れないよッ!」",
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"342001011_37": "「ふざけるなッ! 誰がそんなことをするかッ!」",
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"342001011_38": "「キャロルのスライディング土下座……。\\n 1度は見てみたいものだ」",
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"342001011_39": "「貴様……感謝しているのか、ケンカを売っているのか、\\n どっちなんだッ!」",
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"342001011_40": "「感謝に決まってるでしょう。\\n あなたたちのおかげで、私は前に進めたのだから……」",
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"342001011_41": "「一緒に戦えて、よかったですッ!」",
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"342001011_42": "「オレはこんな面倒ごとは二度とごめんだッ!」",
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"342001011_43": "「そうか? 悪くないチームだったと思うが。\\n いつかまたこの3人で組もう」",
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"342001011_44": "「だから、ごめんだと言っているッ!」",
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"342001011_45": "「えー、キャロルちゃん、そんなこと言わないで、\\n また一緒に組もうよー」",
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"342001011_46": "「オレに馴れ馴れしくするなッ!」",
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"342001011_47": "(……ジャネットもそうだったが、\\n 自分は良い友との出会いに恵まれているな……本当に)",
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"342001011_48": "「なんか、さっき3人で組むとか聞こえたわよね……?\\n あーし、ちょっとジェラっちゃうかも……」",
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"342001011_49": "「わたしも気持ちは同じなワケダ……」",
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"342001011_50": "「あの子、とうとうキャロルとも仲良くなっちゃったわね」",
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"342001011_51": "「あのバカは誰とでも仲良くなるからな」",
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"342001011_52": "「それがあいつのすごいところだろ?」",
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"342001011_53": "「今日は記念日ですねー。\\n マスターにお友達ができた記念ー♪」",
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"342001011_54": "「ケーキを切るならあたしの出番だゾッ!」",
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"342001011_55": "「感動で派手に涙が出そうだ……」",
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"342001011_56": "「さっきの拒否は、きっと照れ隠しですわよ」",
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"342001011_57": "「思わないかい? 美しいと。\\n 人と人との友情はね」",
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"342001011_58": "「はあ……。その、はい……」"
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