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JSON
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"342000141_0": "「……マズいわね」",
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"342000141_1": "「何がなワケダ?」",
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"342000141_2": "「私たちが大半を相手しているとはいえ、それでも全部じゃない。\\n こうしている間にも、被害は増えていってしまう」",
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"342000141_3": "「確かに、ここには貴重な研究資料もたくさんあるワケダ」",
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"342000141_4": "「それに協会の研究員たちもね。\\n 上司としては、部下の安全も考えてあげないと」",
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"342000141_5": "「なんとか敵をもっと引きつけましょう。\\n そうすれば、みんなが退避する時間も稼げるわ」",
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"342000141_6": "「つまり、派手にやっちゃえばいいのよね?」",
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"342000141_7": "「ええ。ここを壊しすぎない程度ならね」",
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"342000141_8": "「そういうことなら、遠慮なくやるワケダッ!」",
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"342000141_9": "「あ、ずるーいッ! あーしの分も残しておいてよねッ!」",
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"342000141_10": "「結構距離飛んだかな? 新記録かも」",
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"342000141_11": "「随分と景気よく吹き飛ばしたワケダ」",
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"342000141_12": "(……それにしても、先ほど聞いた光というのはなんなのだろうか?\\n この自動人形は関係ないのかしら……)",
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"342000141_13": "「ともあれ、今は数を減らさないと――」",
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"342000141_14": "「今の光ッ!? 一体なんなワケダッ!?」",
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"342000141_15": "「向こうの方よッ!」",
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"342000141_16": "「くッ……行くわよッ!」",
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"342000141_17": "「サ、サンジェルマン様ッ!」",
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"342000141_18": "「何があった?」",
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"342000141_19": "「あ、あの娘がッ!\\n 奴が光を発すると、同胞たちが消滅して――」",
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"342000141_20": "「…………」",
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"342000141_21": "「へえ……じゃあ、あんたが親玉ってこと?」",
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"342000141_22": "「仲間をどうしてくれたワケダ?」",
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"342000141_23": "「……安らかなる、神の御許へ送りました」",
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"342000141_24": "「……お前は、まさか――」",
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"342000141_25": "「…………」",
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"342000141_26": "「ジャネットかッ!?」",
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"342000141_27": "「そのような名の者ではありません」",
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"342000141_28": "(どういうことだ……?\\n 他人の空似というには余りにも……)",
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"342000141_29": "「もしかして、知っている顔?」",
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"342000141_30": "「ああ……いや――、\\n 彼女はあの時、確かに死んだはず……」",
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"342000141_31": "「落ち着くワケダ。\\n 姿形が似てるからといって、知っている者とは限らないワケダ」",
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"342000141_32": "「……ごめんなさい。そうね」",
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"342000141_33": "「それにしても、わざわざ来てくれて手間が省けたわ。\\n ご褒美あげちゃおうかしら?」",
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"342000141_34": "「不要です。あなたたちのその命こそが、\\n 神への捧げものとなるのですから……」"
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