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JSON
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{
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"326001011_0": "繋ぎ止められた心",
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"326001011_1": "「電界顕微観測鏡ですが、修復は難しいです……」",
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"326001011_2": "「あの子、派手に飛び出したもの。\\n しょうがないわ」",
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"326001011_3": "「でもこれで、装置が1つ使えなくなってしまいましたね」",
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"326001011_4": "「……となると、装置でアクセスできる人数が\\n 2人に減ったということか」",
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"326001011_5": "「より厳しくなるってことだな」",
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"326001011_6": "「ごめんなさい……」",
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"326001011_7": "「エルフナインのせいじゃないわ。\\n 気にしないで」",
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"326001011_8": "「そうデスよ」",
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"326001011_9": "「壊れたのは事故」",
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"326001011_10": "「それで、結局この装置を使ってどうすればいいんだ?」",
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"326001011_11": "「響さんの仮想脳領域を進んで、響さんを蝕む異物を\\n 探してほしいんです」",
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"326001011_12": "「それが作用する場所がわかれば、なんらかの対処を\\n することができるようになるかもしれないので……」",
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"326001011_13": "「了解。\\n さ、あと1人は誰だ?」",
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"326001011_14": "「行く気まんまんだな……」",
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"326001011_15": "「そりゃね。そのために来たんだし」",
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"326001011_16": "「そうですね。それなら、わたしが――」",
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"326001011_17": "「――いや、あたしが行く。\\n 中の様子を知っているやつがいた方がいいだろ」",
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"326001011_18": "「雪音、それならわたしでも――」",
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"326001011_19": "「さっきの戦いであいつと接近戦をしていたんだ。\\n 先輩はあたしより消耗しているんじゃないか?」",
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"326001011_20": "「……確かにそうだが」",
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"326001011_21": "「いいから今回はあたしに任せておけって」",
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"326001011_22": "「決まりだな。じゃ、よろしく頼む」",
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"326001011_23": "「ああ」",
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"326001011_24": "「ここは……ロンドン?\\n 本物そっくりだ」",
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"326001011_25": "「そっちのロンドンもこんな感じなのか?」",
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"326001011_26": "「まあね。でもよく見ると細部は違うかもな。\\n それにしても、ロンドンがスタートだなんてね」",
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"326001011_27": "「聞いた話だと、アクセスした際の開始地点が\\n 更新されることがあるらしい」",
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"326001011_28": "「それに倣って名前を付けるなら、\\n ここが3階層目ってところだろうな」",
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"326001011_29": "「その階層はどこまであるかわからないんだろ?」",
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"326001011_30": "「ああ。――それより、早速敵みたいだ」",
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"326001011_31": "「アルカ・ノイズか」",
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"326001011_32": "「ここまでは普通のノイズだったはずなんだけどな」",
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"326001011_33": "「なんでもいいさ。倒して進むだけだろ?」",
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"326001011_34": "「当然ッ!」",
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"326001011_35": "「Croitzal ronzell gungnir zizzl――」",
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"326001011_36": "「さあ、戦闘開始だッ!」"
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} |