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"374000221_0": "「局長まで、消えてしまったワケダ……」",
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"374000221_1": "「『存在を消し去る光』……」",
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"374000221_2": "(局長は確かにそう言った。\\n その言葉の意味は……?)",
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"374000221_3": "「次は逃しませんよ」",
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"374000221_4": "「――ッ! 今度こそ、その光は使わせないワケダッ!」",
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"374000221_5": "「くッ……わたしの詠唱を邪魔するつもりですか……」",
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"374000221_6": "「当然なワケダ。――サンジェルマンッ!」",
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"374000221_7": "「わかってるわッ!\\n ――詠唱の隙など与えないッ!」",
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"374000221_8": "「この程度の攻撃で――ッ!?」",
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"374000221_9": "「これは……。\\n いえ、この技……どこかで、見たことが……?」",
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"374000221_10": "「あれは……また混乱しているワケダ……?」",
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"374000221_11": "「ジャネットッ!\\n ――今、目を覚まさせてやるッ!」",
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"374000221_12": "「――ッ!?\\n くッ……あなたは一体、誰なのです――ッ!?」",
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"374000221_13": "「知っているはずだ、お前があのジャネットならッ!」",
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"374000221_14": "「わたしが、知っている……あなたを……?\\n いえ、そんな……だけど、確かにどこかで――」",
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"374000221_15": "「……思い出せ、私はサンジェルマン。\\n かつて、お前の友だったものだ……」",
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"374000221_16": "「友……あなたが……」",
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"374000221_17": "「そうだ、私とお前は友だった。\\n もしかしたら、お前は私を恨んでいるかもしれないが――」",
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"374000221_18": "「恨み……? うッ……この頭痛は……」",
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"374000221_19": "「教えてくれ。お前はどうしてここに……?\\n 私が許せないのならば、この身を差し出そうッ!」",
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"374000221_20": "「何を言っているワケダッ!?」",
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"374000221_21": "「すまない、プレラーティ。\\n だが、私はジャネットに詫びねばならない……」",
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"374000221_22": "「――私が、お前を殺したんだ」",
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"374000221_23": "「あなたが……わたしを……?」",
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"374000221_24": "(この相手は……何を言っているの?\\n でも、この声。どこか懐かしくて――)",
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"374000221_25": "「覚えているか、ジャネット。\\n あの――」",
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"374000221_26": "「――聖女よ。惑わされてはなりません。\\n その者の言葉は、悪魔の囁き。耳を貸してはなりません」",
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"374000221_27": "「――ッ!?\\n ……悪魔。そう、わたしを惑わすつもりですね」",
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"374000221_28": "「違うッ! あの時、本当に私とお前は――」",
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"374000221_29": "「黙りなさいッ!」",
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"374000221_30": "「騎士人形たちよ、奴らの足を止めるのですッ!」",
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"374000221_31": "「またあれを使うつもりなワケダッ!?」",
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"374000221_32": "「ジャネットッ! 私の声を聞いてくれッ!\\n これは本当にお前の意志なのかッ!」",
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"374000221_33": "「――わたしの意志ではありません。\\n これは、神の意志です」",
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"374000221_34": "「誤り無き正義を司る天主よ――」",
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"374000221_35": "「今度こそ止めるワケダッ!」",
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"374000221_36": "「ジャネット……」",
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"374000221_37": "「サンジェルマンッ! 聞いているワケダッ!?\\n アイツは正気じゃないッ!」",
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"374000221_38": "「それではサンジェルマンが犠牲になる意味もないワケダッ!」",
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"374000221_39": "「……すまない。そうだな。\\n 私が詫びねばならない相手は、ジャネットだ……」",
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"374000221_40": "「誰かに操られたジャンヌ・ダルクではない……。\\n ならば、私はまだ、消えるわけにはいかないッ!」"
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