better seperation of custom assets seperation of enabled quests based on language yes i enabled all of the japanese quests
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"400000111_0": "異変",
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"400000111_1": "(……やっぱり、気になります)",
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"400000111_2": "(時間もあるし、少し読み返してみましょう)",
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"400000111_3": "(櫻井了子さんが残したものにボクがこれまで加筆してきた、\\n ギャラルホルンに関するレポートを――)",
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"400000111_4": "(まず、ギャラルホルンとは何か――)",
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"400000111_5": "「ギャラルホルンとは――、\\n 並行した世界と世界を繋ぐ完全聖遺物である」",
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"400000111_6": "「並行世界の危機を察知し、アラートによってそれを知らせ、\\n その世界との道を繋ぐ機能を有する」",
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"400000111_7": "(……。ですが、そもそもギャラルホルンは、\\n 一体何を目的として造られたのか……)",
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"400000111_8": "(自分たちの世界だけではどうにもできない危機を\\n 解決するためでしょうか)",
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"400000111_9": "(でも、並行世界を繋ぐなんて簡単に言っても、\\n その実在をどうやって事前に検証したのでしょう)",
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"400000111_10": "(ギャラルホルンが造られた時代では、\\n 並行世界の観測ができていた?)",
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"400000111_11": "(いえ。もしかすると、当時、並行世界をも巻き込んだ、\\n なんらかの事象があったのでは……?)",
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"400000111_12": "(これまでに繋がってきた各並行世界を詳しく調査すれば、\\n 何か共通点がみつかるかもしれません)",
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"400000111_13": "(ボクも現地へ行けたなら、調べることができるのに……)",
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"400000111_14": "「ギャラルホルンによって開かれたゲートと道は固定化され、\\n 危機を解決した後も、各世界との接点となり続ける」",
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"400000111_15": "「だがその道は聖遺物を介さなくては通ることはできず、現状に\\n おいて聖遺物を纏う装者のみ、行き来することが可能である」",
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"400000111_16": "(そう……。この点も、腑に落ちません)",
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"400000111_17": "(どうして並行世界の道を通るのに、聖遺物を必要とするのか……)",
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"400000111_18": "(並行世界の間に存在する時空連続面の断層や\\n 位相差などの障壁から身を護るため?)",
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"400000111_19": "(それとも、他の理由から道を通れる者を\\n 限定する必要があったのでしょうか?)",
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"400000111_20": "(異常を治めるための能力を持った者を選別するためではないか\\n ――と、櫻井了子さんの残したレポートでは推察されていますが……)",
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"400000111_21": "(逆に、通過の必要条件とすることで、特定の世界に\\n 恣意的に聖遺物を集めることが目的だったという可能性も……?)",
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"400000111_22": "(わかりません……)",
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"400000111_23": "「これらの並行世界では、カルマノイズと呼称される、\\n 主に黒色の外観をした、特殊なノイズが確認されている」",
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"400000111_24": "「通常のノイズと比較にならない戦闘力を有するだけでなく、\\n 生半可な損傷は瞬時に修復する超回復能力をも有している」",
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"400000111_25": "「更には周辺の生物に負の感情を促進する瘴気を巻き散らす、\\n 非常に特殊な性質を持った変異体である」",
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"400000111_26": "「この瘴気に常人が触れた場合、負の感情が昂進され、他者への\\n 攻撃性が高まる他、最悪、自我崩壊へと至る危険性もある」",
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"400000111_27": "「装者であればこの精神汚染に耐えられるが、破壊衝動を制御し\\n 力を発揮するイグナイトモジュールとの相性は最悪である」",
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"400000111_28": "(そう、カルマノイズの撃退が容易でない理由が、これです)",
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"400000111_29": "(破壊衝動は装者の理性を蝕み、最悪、前に並行世界で出会った\\n 響さんのように、暴走状態を引き起こす危険性すらあります)",
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"400000111_30": "(それ故に、カルマノイズはイグナイト以外の、しかも\\n 通常のギアより強力な力によって撃退しなければならなかった)",
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"400000111_31": "(それこそS2CAやエクスドライブなどの特殊な手段)",
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"400000111_32": "(もしくは、複数人の装者同士による密な連携――)",
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"400000111_33": "「これらのカルマノイズの起源については、目下不明である」",
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"400000111_34": "(ある並行世界においては、ソロモンの杖による制御コマンドを\\n 受け付けなかったという報告もありました)",
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"400000111_35": "(これは通常のノイズの変異というより、アルカ・ノイズの\\n ような、別の生成過程をもつ個体群である可能性が高いのでしょうか?)",
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"400000111_36": "(この点は留意しておいたほうがいいかもしれません)",
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"400000111_37": "(それにしても、\\n ギャラルホルンとカルマノイズの関係性も不可解です……)",
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"400000111_38": "「このカルマノイズの出現と、ギャラルホルンのアラートの\\n 間には、強い相関が認められている」",
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"400000111_39": "「多くのケースでは、アラートと共に繋がった並行世界で\\n カルマノイズの発生が認められている」",
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"400000111_40": "「また、出現したカルマノイズを撃破することで、\\n ギャラルホルンのアラートの沈黙が確認されている」",
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"400000111_41": "(どうしてギャラルホルンはカルマノイズの存在に\\n 反応するんでしょうか……)",
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"400000111_42": "(カルマノイズの発生をギャラルホルンが検知することで、\\n アラートが発せられている……?)",
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"400000111_43": "(でも、こちらの世界の装者が辿り着いてから、\\n その存在が確認されたケースもあります)",
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"400000111_44": "(ギャラルホルンがカルマノイズの発生を事前に予見していて、\\n 次元を超える上に時間も超越する存在だとしたら……)",
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"400000111_45": "(……流石にそれは飛躍しすぎでしょうか。並行世界間の\\n 相対時間に大きなズレは確認されていないようですし)",
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"400000111_46": "(該当ケースでは既にカルマノイズは発生していたものの、\\n たまたま観測されていないだけだったのでしょうか)",
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"400000111_47": "(それとも、カルマノイズとは別の何かに\\n ギャラルホルンが反応している……?)",
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"400000111_48": "(……やっぱりわかりません)",
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"400000111_49": "(でも、表層的な事象を繋いだだけで、何か重要な\\n ことを見落としているような、そんな予感がします……)",
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"400000111_50": "(神話世界で終末の始まりを告げる角笛とされる、\\n ギャラルホルン――)",
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"400000111_51": "(それが告げる『終末』とはカルマノイズのことなのでしょうか。\\n それとも――)",
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"400000111_52": "「ギャラルホルンがアラートをッ!?」",
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"400000111_53": "「今度は一体、どこで……?」",
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"400000111_54": "「えッ!? これは――ッ!!」",
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"400000111_55": "「お待たせしましたッ!」",
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"400000111_56": "「うむ、全員集まったようだな」",
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"400000111_57": "「何が起こったのですか?」",
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"400000111_58": "「ギャラルホルンのアラートが再び発せられたんです」",
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"400000111_59": "「ギャラルホルンが……?」",
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"400000111_60": "「今回はどんな世界に繋がったんだ?」",
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"400000111_61": "「今、座標を特定しているところなのですが……」",
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"400000111_62": "「今回は誰が行くことになるの?」",
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"400000111_63": "「並行世界の座標が特定し次第、それを決めたい。\\n もう少し待ってくれ」",
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"400000111_64": "「わかりましたッ!」",
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"400000111_65": "(ギャラルホルンの座標が……?\\n これは、一体……)",
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"400000111_66": "「えッ!?」",
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"400000111_67": "「今度はどうしたッ!」",
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"400000111_68": "「はい、今度はノイズの反応が、我々の世界で――」",
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"400000111_69": "「待ってッ!\\n この反応は、ノイズでもアルカ・ノイズでもない――」",
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"400000111_70": "「まさか、これって、カルマノイズッ!?」",
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"400000111_71": "「なんだとッ!?」",
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"400000111_72": "「わたしたちの世界にカルマノイズが?」",
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"400000111_73": "「みたいだな。\\n だが、あたしらが揃っている時でまだ良かった」",
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"400000111_74": "「違いない」",
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"400000111_75": "「師匠、すぐ出撃しますッ!」",
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"400000111_76": "「ああ。頼んだ。\\n 並行世界のことは、こっちの問題が解決してからとする」",
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"400000111_77": "「了解デスッ!」"
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