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"326000121_0": "「こんにちはッ!」",
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"326000121_1": "「お邪魔するわよ」",
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"326000121_2": "「あら、2人ともいらっしゃい」",
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"326000121_3": "「よく来てくれたな」",
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"326000121_4": "「……あれ? わたしたちギャラルホルンのアラートが\\n あったから来たんですけど――」",
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"326000121_5": "「……落ち着いているわね。\\n もしかして、もう倒したのかしら?」",
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"326000121_6": "「いや、流石に奏1人でそれは難しい。\\n しかし、先ほどの対処については完了した」",
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"326000121_7": "「……興味深いわね。\\n 一体何をしたの?」",
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"326000121_8": "「フフ……それでは私から説明しましょうか」",
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"326000121_9": "「……なるほど、カルマノイズの仮説、それに性質を\\n 利用した対処策の確立を行ったのね」",
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"326000121_10": "「わたしたちの世界では考えもしなかったわ」",
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"326000121_11": "「君たちの世界は装者も多い。\\n 必ずしも我々の世界と同じことをする必要はないさ」",
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"326000121_12": "「こちらの基本戦力は奏ちゃんだけだしね。\\n カルマノイズを倒すのが難しいがための、苦肉の策よ」",
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"326000121_13": "「そんなことないです、すごいですよッ!」",
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"326000121_14": "「ええ、この方法なら装者の少ない世界や、\\n 装者がいない世界でも被害を最小限に食い止められる」",
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"326000121_15": "「まだお試し期間だけどね。\\n とりあえずは上手くいってよかったわ」",
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"326000121_16": "「ああ、この方法ならば、来たる世界蛇との戦いで例え奏が\\n 不在でも、カルマノイズへの対処を行うことも可能かもしれん」",
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"326000121_17": "「まあ、相手の誘導を装者に頼っている現状では、そこまでの\\n 効果は見込めないが、それはこれからの課題だろう」",
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"326000121_18": "(天才・櫻井了子――)",
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"326000121_19": "(そして、わたしたちの世界と異なり、人間離れした戦闘技術は\\n ないものの、司令として、十分な知略を有する風鳴司令――)",
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"326000121_20": "(可能性の世界とはいえ、これほど心強いことはないわね)",
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"326000121_21": "「今戻ったよ。ん? 2人とも来てたのか?」",
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"326000121_22": "「こんにちはッ!」",
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"326000121_23": "「ええ、今着いたところよ。\\n 司令たちに対カルマノイズの作戦について聞いていたの」",
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"326000121_24": "「そうなのか。しかし2人が来るってわかってたら、\\n カルマノイズを撤退させずに、仕留めてもよかったな」",
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"326000121_25": "「そうだな。しかし、得る物はあったんだ。\\n これはこれでよしとすればいい」",
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"326000121_26": "「まあね。ところで、2人はすぐに戻るのか?」",
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"326000121_27": "「いえ、アラートの原因を解決してから戻る予定ですッ!」",
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"326000121_28": "「こちらのカルマノイズを片付けてね」",
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"326000121_29": "「ああ、それならよろしく頼むよ」",
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"326000121_30": "「度重なるS.O.N.G.の助力、心から感謝する」",
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"326000121_31": "「いえいえ、わたしたちも奏さんに助けられてますから」",
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"326000121_32": "「ええ。だからお互い様よ」",
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"326000121_33": "「なんだかこうしてこの3人でいるのも珍しく感じるな」",
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"326000121_34": "「確かにそうね。でも共通点ならあるわよ?」",
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"326000121_35": "「……あ、確かにそうですねッ!」",
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"326000121_36": "「装者ってところか?」",
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"326000121_37": "「ガングニール装者ってことよ。\\n わたしは元だけど」",
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"326000121_38": "「そういえば、前にそんなこと言ってたような……。\\n ん? でも、なんで今は違うギアを使ってるんだ?」",
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"326000121_39": "「いろいろあったのよ。\\n わたしが使ってたガングニールは、今はこの子のものだし」",
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"326000121_40": "「はい、大事にしてますッ!」",
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"326000121_41": "「あれ? あんたのガングニールは、\\n 確かそっちのあたしが使ってたガングニールじゃ……」",
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"326000121_42": "「そうだったんですけど、いろいろあって……」",
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"326000121_43": "「なんだかいろいろばっかりだな。\\n 時間はあるし、せっかくだから聞かせてくれよ」",
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"326000121_44": "「――っという感じです」",
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"326000121_45": "「あッ! でも、胸の欠片は消滅しましたけど、\\n 奏さんから貰ったものは、絶対に無くなったりなんかしません」",
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"326000121_46": "「本当に、あんたがガングニールを継いでくれて、\\n 向こうのあたしは、誇りに思っているだろうな」",
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"326000121_47": "「ともかく、そっちにはガングニールのペンダントが\\n 複数あったってことか」",
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"326000121_48": "「ええ。当時の二課、そしてF.I.S.にそれぞれ1つずつね」",
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"326000121_49": "「もう1つあれば、マリアさんもガングニールを纏って、\\n ガングニールトリオが誕生するんですけど」",
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"326000121_50": "「……なんかお笑いグループみたいね。\\n 仮に実現させる場合、ネーミングはもうちょっと検討したいわ」",
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"326000121_51": "「ハハッ! 確かに。\\n もう1つあれば、か……あれ?」",
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"326000121_52": "「どうかしました?」",
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"326000121_53": "「いや、そういえば――」",
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"326000121_54": "「奏ッ! カルマノイズが出現した。恐らく先ほどと\\n 同じ個体だろう。すぐに現場に向かってくれッ!」",
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"326000121_55": "「――了解ッ!」",
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"326000121_56": "「響くんとマリアくんも頼んだ。\\n 場所は奏の端末に転送する」",
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"326000121_57": "「はいッ!」",
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"326000121_58": "「了解ッ!」"
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