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"375000821_0": "「聞いたか? えれー強い女プレイヤーが、ペンタスからの\\n 情報を持ち帰って、本格的な攻略を開始するんだってよ」",
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"375000821_1": "「クリスさんでしょ?」",
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"375000821_2": "「――ッ!」",
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"375000821_3": "「なんだ知り合いなのかよ」",
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"375000821_4": "「知り合いがその人に助けられたのよ」",
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"375000821_5": "「へぇ、いいやつなんだな」",
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"375000821_6": "「…………」",
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"375000821_7": "「う、うーん……。\\n ……あれ? アタシはどうしたデス……?」",
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"375000821_8": "「切ちゃんッ! 目が覚めたんだねッ!」",
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"375000821_9": "「調……。あ、思い出したデス。\\n 確か――」",
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"375000821_10": "「切ちゃん、身体に異常はない?\\n まだ寝てた方が――」",
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"375000821_11": "「大丈夫デスよ。アタシのアバターは、再生力に定評のある\\n アンドロイドボディデスからッ!」",
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"375000821_12": "「それより、クリスさんと……あと助手さんはッ!?」",
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"375000821_13": "「……モルペウスの花を取りに行った。\\n 助手も一緒に」",
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"375000821_14": "「――ッ!\\n 2人でデスかッ!? どうして行かせたデスかッ!」",
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"375000821_15": "「怪我している切ちゃんをここに残してまで、\\n とにかく急いで行こうとするから……」",
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"375000821_16": "「調、落ち着いてよく聞いてほしいデスッ!\\n アタシの怪我は、助手さんによる故意の攻撃が原因デス」",
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"375000821_17": "「――どういうことッ!?」",
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"375000821_18": "「どういうことかは分からないんデスが、\\n あのロボットは多分、助手さんの偽者デスッ!」",
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"375000821_19": "「えッ! ちょっと待って。\\n 切ちゃん混乱してるんじゃ――」",
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"375000821_20": "「違うんデス。\\n ちゃんと説明するから聞いてほしいデス」",
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"375000821_21": "「……分かった」",
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"375000821_22": "「最初に違和感を覚えたのは、\\n 助手さんがロボの姿で現れた時……」",
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"375000821_23": "「助かりました……。\\n そして、やっと会えましたねッ!」",
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"375000821_24": "「気軽に飛びついてこないで」",
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"375000821_25": "「いきなり蹴るなんて酷いじゃないですかッ!\\n このロボボディはデリケートなんですよッ!」",
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"375000821_26": "「調は現実で、助手さんを蹴った時の\\n リアクションを覚えてるデスか?」",
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"375000821_27": "「そんなの気持ち悪くて、あまり思い出したくないけど……、\\n いつも『ギャンッ!』とか『蹴らないでください』とか」",
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"375000821_28": "「そうなんデスッ! あんなにはっきり文句を言う助手さんに、\\n 違和感があったんデス」",
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"375000821_29": "「まだあるデスよ。次はスノーエリアで、\\n 調がギアのデータ化を誉めた時デスけど……」",
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"375000821_30": "「……確かに、シンフォギアのデータ化だけは褒めてもいい。\\n 歌の力が無ければ、もっと大変だったと思うし」",
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"375000821_31": "「こいつが無かったら、お前らに合流することも、\\n 難しかったろうからな……」",
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"375000821_32": "「助手さん、珍しく褒められてるデスよ」",
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"375000821_33": "「えッ!? 歌には精神を高揚させる効果がありますからね。\\n 大抵は気分の問題ですが……」",
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"375000821_34": "「……うーん?」",
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"375000821_35": "「最初は冗談かと思ったんデスけど、\\n 完全にフォニックゲインの存在を知らない人の発言デス」",
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"375000821_36": "「更にペンタスさんとの会話で……」",
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"375000821_37": "「まあ、そうだな。\\n カロンを倒す役割、あたしたちが引き受ける」",
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"375000821_38": "「うん、ありがとう。\\n それで、モルペウスの花を隠した場所だけど――」",
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"375000821_39": "「――どこですかッ!?」",
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"375000821_40": "「ちょっと引っ込んでて」",
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"375000821_41": "「痛ッ!?\\n 僕はサッカーボールじゃありませんよッ!?」",
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"375000821_42": "「確かにッ!\\n どうしてモルペウスの花の在り処に、助手の方が喰いつくの?」",
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"375000821_43": "「そして、その帰り道、助手さんが偽者だと確信したアタシは、\\n 転送陣の前で、告発しようとしたデス」",
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"375000821_44": "「でも、その途端にヴァイラが、まるで召喚されたみたいに\\n 現れて……、乱戦中に助手さんの攻撃にやられたデス」",
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"375000821_45": "「……どうしてわたし、気付かなかったんだろう……」",
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"375000821_46": "「調は、助手さんにそんなに注意を払わないデスから、\\n 仕方ないと思うデス」",
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"375000821_47": "「切ちゃん、ごめんね。わたしが気付かなかったばかりに……。\\n でも、もう大丈夫ッ!」",
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"375000821_48": "「偽助手はもういないし、戻ってきたとしても\\n 切ちゃんには絶対に近づけないからッ!」",
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"375000821_49": "「調、クリスさんが危険。\\n 追いかけるべきデスッ!」",
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"375000821_50": "「切ちゃん安心して。\\n 確かに偽助手はあの人と一緒にいるけど、2人きりじゃない」",
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"375000821_51": "「大勢のトップランカーたちと一緒に行動してるし、\\n 何か企んでたとしても、手出しできないよ」",
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"375000821_52": "「調は、本当にそれでいいんデスか?\\n クリスさんが心配じゃないんデスか?」",
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"375000821_53": "「…………」",
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"375000821_54": "「だって、あの人は自分で決めて行動してる。\\n わたしたちが心配したり、口出しする問題じゃないよ」",
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"375000821_55": "「調……?」",
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"375000821_56": "「それに、わたしたちは自分の身を護ることを考えなきゃ」",
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"375000821_57": "「身を護るって、何か考えはあるんデスか?」",
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"375000821_58": "「もちろんッ!\\n わたしに任せて、切ちゃん」"
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