xdutranslations/Missions/main_ls02/350000732_translations_jpn.json
2020-11-23 16:43:24 +01:00

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JSON
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{
"350000732_0": "「チッ、きりがねー……」",
"350000732_1": "「フォルテ、ヒビキ、一時撤退ッ!」",
"350000732_2": "「ああ」",
"350000732_3": "「わかった」",
"350000732_4": "「――ッ!?\\n あれは……」",
"350000732_5": "「こわいよぅ……助けて、誰か……」",
"350000732_6": "「女の子ッ!?」",
"350000732_7": "「近くの村の住人かッ!? アルカ・ノイズだらけの\\n 戦場に迷い込むとか、運のねー……」",
"350000732_8": "「ここで助けても無駄だ。\\n 見捨てて行くぞ……ッ」",
"350000732_9": "「…………」",
"350000732_10": "「……たすけ……て……」",
"350000732_11": "「――ッ!」",
"350000732_12": "「おい、てめーッ!」",
"350000732_13": "「はあ……はあ……」",
"350000732_14": "「離脱完了。でも――」",
"350000732_15": "「わざわざお荷物拾ってきやがって……」",
"350000732_16": "「…………」",
"350000732_17": "「女の子、気絶中」",
"350000732_18": "(――助けを求められた。\\n 伸ばされた手を、わたしは繋いでしまった……",
"350000732_19": "(どうして……。前に、ノイズに襲われた人々を見かけた時は、\\n 見捨ててスサオを追ったのに――",
"350000732_20": "(わたしは何を求めているの……?\\n このままで復讐を果たすことができるの……",
"350000732_21": "「ヒビキ、怖い顔。大丈夫?」",
"350000732_22": "「――うん」",
"350000732_23": "(きっと、この子たちのせいだ――)",
"350000732_24": "(仲間なんかじゃないって、思おうとしてた)",
"350000732_25": "(だけど、あの空間はどこか居心地よかったんだ)",
"350000732_26": "(わたしは温かさを、感じちゃってたんだ――)",
"350000732_27": "「おい、聞いてんのか?」",
"350000732_28": "「その場の思い付きで人助けなんてしやがって、\\n てめーは甘いんだよッ」",
"350000732_29": "「…………」",
"350000732_30": "(その通りだ。わたしには、\\n 人助けなんてしている暇はないはずなのに……",
"350000732_31": "「わかってないようだから教えてやるぜ」",
"350000732_32": "「アタシたちブリッツァーがなんで戦っているのかをなッ!」",
"350000732_33": "「フォルテ……」",
"350000732_34": "「アタシの生まれ故郷はな、終わらない戦争を続けてた。\\n ここがぬるく思えるような地獄だったぜ」",
"350000732_35": "「……ッ!」",
"350000732_36": "「親も仲間も死んで、アタシもいつ死んでもおかしくなかった。\\n そーいうもんだって思ってたんだ」",
"350000732_37": "「そんなアタシにテスラとスターリットが戦う理由を、\\n 争いのない理想郷を作る方法を教えてくれた」",
"350000732_38": "「星が枯れて、生きる糧が足りないこんな世界の中じゃ、\\n 人間は争いをやめられねー」",
"350000732_39": "「そこで人助けなんかしたってなんも変わらねーんだよッ!」",
"350000732_40": "「そのためにブリッツァーに……」",
"350000732_41": "「わかったら帰るぞ」",
"350000732_42": "「任務は諦めるの?」",
"350000732_43": "「マーカーを設置できる場所は1か所じゃねえ。\\n 算出に時間はかかるが、その間は別の世界の任務を優先すればいい」",
"350000732_44": "「余計な戦いでリスクを冒す必要はねーってことだぜ」",
"350000732_45": "「わかったら、そいつを置いて……」",
"350000732_46": "「んん……」",
"350000732_47": "「気づいた……」",
"350000732_48": "「チッ、タイミングわりー」",
"350000732_49": "「……お姉ちゃん、わたしのママとパパを助けて……ッ!」",
"350000732_50": "「さっきの場所に捕まってるの……。\\n わたし、助けに来たんだけど……無理だった……」",
"350000732_51": "「……ッ!」",
"350000732_52": "「この子、それであんなところいた……」",
"350000732_53": "「おい。まさか、助けに行くとか\\n だりーこと言わねーよな」",
"350000732_54": "「わたしは、助けに行く」",
"350000732_55": "「あぁんッ!? そーかよッ!」",
"350000732_56": "「もう、復讐のことは\\n どーだっていいんだなッ」",
"350000732_57": "「――ッ!?」",
"350000732_58": "「てめーのことは気に入らなかったが、\\n 復讐に掛ける想いは、怒りの強さは買ってたんだぜ……」",
"350000732_59": "「アタシが抱く、家族を奪ったこんな世界に対する怒りと\\n 似てるんじゃねーかってな……」",
"350000732_60": "「だけど、そんなもんかよ。\\n 見損なったぜ」",
"350000732_61": "「違う……ッ!」",
"350000732_62": "「未来を奪ったスサノオに対する怒りは、消えてないッ!\\n わたしには、未来より大切なものなんてないんだから……ッ」",
"350000732_63": "「スサノオを殺すためだけに、わたしはここにいる」",
"350000732_64": "「……だけど、この子を見捨てられないんだ」",
"350000732_65": "「正直、自分でも自分がどうしたいのかわからない。\\n ぐちゃぐちゃしてる」",
"350000732_66": "「だけど、この手を離しちゃいけない気がするんだ……ッ!」",
"350000732_67": "「……ッ!」",
"350000732_68": "「これはわたしの問題。\\n 人で行くから」",
"350000732_69": "「……そーかよ」",
"350000732_70": "「ヒビキ……」",
"350000732_71": "「手を離さない、か……」",
"350000732_72": "(……あの時。アタシが地獄から救い出された時に、\\n スターリットが言ったのと同じ言葉を……"
}