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"313000522_0": "「ふう、どうにか倒せたかな……」",
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"313000522_1": "「未来、大丈夫？ 顔色が良くないけど。\\n さっきだって、様子がおかしかったし」",
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"313000522_2": "「平気……だよ、響」",
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"313000522_3": "「とにかく、一旦ふらわーに戻ろう。\\n クリスちゃんたちもそろそろ戻ってるだろうし」",
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"313000522_4": "「そう、だね」",
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"313000522_5": "「じゃあ、はい」",
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"313000522_6": "「え……」",
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"313000522_7": "「手を繋いで、一緒に帰ろう」",
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"313000522_8": "「……うん」",
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"313000522_9": "「それでね、またしても魚人が出たんだ」",
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"313000522_10": "「なんと、こいつは油断できないデスッ！」",
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"313000522_11": "「…………」",
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"313000522_12": "「でも、島の人たちに被害がなくてよかった」",
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"313000522_13": "「それよりもッ！\\n 今夜のスペシャルなお夕食はなんデスかッ！？」",
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"313000522_14": "「スペシャルってわけじゃないけど、\\n あたしお手製のジャンボハンバーグだよ」",
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"313000522_15": "「おおッ！\\n …………え？」",
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"313000522_16": "「ん？ どうかしたか？」",
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"313000522_17": "「……ううん。なんでもないよッ！\\n いいよねー、ハンバーグッ！」",
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"313000522_18": "「連続でも全然飽きないよッ！」",
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"313000522_19": "「連続でもって、いつハンバーグ食べたんだよ？」",
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"313000522_20": "「……え？」",
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"313000522_21": "「まさか、アタシたちの知らない所で……。\\n それは、ズルいデスよッ！」",
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"313000522_22": "「でも、確かにこのハンバーグなら、毎日でも食べたいかも」",
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"313000522_23": "「もう、お世辞言ったって、何も出やしないよ。\\n ……でも、今回はデザートでも用意してこようかねえ」",
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"313000522_24": "「それは、楽しみデースッ！」",
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"313000522_25": "「え、え…………あれ？ あれ？」",
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"313000522_26": "「どうかしたデスか？ 鳩が豆大福食らったみたいな\\n 顔になってるデスよ？」",
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"313000522_27": "「いや、それただの食事中の顔だろ……」",
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"313000522_28": "「えーと、みんなでわたしをからかってる？」",
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"313000522_29": "「からかってるってなんのことだ？\\n お前、今日ちょっとおかしいぞ？」",
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"313000522_30": "「……クリス、今日そっちは何かあった？」",
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"313000522_31": "「な、なんでピンポイントであたしに聞くんだよッ！」",
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"313000522_32": "「スルドイ」",
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"313000522_33": "「あったデスよねー」",
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"313000522_34": "「実は、誰かを助けるという強い想いがあれば、\\n 心象変化を起こせるんじゃないかと考えてデスねッ！」",
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"313000522_35": "「切ちゃんのアイデアに、クリス先輩がひと肌脱いでくれたんです。\\n そしたら――」",
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"313000522_36": "「もしかして、水着が流されちゃったとか？」",
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"313000522_37": "「なんでわかったんデスかッ！？\\n もしかして、クリス先輩はいつも海に入ると……」",
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"313000522_38": "「そうだったんだ……」",
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"313000522_39": "「そんなわけあるかッ！ こんなこと初めてだってのッ！」",
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"313000522_40": "「え？ あれ……？」",
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"313000522_41": "「おばちゃんのご飯、美味しすぎて犯罪的だよ。\\n 今日も食べすぎて、お腹パンパン」",
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"313000522_42": "「おお、見事なドラム缶ボディというやつデス」",
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"313000522_43": "「そ、そこまで丸くないからッ！」",
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"313000522_44": "「でも、美味しいご飯だから、食が進みすぎて困るのは本当です」",
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"313000522_45": "「さて、食事が終わったところで、\\n 寝る前にやるべきことをやらないとな」",
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"313000522_46": "「はあ……、考えないようにしてたけど……。\\n やっぱりやるんだよね」",
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"313000522_47": "「当たり前でしょ？」",
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"313000522_48": "「それは、つまり……まさか」",
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"313000522_49": "「デデデデース。最強の敵が……とうとう現れたデス」",
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"313000522_50": "「でも、昨日、結構進められたし、\\n そんなに怖がらなくても…………え」",
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"313000522_51": "「えッ！？ は、白紙ッ！？\\n なんでッ！？ どうしてえええッ！？」",
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"313000522_52": "「ちゃんと昨日やったのに、真っ白になってるッ！」",
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"313000522_53": "「きっと夢の中でやった気になってたんデスね」",
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"313000522_54": "「夢に見るくらい、恐怖の対象だったんですね」",
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"313000522_55": "「夢は夢、現実をしっかり受け止めろ」",
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"313000522_56": "「なんでッ！？ どうしてッ！？」",
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"313000522_57": "（これって、やっぱり――）",
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"313000522_58": "「――海人たちよ」",
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"313000522_59": "「長らく屈辱に甘んじてきた、海人たちよ」",
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"313000522_60": "「我々はあまりに永く……奪われてきた」",
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"313000522_61": "「今こそ時が来たのだ。こうして再び現世に戻ることができた」",
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"313000522_62": "「立ち上がる時が来たのだ。奪い返す時が来たのだ」",
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"313000522_63": "「勝利を、自由を、栄光を、我々の国を」",
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"313000522_64": "「武器をかざせ。\\n この時を永遠とするために戦うのだ、同胞たちよッ！」",
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"313000522_65": "「２度と――」",
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"313000522_66": "「２度と封じ込められてなるものか――ッ！」"
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