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2020-12-25 21:31:19 +01:00

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{
"352000311_0": "反転攻勢",
"352000311_1": "「ここは?」",
"352000311_2": "「わたしのお城。\\n 人類戦線の研究開発室だよー」",
"352000311_3": "「お城……には見えませんが?」",
"352000311_4": "「そうかな?\\n キラキラしたものいっぱいあるのにー」",
"352000311_5": "「キラキラっていうか、片付いていないっていうか、\\n 工具や資料が散乱していて……えっと、この本は――」",
"352000311_6": "「長峰真弓著『怪鳥と遭遇した日』?」",
"352000311_7": "「ギャオスについて書いてある本。\\n それはお気に入りなんだー」",
"352000311_8": "「あーそうそう、この部屋は自由に見ていいけど、\\n 他の研究室はなるべく入らないでね」",
"352000311_9": "「やはり、手を触れてはいけない物などが\\n 置いてあるのでしょうか」",
"352000311_10": "「というよりも見て気持ちのいいモノじゃない、\\n っていうのが理由かなー」",
"352000311_11": "「資料として、20年前の怪獣の遺骸が\\n そのまま保管してあるんだ」",
"352000311_12": "「確かに、それはあまり見たくないですね……」",
"352000311_13": "「それで協力してほしいことってなんだ?」",
"352000311_14": "「それは少し待って。\\n その前にー」",
"352000311_15": "「ギャオスとの戦いでシンフォギアの力に違和感が出る原因、\\n 知りたくなーい」",
"352000311_16": "「――ッ!?」",
"352000311_17": "「何かわかったのかッ!?」",
"352000311_18": "「うん」",
"352000311_19": "「ギャオスのあの攻撃だけど、\\n アレはね、『超音波メス』っていうんだよ」",
"352000311_20": "「超音波……レーザーじゃないの?」",
"352000311_21": "「見た目はレーザーだけど、\\n アレは、可視できる音波なの」",
"352000311_22": "「音波は、空気の振動、\\n そして、シンフォギアの歌も空気の振動で伝わるよね」",
"352000311_23": "「つまりギャオスの出す音波で、わたしたちの歌が妨害されていたと?」",
"352000311_24": "「そういうことー」",
"352000311_25": "「歌の妨害……。納得。\\n 戦っている時、まさにそんな感じだったから」",
"352000311_26": "「では、その超音波メスを撃たれる前に\\n 倒せばいいってことですか」",
"352000311_27": "「いや、1体ならともかく、あれだけの数が相手だと、\\n さすがにそれは厳しいな……」",
"352000311_28": "「ギャオスは群れでいることも多いからねー。\\n すべて超音波メスを出させる前に倒すのは難しいんじゃない」",
"352000311_29": "「その通りだ。実際に経験しているからな」",
"352000311_30": "「では、どうすれば……?」",
"352000311_31": "「だから、わたしの実験に協力してほしいのッ!」",
"352000311_32": "「実験?」",
"352000311_33": "「わたしは前から、怪獣が残したものを使って、\\n 怪獣たちと交感できる装置の研究をしていたの」",
"352000311_34": "「交感……そんなことできるのか?」",
"352000311_35": "「『草薙浅黄』――」",
"352000311_36": "「過去にガメラと交感していた人間だよ。\\n わたしは、その人の事例を参考にして研究してるんだー」",
"352000311_37": "「昔にも真琴さんみたいな人がいたんだ……」",
"352000311_38": "「それで、実際どうやるんだ?」",
"352000311_39": "「簡単に説明するよー。\\n えーとねー」",
"352000311_40": "「過去の戦いで怪獣から剥離した肉片の一部を使い、\\n そこに残っている微弱な電気信号を解析してデータ化――」",
"352000311_41": "「そして、人の脳から発する電気パルスと結合させて――」",
"352000311_42": "「待て待て待て……」",
"352000311_43": "「どうしたのー?」",
"352000311_44": "「全然わからん」",
"352000311_45": "「えー……」",
"352000311_46": "「それとお前……ただの不思議ちゃんだと思っていたけど、\\n めちゃくちゃ頭よかったんだな」",
"352000311_47": "「うん、なんだかエルフナインちゃんみたい……」",
"352000311_48": "「わたしと変わらない歳なのに、真琴さんすごいです」",
"352000311_49": "「おおー、わたし褒められてるー」",
"352000311_50": "「それで、すまないが、\\n わかりやすく、かいつまんで聞かせてもらえないだろうか」",
"352000311_51": "「了解、了解ー」",
"352000311_52": "「まあつまり、そういう研究が好きでいろいろやってきたんだけど、\\n いまいち、成果が上がらなかったんだー」",
"352000311_53": "「お父さんもいい加減にしろッ!ってうるさいしー」",
"352000311_54": "「…………」",
"352000311_55": "「でもね、希望が見えたの」",
"352000311_56": "「希望……?」",
"352000311_57": "「この前クリスが歌を唄ったでしょう?\\n その時、ガメラの鱗が反応したの」",
"352000311_58": "「あたしの歌に?」",
"352000311_59": "「そうそう、それに今日の戦いでも確かに反応してたんだ」",
"352000311_60": "「この鱗が反応するってことはガメラは生きてるし、\\n 意思疎通もできるってことッ」",
"352000311_61": "「なんでそうなるのかわからねーけど……。\\n まあいいか……」",
"352000311_62": "「だからね、みんなの歌は特別なんだと思うッ!\\n 解明できれば交感機だって完成させられるはずだよッ」",
"352000311_63": "「言ってることが無茶苦茶過ぎて\\n あたしにはよくわからないな」",
"352000311_64": "「わからなくても大丈夫だよー。\\n もう一度、歌を唄ってくれれば証明できるから」",
"352000311_65": "「あたしが唄うのか?」",
"352000311_66": "「うん、お願いッ!」",
"352000311_67": "「乗りかかった船だ、雪音」",
"352000311_68": "「雪音さん、お願いします」",
"352000311_69": "「クリス……」",
"352000311_70": "「はあ……。\\n 仕方ない、回だけだからな……」",
"352000311_71": "「ありがとうッ!」",
"352000311_72": "「録音もばっちりしないとね。\\n 前よりもクリアに、高音質で……」",
"352000311_73": "「ん? なんか言ったか?」",
"352000311_74": "「ううん、気にしないでー」",
"352000311_75": "「やっぱりッ! ほら見て、ガメラの鱗が反応したッ!」",
"352000311_76": "「わたしたちの歌に反応するとは\\n どういう原理なんだ」",
"352000311_77": "「原理はどうでもいいんだよ。\\n この鱗、ガメラの残滓が反応したってことが重要なの」",
"352000311_78": "「でも、反応したのは一瞬だったよな」",
"352000311_79": "「もしかしたら、クリス以外の歌にも反応するかも。\\n よしッ 他のみんなも唄ってみようー」",
"352000311_80": "「なんだか、完全にイニシアチブ取られているような……」",
"352000311_81": "「とりあえず、順番にやってみようか」",
"352000311_82": "「ああ」"
}