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"346000911_0": "陽だまり翳りて",
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"346000911_1": "「ヒナ、飾りつけはばっちりだよ」",
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"346000911_2": "「ケーキもですわ」",
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"346000911_3": "「もちろん、オリジナルのバースデーソングも用意したわよッ!」",
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"346000911_4": "「アニソンの替え歌?」",
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"346000911_5": "「フフフ……当然ッ!」",
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"346000911_6": "「みんな、協力してくれてありがとう」",
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"346000911_7": "「わたしたちが立花さんと仲良くなりたかったからですわ」",
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"346000911_8": "「それと、あなたの友達愛に、\\n つい協力したくなったっていうのもあるわね」",
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"346000911_9": "「え……?」",
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"346000911_10": "「そうそう。『どうやったら喜んでくれるかな』って\\n 1人で悩みに悩んでたもんね」",
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"346000911_11": "「わたし、そんなに悩んでた……?」",
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"346000911_12": "「はい。\\n きっと、立花さんのことが大好きなんだなって思いましたわ」",
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"346000911_13": "「でも安心してッ!\\n わたしたちが協力したんだから絶対に成功するわッ!」",
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"346000911_14": "「うんッ! そうだね」",
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"346000911_15": "(今日は1年に一度、響の生まれた大切な日。\\n 響に、改めてありがとうって伝えたい)",
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"346000911_16": "(わたしを、大切だって言ってくれること。お日様みたいに\\n あったかいひかりで、わたしを包んでくれること――)",
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"346000911_17": "(響……どんな顔をするだろう。\\n 喜んでくれるといいな……)",
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"346000911_18": "「な、なに……ッ!?」",
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"346000911_19": "「まさか……」",
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"346000911_20": "「ノイズ――じゃないッ!?」",
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"346000911_21": "「一体……」",
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"346000911_22": "「や、やめ……うああああああッ!?」",
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"346000911_23": "「人が……消されて……」",
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"346000911_24": "「嘘……、なんで? 一体なんなのよッ!?」",
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"346000911_25": "「……響……ッ!」",
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"346000911_26": "「邪魔を――するなッ!」",
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"346000911_27": "「電話が繋がらない……なんでッ!?」",
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"346000911_28": "(未来……未来ッ!\\n お願いッ! 無事でいて――)",
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"346000911_29": "(立花は冷静さを失っている――しかし無理もない。\\n 小日向の危機とあっては……)",
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"346000911_30": "(今は何より、早く小日向のもとへ\\n 立花をたどり着かせなくては――)",
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"346000911_31": "「立花ッ! これを使って先に――ッ!」",
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"346000911_32": "「――フライボードッ!?」",
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"346000911_33": "「ああ、わたし用だが、立花の運動神経なら\\n 乗りこなせるはずだッ!」",
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"346000911_34": "「もしものときの離脱用にと用意していたのだが、\\n 今はこれを使って、一刻も早く、小日向のもとへッ!」",
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"346000911_35": "「翼さん――ありがとうございますッ!」",
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"346000911_36": "「行けッ! 立花ッ!」",
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"346000911_37": "「立花に追いつけないとみて、\\n わたしにターゲットを変えたか……」",
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"346000911_38": "(1人で戦うには厳しい……しかし、わたしがレーベンガーを\\n 引きつけておくほど、立花と小日向は安全になるはずだ……)",
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"346000911_39": "「戦友の……大事な者の命が懸かっている。\\n なれば、わたしも命を賭してこの場を死守しようッ!」"
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