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{
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"313000922_0": "「まだだッ!\\n 同胞たちよ、玉手箱を取り返せッ!」",
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"313000922_1": "「そうは――」",
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"313000922_2": "「させるかデェェェスッ!」",
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"313000922_3": "「くッ、邪魔を――ッ!」",
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"313000922_4": "「するに決まってるだろッ!」",
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"313000922_5": "「おいッ! こっちはあたしらでなんとかするッ!\\n そいつはお前がなんとかしろッ!」",
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"313000922_6": "「うんッ!」",
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"313000922_7": "(そうだ……わたしだって未来に救われたんだ。\\n だから、今度はわたしが未来を救うんだッ!)",
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"313000922_8": "「どうしよう……ごめん、開かない……。\\n みんな、ごめんなさい……」",
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"313000922_9": "「未来ッ! 聞いてッ!」",
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"313000922_10": "「響……?」",
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"313000922_11": "「あのね……任務で出かけるのはしょうがないことなんだけど、\\n その、えーと……」",
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"313000922_12": "「……」",
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"313000922_13": "「お、お土産買ってくるからッ!」",
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"313000922_14": "「さすがにそれでなんとかなるわけないだろッ!」",
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"313000922_15": "「余所見とは余裕だなッ!」",
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"313000922_16": "「ぐ……ちッ、なかなかやるなッ!」",
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"313000922_17": "「えーと……」",
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"313000922_18": "「響……ごめんね。折角の夏休みに、\\n 楽しい思い出を沢山作りたいのに……」",
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"313000922_19": "「もうすぐ響と離れ離れになるって思うと……。\\n ちょっとだけ寂しいって思っちゃうの」",
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"313000922_20": "(ちょっとだけ……?)",
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"313000922_21": "「……うん、わたしも寂しいよ。\\n でも、この力が誰かの助けになるのなら――」",
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"313000922_22": "「わたしは、行かなくっちゃって思うんだ」",
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"313000922_23": "「わかってる……。\\n でも、それでも……」",
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"313000922_24": "「はぁ、はぁ…<speed=0.5>…</speed>いい加減、倒れろっての……」",
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"313000922_25": "「それは、こっちの、台詞だ……」",
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"313000922_26": "「真打ち登場デースッ!」",
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"313000922_27": "「あとはあなただけ……」",
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"313000922_28": "「なッ……同胞たちがッ!?\\n なるほど……オマエタチをなめていたらしい」",
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"313000922_29": "「いいだろう。我の更なる力を見るがいいッ!」",
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"313000922_30": "「あのね、未来……夏休みはそれで終わりじゃないよッ!」",
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"313000922_31": "「……終わりじゃない?」",
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"313000922_32": "「うん、だって未来との夏休みを、離れ離れの思い出なんかで\\n 終わらせたりなんてしたくないからッ!」",
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"313000922_33": "「花火、一緒に見ようって約束したよねッ!\\n だから、すぐに帰ってくるよッ!」",
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"313000922_34": "「花火……」",
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"313000922_35": "「や、やるな……ここまで我を追い詰めたのは、\\n オマエタチが初めてだ……」",
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"313000922_36": "「なんなんだよ……コイツの無駄なタフさは……」",
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"313000922_37": "「ステータスを体力に全フリしてるデス……」",
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"313000922_38": "「いつの間にか魚人たちも復活し始めてる……」",
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"313000922_39": "「まだ倒れぬッ! 我らは無敵なのだッ!」",
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"313000922_40": "「やっぱり、あの玉手箱を開けない限り、\\n 魚人を完全に倒すことはできないんじゃないデスか?」",
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"313000922_41": "「うん、わたしもそう思う」",
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"313000922_42": "「ちッ、やっぱ頼みの綱は、あいつらってことかッ!」",
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"313000922_43": "「そう、花火の約束。\\n このままじゃ、ずっと叶わなくなっちゃう」",
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"313000922_44": "「……響と、花火……」",
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"313000922_45": "(響と離れるのはイヤ。\\n でも、このままじゃ花火の約束が……)",
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"313000922_46": "「それに、わたしは夏だけじゃなくて、秋も、冬も、春も、\\n その先もずっと、未来といろんな思い出を作っていきたいッ!」",
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"313000922_47": "「だから、一緒にミライへ行こう?\\n 未来となら、全部楽しいハズだからッ!」",
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"313000922_48": "「一緒にミライへ……」",
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"313000922_49": "(……行きたい。\\n わたしも……響と一緒にッ!)",
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"313000922_50": "「……響、玉手箱を開けようッ!」",
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"313000922_51": "「うんッ! やろうッ!」",
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"313000922_52": "「もう怖くない……。\\n ――だってわたしと響にはミライがあるからッ!」",
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"313000922_53": "「開っけえええええ――ッ!」",
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"313000922_54": "「この光は、まさか――」",
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"313000922_55": "「玉手箱が、開いたッ!」",
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"313000922_56": "<size=40>「――ぐあああああああああッ!!」</size>",
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"313000922_57": "「やっと、終わった……」",
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"313000922_58": "「最後まで疲れさせられたデース……」",
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"313000922_59": "「でも、これで解決ですね<speed=0.5>。</speed>\\n ……あ、日付が変わりました」",
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"313000922_60": "「やったね、未来ッ!\\n 繰り返してないよッ!」",
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"313000922_61": "「うん、そうだねッ!」",
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"313000922_62": "「響、本当にありがとう……。\\n 響がいたから、わたしはミライに希望を持てたの」",
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"313000922_63": "「わたしだって。未来が一緒に手伝ってくれるから、\\n 宿題だってやる気になれた」",
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"313000922_64": "「響、海外任務頑張ってね。わたし待ってるから」",
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"313000922_65": "「うん、約束のために、\\n ちゃちゃっと終わらせてすぐ戻ってくるからね」",
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"313000922_66": "「じー……」",
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"313000922_67": "「なあ……今回一番苦労したのってあいつらじゃなくて、\\n もしかしてあたしらなんじゃないか?」",
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"313000922_68": "「なんか疲れが増してきたデス……」",
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"313000922_69": "「あ、響。このまま少し歩かない?\\n 2人で海を見ながらとか」",
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"313000922_70": "「いいねッ! それじゃあ、手を繋いで行こう」",
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"313000922_71": "「うん」",
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"313000922_72": "「既に2人の世界に入りっぱなしデース……」",
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"313000922_73": "「ん? あれ?\\n どうしたのクリスちゃん、そんな怖い顔して」",
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"313000922_74": "<size=40>「……お前ら、マジで大概にしろッ!!」</size>"
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