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JSON
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"364000611_0": "ありがとうの意味を探して",
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"364000611_1": "「あれから数日、怪物化現象、起きてないね」",
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"364000611_2": "「何もないに越したことはありませんが、\\n 少し不気味に感じてしまいます……」",
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"364000611_3": "「うーん……」",
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"364000611_4": "「どうしました?\\n 最近何か考え事が多いみたいですけど」",
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"364000611_5": "「深夜のアニメシフトに苦労してるの?」",
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"364000611_6": "「ううん、そうじゃなくて、いや、それも大事なんだけど、\\n うーん……」",
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"364000611_7": "「なんか煮えきらないね。本当にどうしたのさ」",
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"364000611_8": "「前回の出動のとき、\\n 頭の片隅に何かが引っかかったはずなのよ」",
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"364000611_9": "「――はず?」",
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"364000611_10": "「でも、それがよく分からなくて……」",
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"364000611_11": "「本人が分からないんじゃ、どうすることもできないね……」",
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"364000611_12": "「安心してください、板場さん。\\n 先日、丸良社長がおっしゃっていたではありませんか」",
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"364000611_13": "「怪物化症例で意識不明となっている患者の体内に、\\n 怪物化の因子が残留していることを発見しました」",
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"364000611_14": "「原因が分かったのですから、治療法の確立までもう一歩です」",
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"364000611_15": "「ですから、その前に患者が死ぬようなことの無いよう、\\n 竜姫の皆さんには引き続きどうかよろしくお願いいたします」",
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"364000611_16": "「ですから、被害者の皆さんのことでしたら、\\n アプトン社に任せれば、きっと大丈夫ですよ」",
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"364000611_17": "「うん、そうだね――」",
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"364000611_18": "「あッ! 分かったッ!\\n あたしが何に引っかかっていたのか――ッ!」",
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"364000611_19": "「――ッ!?」",
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"364000611_20": "「な、なんだろうッ!?」",
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"364000611_21": "「行ってみましょうッ!」",
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"364000611_22": "「お、おにいちゃ……」",
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"364000611_23": "「奈々美ッ!? 何があったのッ!?」",
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"364000611_24": "「お……お兄ちゃんが……」",
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"364000611_25": "「う……うう……」",
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"364000611_26": "「この苦しみ方はッ!?」",
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"364000611_27": "「まさか――ッ!」",
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"364000611_28": "「ウ、グ、グ、グゥ……」",
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"364000611_29": "「グワァァァァァッ!!」",
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"364000611_30": "「そんな……お兄さんが……」",
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"364000611_31": "「だけど、大丈夫ッ!\\n 救う方法ならある……ッ!」",
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"364000611_32": "「行くよッ、2人ともッ!!」"
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