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2019-10-25 17:33:24 -04:00

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{
"328000521_0": "「今戻った」",
"328000521_1": "「遅かったわね」",
"328000521_2": "「すまんな。だが、なんとか草薙に関する情報を引き出せた」",
"328000521_3": "「それはよかったわ」",
"328000521_4": "「存在を認めさせるまでに、だいぶ時間を食ってしまったがな」",
"328000521_5": "「それは……お気の毒様」",
"328000521_6": "「で、何がわかったの?」",
"328000521_7": "「ああ、お偉いさんの誰かが、\\n どうやら草薙を私兵化して使っていたらしい」",
"328000521_8": "「国家のためではなく権力者の私的目的のための暗殺に、ね……。\\n 手垢のついた話だわ」",
"328000521_9": "「怪しからん。政府の人間が暗殺者集団を私物化するなど、\\n 腐っているにも程がある」",
"328000521_10": "「長い間権力にどっぷりと浸った者たちは、\\n やがて公私の区別などつかなくなるものよ」",
"328000521_11": "「そして、最後には己自身が国家そのものであるとすら錯誤する」",
"328000521_12": "「その権力は、国と民とを護らんがために\\n 預託されたものだろうに……」",
"328000521_13": "「権力者というものがみなそういう殊勝な考えだったなら、\\n この狂った世界も、もう少しは平和だったでしょう」",
"328000521_14": "「はあ……ままならんな」",
"328000521_15": "「今回も帰りしなご丁寧に\\n この件には関わらない方がいいとまで忠告された」",
"328000521_16": "「忠告、ね。恫喝の間違いでは?」",
"328000521_17": "「連中にしたら同じ意味さ。\\n 連中の意に染まらねば、どうなるかわからんと言いたいのだろう」",
"328000521_18": "「どこまでも腐っているわね」",
"328000521_19": "「そうだな……」",
"328000521_20": "「でも、1歩間違えれば、\\n この二課も同じようになるかもしれないわよ」",
"328000521_21": "「ここが持つ力は、使い方を誤れば、\\n 世界のパワーバランスを崩しかねないものだもの」",
"328000521_22": "「そんなことは俺がさせんさ。\\n 防人の末裔の誇りにかけてな」",
"328000521_23": "「フ……そうね。あなたたちなら、そう言うでしょうね」",
"328000521_24": "「あなたたち?」",
"328000521_25": "「そういえば、あの子の姿が見えないが、どうした?」",
"328000521_26": "「彼女ならRN式の反応を見て飛び出して行ったわよ」",
"328000521_27": "「なんだと、1人で行かせたのかッ!?」",
"328000521_28": "「私だって止めたわよ。\\n でもあの子、人の言うことなんて聞きもせず飛び出すんだもの」",
"328000521_29": "「ならば、なぜ早くそれを言わないッ!」",
"328000521_30": "「俺も出るッ! 後は頼んだぞッ!」",
"328000521_31": "「あら。関わらない方がいいと言われたんじゃないの?」",
"328000521_32": "「忠告は聞いたが、命令までは受けていない」",
"328000521_33": "「俺たちの世界の問題を、他の世界の少女に任せて\\n ただ見ているだけなど、俺にはできんッ」",
"328000521_34": "「フ……ホント、そっくりよ、あなたたち」",
"328000521_35": "「一度思い込んだら、人の言うことなんて聞きやしないんだから」",
"328000521_36": "最初にRN式の反応があったのはこの付近だったはず……",
"328000521_37": "(なんだッ? 忍びの者が、気絶している?)",
"328000521_38": "(この手並み……やはり、緒川さんか)",
"328000521_39": "(だいぶ先行されているはずだ。急がねば)",
"328000521_40": "(人の気配がする……)",
"328000521_41": "(しかも何やら、浮き足立っているようだな)",
"328000521_42": "「いくつかの隊と連絡が途絶えている」",
"328000521_43": "「やはり、奴がきたのかッ?」",
"328000521_44": "「わからん。だが気をつけろ。\\n どこに潜んでいるか――」",
"328000521_45": "「入り口が突破されたらしいッ!\\n 奴はもう中にッ」",
"328000521_46": "「何? 既に潜入されているだとッ!?」",
"328000521_47": "「我らも急ぎアジトに戻らねばッ!」",
"328000521_48": "(潜入……緒川さんが、敵のアジトに?)",
"328000521_49": "(アジトの勢力にこの者たちを合流させるのは得策でない)",
"328000521_50": "「はッ!」",
"328000521_51": "「な、なんだッ? 影縫いだとッ!?」",
"328000521_52": "「何者だッ!!」",
"328000521_53": "「賊に名乗る名などないッ!」",
"328000521_54": "「くッ、う、動けぬッ!」",
"328000521_55": "「おいッ! 動ける者は、アルカ・ノイズを放てッ!」",
"328000521_56": "「応ッ!」",
"328000521_57": "「またアルカ・ノイズか……随分と潤沢に持っているようだが……」",
"328000521_58": "「その出所も、いずれ吐いてもらわないとな」",
"328000521_59": "「貴様、何故アルカ・ノイズを前にして恐れぬッ?」",
"328000521_60": "「恐れるわけないッ!」",
"328000521_61": "「なぜならば、わたしがそいつらと戦うために打たれ錬磨された、\\n 一振りの剣だからだッ」",
"328000521_62": "「あ、アルカ・ノイズが一撃でだとッ?\\n なんなのだ、お前はッ」",
"328000521_63": "「ならば我らの手で直接仕留めるまでッ!」",
"328000521_64": "「フンッ!」",
"328000521_65": "「影縫いを解いたッ!? 流石は忍びかッ!」",
"328000521_66": "「覚悟せよッ!」",
"328000521_67": "「一斉に仕掛けるぞッ!」",
"328000521_68": "「くッ!」",
"328000521_69": "(流石は忍び、速いッ!)",
"328000521_70": "(だが――)",
"328000521_71": "「緒川さんに比べれば、まだまだだッ!」",
"328000521_72": "「ぐあッ!?」",
"328000521_73": "「があッ!?」",
"328000521_74": "「おのれ、この小娘めッ!」",
"328000521_75": "「手裏剣ッ!?」",
"328000521_76": "「なッ! 奴が消えたッ!?」",
"328000521_77": "(虚をついて死角から来るッ!!)",
"328000521_78": "「ならば、後ろかッ!」",
"328000521_79": "「なッ!?」",
"328000521_80": "「何故……わかった……?」",
"328000521_81": "「生憎だが、忍びの相手は積んできている」",
"328000521_82": "「馬鹿……な……」",
"328000521_83": "「あっちにも誰かいるぞッ!」",
"328000521_84": "(戦いの音を聞きつけて集まってくるか……)",
"328000521_85": "(忍び相手に隠れてやり過ごすことはできまい)",
"328000521_86": "「ならば、このままアジトまでの道、切り開くまでッ!」"
}