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"370000231_0": "「ここには<ruby=ろかく>鹵獲</ruby>機や隊員たちが配備されていない?\\n どうしてだろう」",
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"370000231_1": "「わたしたちの性格から、\\n 逃げ出すなんて考えていないんじゃない?」",
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"370000231_2": "「だからと言って、全くの無人にするかな?\\n 外部からの侵入にも無防備すぎるし……」",
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"370000231_3": "「今はわたしたちを捕まえようと躍起になっているんでしょう?\\n 艦内の捜索に気を取られているうちがチャンスなのよッ!」",
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"370000231_4": "「まさか、航空母艦の外壁を伝って窓から侵入するなんて\\n 想像もしていないはず」",
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"370000231_5": "「さぁ、カタパルトデッキから一旦外に出るわよッ!」",
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"370000231_6": "「姉さん待ってッ! 外を見て。\\n 対空砲座が全て展開されて……、それに――ッ!」",
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"370000231_7": "「なにあれ?\\n どうして浮遊機雷まで散布されているの?」",
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"370000231_8": "「わたしたちの目論見は、\\n 完全に見抜かれているみたいだね……」",
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"370000231_9": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_10": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_11": "「待ち伏せッ!?」",
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"370000231_12": "「セレナッ!\\n なんとか血路を開いて艦内に戻るわよッ!」",
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"370000231_13": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_14": "「は――ッ!」",
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"370000231_15": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_16": "「ダメ、数が多すぎる……ッ!」",
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"370000231_17": "「カタパルトデッキの隅まで移動ッ!\\n 壁を背にして戦うわッ!」",
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"370000231_18": "「でも、持久戦になったら勝ち目はないよッ!」",
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"370000231_19": "「四方から取り囲まれるよりはマシでしょッ!」",
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"370000231_20": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_21": "「く……ッ!\\n どうにかしてこの状況を打開しないと……ッ!」",
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"370000231_22": "「――ッ!\\n あのガラクタの山は何?」",
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"370000231_23": "「ナツミさんが研究で試作したものが積まれているみたい……。\\n あれは――ッ!?」",
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"370000231_24": "「姉さん、1つだけ状況を打破する可能性が出てきたよ」",
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"370000231_25": "「コイツらを一網打尽にできる装置でもあった?」",
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"370000231_26": "「ううん。だけど、この装置なら撤退ができるかも……」",
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"370000231_27": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_28": "「もったいぶらずに、早く説明してッ!」",
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"370000231_29": "「ナツミさんは、この艦が並行世界を渡る動力……、\\n デュプリケイターを再現しようと研究していたの」",
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"370000231_30": "「それは聞いているわ。\\n 模造品まで作ったけど、完成はしなかったって……」",
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"370000231_31": "「その模造品がここにあるの」",
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"370000231_32": "「ギッ、ギッ」",
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"370000231_33": "「未完成なんでしょッ!?」",
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"370000231_34": "「確かに完全に再現はできてないんだけど、\\n 並行世界間の移動には成功していたみたいッ!」",
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"370000231_35": "「ただ……どの並行世界に飛べるかが指定できなくて……」",
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"370000231_36": "「随分ギャンブル性が高いみたいだけど、\\n ここでなぶり殺しにされるよりはマシじゃない?」",
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"370000231_37": "「すぐに起動してッ!」",
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"370000231_38": "「起動確認ッ!\\n ゲートが開いたよッ!」",
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"370000231_39": "「3つ数えたら同時に飛び込むわよッ!\\n 1つ、2つ、3つッ!」",
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"370000231_40": "「姉さんッ!\\n どうしてゲートに飛び込まないのッ!?」",
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"370000231_41": "「これだけ敵に囲まれているんだし、転送中に装置を破壊されたら\\n 並行世界の狭間に取り残されてしまうかも知れないじゃない」",
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"370000231_42": "「わたしはここで、装置を護るわ」",
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"370000231_43": "「そんなッ! 姉さん――ッ!」"
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