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JSON
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"364001111_0": "They will return",
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"364001111_1": "「ムフゥンッ! <ruby=チミ>君</ruby>たちよくやった。\\n 実によくやったぞ」",
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"364001111_2": "「うん、テレビで見たよ。\\n アプトン社・丸良社長の電撃逮捕ッ!」",
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"364001111_3": "「ノーブルレッドが手渡してくれた、\\n データのおかげなんですね」",
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"364001111_4": "「ああ。いつの間にかすめていたのか、\\n あれは隠滅前のアプトン社の極秘データそのもの」",
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"364001111_5": "「もちろん、公には匿名の内部告発として\\n 処理することになったが……」",
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"364001111_6": "「あそこまで確かな証拠を突き付けられては、\\n 然しものハナマルと言えど、ぐうの音も出なかったわけだ」",
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"364001111_7": "「ムフフフフ……ッ!」",
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"364001111_8": "「それにしても、メディアの掌の返しようはすごかったね」",
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"364001111_9": "「ヒーローから一転、世紀の悪党ッ!\\n と言った具合でしたわね……」",
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"364001111_10": "「『怪物とは、誰かに役割を与えられて怪物と成る』\\n きっとヒーローや悪も同じように……」",
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"364001111_11": "「そうね。ノーブルレッド……。\\n 次に会うときは、敵か、味方か……」",
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"364001111_12": "「分からないけれど、あたしはあたしの\\n 信念を貫くだけよッ!」",
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"364001111_13": "「うん、そうだね」",
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"364001111_14": "「ええ、これからも、竜姫として」",
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"364001111_15": "「あ、そうそう。1つ言い忘れていたことが。\\n データチップの奥底にあった情報なのだが――」",
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"364001111_16": "「え――?」",
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"364001111_17": "「分かったのだよ。\\n ノーブルレッドが追っていた人物の名前が」",
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"364001111_18": "「いや、我々は元々知っていたというべきだが――」",
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"364001111_19": "「訃堂様、申し訳ございません。\\n 護国兵器の完成をお見せすることができず――」",
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"364001111_20": "「よい」",
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"364001111_21": "「どれほどのなりそこないを生み出そうと、\\n 最後に『怪物』を得れば、それでよい」",
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"364001111_22": "「アプトン社はもう役には立ちません。\\n ですが、代わりとなる企業がすでに手を挙げております」",
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"364001111_23": "「七支刀としての働き、存分に見せてみよ」",
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"364001111_24": "「はい、必ずや訃堂さまのご期待に応えてみせましょう」",
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"364001111_25": "「…………」",
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"364001111_26": "「竜姫にノーブルレッド……。\\n 蟲毒はますます濃く、円熟しておる」",
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"364001111_27": "「全て儂の、血肉と呑み込んでくれようぞ」"
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