xdutranslations/Missions/event027/328000211_translations_jpn.json
2019-10-25 17:33:24 -04:00

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{
"328000211_0": "もう1人の緒川慎次",
"328000211_1": "「司令、任務ですか?」",
"328000211_2": "「ああ、実は並行世界の二課へ、定期連絡に向かってほしい」",
"328000211_3": "「えーと、この世界は……、ああ、フィーネのいる世界か」",
"328000211_4": "「それは、わたしたち2人で、ですか?」",
"328000211_5": "「ああ。\\n 生憎、他の者は派遣任務やギアの定期メンテナンスで動けなくてな」",
"328000211_6": "「そんなに手が足りないってんなら、あたしだけでもいいぞ。\\n 定期連絡くらい、人で十分だろ」",
"328000211_7": "「いや、先日の例もある。単独行動は慎むべきだろう」",
"328000211_8": "「ああ。俺も同じ判断だ」",
"328000211_9": "「……あのときは悪かった。\\n けど、あんなの滅多にあることじゃないし……」",
"328000211_10": "「わかっている。だが、不測の事態への備えというのは必要だ。\\n 同じことを繰り返さないためにもな」",
"328000211_11": "「わかったよ」",
"328000211_12": "「こちらのメモリに最新のカルマノイズや錬金技術の解析データと、\\n 昨今発生した事件についてのレポートが入っています」",
"328000211_13": "「これを先方に渡してください」",
"328000211_14": "「承知した」",
"328000211_15": "「では司令、準備ができ次第、出発します」",
"328000211_16": "「ああ、頼んだぞ」",
"328000211_17": "「失礼します」",
"328000211_18": "「ああ、君たちか。よく来てくれたな。\\n 元気にしていたか」",
"328000211_19": "「はい、変わりなく」",
"328000211_20": "「本日は定期連絡のため、最新のデータをお持ちしました」",
"328000211_21": "「それは助かる。\\n こちらからも最新のデータを渡そう」",
"328000211_22": "「少し待っていてくれ」",
"328000211_23": "「はい」",
"328000211_24": "「ところで、随分と基地内が忙しないようですが……?」",
"328000211_25": "「そういや、いつになくドタバタしてるな」",
"328000211_26": "「何か事件でも?」",
"328000211_27": "「ああ、これか」",
"328000211_28": "「実は今度、日本で世界サミットが開催されることになっていてな」",
"328000211_29": "「各国機関との調整や、首脳陣への情報提供の準備やらに\\n 追われていたところだ」",
"328000211_30": "「おかげでもう何日帰っていないやら……」",
"328000211_31": "「それはみんな同じよ。ぼやかないの」",
"328000211_32": "「やれやれ。\\n 正義の組織は大変だなー、っと」",
"328000211_33": "「お邪魔でしたか?」",
"328000211_34": "「なに、いつものことだ。気にせんでくれ」",
"328000211_35": "「お、来たようだな」",
"328000211_36": "「……この忙しいのに、\\n ラボから気軽に呼び出さないでもらえるかしら」",
"328000211_37": "「フィーネ……」",
"328000211_38": "「そう言うな。\\n 彼女らも自分の世界の任務の隙を縫って来てくれているのだから」",
"328000211_39": "「それもわかっているけど。こちらもサミット用に報告データを\\n 超特急で纏めているところだって、知っているでしょう」",
"328000211_40": "「生データを渡せば理解できる知性の持ち主が相手ならともかく、\\n 凡愚のためにかみ砕くのに、一体どれ程手間がかかると」",
"328000211_41": "「相変わらず辛辣だな。\\n まあ後で詫びに杯奢らせてもらうさ」",
"328000211_42": "「1杯ぐらいじゃ全然足りないわよ」",
"328000211_43": "「君の要望は後で聞こう。\\n それで、彼女らに渡すデータは用意してくれたか」",
"328000211_44": "「ええ。そちらは優秀な解析班がいるから、話は早いわ。\\n 最近のデータを集めてコピーするだけだもの」",
"328000211_45": "「すまんな、助かる。\\n では、このデータを渡してもらえるか」",
"328000211_46": "「はい。確かにお預かりしました」",
"328000211_47": "「それはともかく、久方ぶりね」",
"328000211_48": "「ご無沙汰しています」",
"328000211_49": "「……ああ」",
"328000211_50": "「フフ、ちょうどいいところに来てくれたわ」",
"328000211_51": "「ちょうどいいところ?」",
"328000211_52": "「1つお願いしたいことがあるの」",
"328000211_53": "「お願い……ですか?」",
"328000211_54": "「ええ」",
"328000211_55": "「お話し中ですが、少々よろしいでしょうか?」",
"328000211_56": "「緒川さんッ!?」",
"328000211_57": "「この世界の二課にもいたのか?」",
"328000211_58": "「えッ!?」",
"328000211_59": "「どなたとお間違えか知りませんが、人違いでは?」",
"328000211_60": "「緒川? いいえ、彼は最近入ってきたスタッフの漆原よ」",
"328000211_61": "「お初にお目に掛かります。漆原練次といいます」",
"328000211_62": "「……初めまして」",
"328000211_63": "「それで、漆原。用というのは?」",
"328000211_64": "「はい。各国首脳向けの資料にわかりにくい点があるそうでして。\\n こちらで補足した内容を念のためご確認いただきたいのですが」",
"328000211_65": "「もう。そのくらい適当に任せるわよ」",
"328000211_66": "「そういう訳には。\\n 解釈に間違いがあっては後々問題になりますので……」",
"328000211_67": "「やれやれ……。\\n 揃いも揃って凡人ばかりで本当に参るわ」",
"328000211_68": "「えーと……そうね。\\n ここの記述を、こう直して。それ以外はいいわ」",
"328000211_69": "「ありがとうございます。\\n それでは失礼します」",
"328000211_70": "「本当に人違い……なのか?」",
"328000211_71": "「いくらなんでも似すぎだろ」",
"328000211_72": "「どうしたの? 彼、あなたたちの世界にもいるの?」",
"328000211_73": "「ああ、顔は瓜二つなんだけどな……」",
"328000211_74": "「名前が違うので、同一人物と断じたものか……」",
"328000211_75": "「ふむ。並行世界間の差異、というやつかな」",
"328000211_76": "「かもしれません」",
"328000211_77": "「まあいいわ、それよりこちらのお願いだけど――」"
}