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2020-12-25 21:31:19 +01:00

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{
"351000912_0": "「このギア、なかなかの火力だな。\\n こいつがあればッ」",
"351000912_1": "「少しずつではあるが、草体に近づいている。\\n このままガメラと共に進むぞッ」",
"351000912_2": "「はいッ!」",
"351000912_3": "「み、みなさんッ!\\n 向こうから黒い影がこちらに迫ってきてますッ」",
"351000912_4": "「まさか――」",
"351000912_5": "「嘘……、あれ全部レギオンなのッ!?」",
"351000912_6": "「草体を護るために集まってきたのか?\\n それにしても、なんて数だ……」",
"351000912_7": "「……あたしは、絶対諦めねーぞッ!」",
"351000912_8": "「砲撃ッ!? どこから――」",
"351000912_9": "「あそこだ、人類戦線の者たちだッ!」",
"351000912_10": "「すごい数の兵士さんが……」",
"351000912_11": "「うおおおおお――ッ!」",
"351000912_12": "「進めッ! 彼女たちに後れを取るなッ!」",
"351000912_13": "「ガメラ、みんなーッ! 助けに来たよーッ!」",
"351000912_14": "「真琴さんッ!?」",
"351000912_15": "「だけど、人類戦線って、\\n まだあんなに戦力残っていたのか」",
"351000912_16": "「いや、そんなはずは……」",
"351000912_17": "「それはねー。\\n クリスのファンが駆けつけてくれたんだよー」",
"351000912_18": "「はあ?」",
"351000912_19": "「人類戦線の他の支部からの援軍だ。\\n 君たちと共に戦いたいと集まって来たのだ」",
"351000912_20": "「まさかの援軍……。\\n これなら希望はあるぞッ」",
"351000912_21": "「でも、雪音さんのファンというのは……?」",
"351000912_22": "「あの歌だよ。クリスが人類戦線で唄った歌。\\n あの歌で勇気をもらったんだってッ」",
"351000912_23": "「無論、それだけが理由ではないだろうが、\\n あの歌が我々、人類戦線の活力になったのは事実だ」",
"351000912_24": "「…………」",
"351000912_25": "「やったな雪音。\\n 顔を真っ赤にしてないで、手でも振ってやったらどうだ」",
"351000912_26": "「そんな場合じゃねーだろッ!\\n あいつ、勝手に人の歌をバラまきやがってッ」",
"351000912_27": "「フフ、でもなんだか……」",
"351000912_28": "「はい、これならいくらでも戦えるような気がしますッ!」",
"351000912_29": "「ガメラ、お前は1人じゃねーぞッ!\\n あたしらがついてるッ」",
"351000912_30": "「ガメラに通じてるのかな……?」",
"351000912_31": "「フッ、さあな。\\n だが、通じてると思ってもいいだろう」",
"351000912_32": "「はい、わたしは通じていると思います」",
"351000912_33": "「――ッ!? 」",
"351000912_34": "「この感覚は――」",
"351000912_35": "「よし、行くぞ――ッ!」",
"351000912_36": "「待て、雪音ッ!」",
"351000912_37": "「どうした、先輩?」",
"351000912_38": "「何かが……来るッ!」",
"351000912_39": "「下からだッ! みんな、さがれッ!」",
"351000912_40": "「な――」",
"351000912_41": "「なんだ……、\\n この巨大な……」",
"351000912_42": "「総員、緊急退避だッ! 急げッ!\\n 押しつぶされるぞッ」",
"351000912_43": "「先輩の警告がなかったらヤバかったな……」",
"351000912_44": "「うん、でも、地中から出てきたけど……」",
"351000912_45": "「これもレギオンなんでしょうか?\\n 他のとは比べ物にならないくらい大きいですよ」",
"351000912_46": "「ああ、間違いない、これはレギオンだ」"
}