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2019-10-25 17:33:24 -04:00

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{
"328000321_0": "(あの後、特異災害対策機動部二課で対ノイズ兵器を\\n 研究していると聞いて、潜り込んでみましたが……",
"328000321_1": "(こうまで首尾よく対ノイズ兵器を手にすることができるとは。\\n 死んだ兄上や父上が見守ってくれているのでしょうか",
"328000321_2": "「しかし、二課と謎のお嬢さんたちには、\\n 悪いことをしてしまいました」",
"328000321_3": "(あの太刀使いの少女……。\\n 真っすぐな太刀筋、そして瞳……",
"328000321_4": "(どこか懐かしいと感じた。\\n そうだ、あの眼差しは……",
"328000321_5": "(先々代……父上が頭領であった時の頃を、\\n 思い出させるんですね",
"328000321_6": "(護国のためと理想を胸に抱き、真っすぐに技を振るっていた\\n 草薙の忍びたちの瞳を……",
"328000321_7": "「だけど、あの頃の草薙は、もうありません」",
"328000321_8": "(そう。時代が移り、草薙も変わらざるを得ませんでした)",
"328000321_9": "(かつての志を捨てて、政府の走狗と化し、\\n 次第にただの暗殺集団へと成り下がり……",
"328000321_10": "(それが耐えきれずに、僕は、里を……)",
"328000321_11": "「兄上も最期はその過ちに気付き、\\n 同じ想いに目覚めていたんですね……」",
"328000321_12": "「けれど……それも、遅かった」",
"328000321_13": "(草薙の孕んだ闇は、あの男を――\\n オロチを産み出してしまいました",
"328000321_14": "(草薙を手中に収めたあの男が、\\n その上に何を目論んでいるのかは、わかりません",
"328000321_15": "(だけど……緒川の残された血筋として、\\n 僕が草薙の歴史に幕を下ろすべきなのでしょうね",
"328000321_16": "(あの男――オロチの野望と共に)",
"328000321_17": "「ようやく煙が晴れてきたな」",
"328000321_18": "「やはり、逃げた後か……」",
"328000321_19": "「やれやれ、やっと動けるようになったか」",
"328000321_20": "「あの身のこなしでは、局員に追跡させても捉えられんだろうな」",
"328000321_21": "「せっかくのRN式天羽々斬を、むざむざ盗まれるなんて……」",
"328000321_22": "「あたしらもだけど、フィーネも隙を付かれるなんてな」",
"328000321_23": "「ここでの私は研究員であって、戦闘員ではないから、\\n あなたたちとは立場が違うわ」",
"328000321_24": "「全員、見事にしてやられたな……」",
"328000321_25": "(緒川さん。一体、あなたは、なんのために……)",
"328000321_26": "「目的はわからんが、奪還作戦を検討せねばならんな」",
"328000321_27": "「この忙しい時に……」",
"328000321_28": "「やむを得んだろう」",
"328000321_29": "「奪われた責任の一端は我々にもあります。\\n RN式の奪還に協力させていただけませんか」",
"328000321_30": "「それはありがたいが……」",
"328000321_31": "「向こうに戻らなくても大丈夫か?」",
"328000321_32": "「今しばらくならば、問題ないと思います」",
"328000321_33": "「雪音は一旦戻って、司令に報告を頼めるか?」",
"328000321_34": "「ああ、わかった」",
"328000321_35": "「ならば、ありがたく協力してもらおう」",
"328000321_36": "「ところであの男、緒川……と言ったか?\\n 彼を知っているのか」",
"328000321_37": "「確か先程、飛騨忍群の出と言っていたようだが」",
"328000321_38": "「はい……彼の名は緒川慎次」",
"328000321_39": "「風鳴の家に古くから仕えてくれる一族の出で、\\n 今では、S.O.N.G.に所属するエージェントであり――」",
"328000321_40": "「わたしのアーティスト活動を支えてくれている\\n 頼もしいマネージャーでもあります」",
"328000321_41": "「少なくともあたしらの世界では、だけどな」",
"328000321_42": "「そうなのか……。こちらではそういった繋がりはないな。\\n それで、草薙というのは」",
"328000321_43": "「……それについては、わかりません」",
"328000321_44": "「こちらの風鳴の家に仕える忍者の組織が無い以上、きっと、\\n もっと前の段階で世界が分岐しているのだろう」",
"328000321_45": "「一族の頭領をやってる兄貴とか、\\n ホストの弟とかもいない可能性もあるよな」",
"328000321_46": "「ああ、わたしたちの世界と、\\n どこまで同じでどこからが違うのか、想像もつかない」",
"328000321_47": "「それより、今後、ヤツの足取りをどう掴むべきかだが……」",
"328000321_48": "「それは、気にしなくてもいいわ。時間の問題だろうし」",
"328000321_49": "「どういうことだ?」",
"328000321_50": "「彼がRN式天羽々斬を使えば、こちらで反応が検知できるはず\\n だもの。使うために奪ったのだから、必ずその時は来るわ」",
"328000321_51": "「なるほど……」",
"328000321_52": "「ならばその反応を検知し次第、\\n 奪還に向かうといった方針でどうだろうか」",
"328000321_53": "「わかりました。\\n いつでも向かえるよう、準備を整えて待機します」",
"328000321_54": "「よろしく頼む」",
"328000321_55": "「それじゃあたしは、一旦帰って報告してくる」",
"328000321_56": "「ああ、頼んだ。\\n 願わくば戻るまでには片付いていることを祈っていてくれ」",
"328000321_57": "「だといいんだけどな……」"
}