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JSON
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{
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"364000411_0": "同盟",
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"364000411_1": "「はぁ……はぁ……。\\n 助かったであります……」",
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"364000411_2": "「エルザちゃんが稀血を手に入れてくれていたおかげよ」",
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"364000411_3": "「デヴァステイター……あの力はなんなんだゼ。\\n 出し惜しみしてたのか?」",
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"364000411_4": "「出し惜しみをしなくてはならない理由があるのなら、\\n 助かるのだけれどね」",
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"364000411_5": "「だけど、それよりも胸糞悪いのはあいつらの物言いだゼ」",
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"364000411_6": "「何も知らないくせに正義面しやがって……。\\n クソ……ッ!」",
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"364000411_7": "「……表の世界で生きる者たちであれば、\\n あの反応が普通なのよ」",
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"364000411_8": "「特に、正義を標榜しなければならない立場にいる\\n あの3人には、わたしたちは悪と呼ばれても仕方がない」",
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"364000411_9": "「ヴァネッサ……」",
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"364000411_10": "「だからこそわたしたちが\\n やり遂げなくてはならないのよ」",
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"364000411_11": "「わたしたちでなければ\\n できないことなのだから」",
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"364000411_12": "「ガンス……ッ!」",
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"364000411_13": "「その通りだゼ。\\n あんな奴らに構っている暇はない」",
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"364000411_14": "「……とは言え、怪物化現象を引き起こしている\\n 黒幕の居場所は依然として不明」",
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"364000411_15": "「後手に回ってばかりだゼ……」",
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"364000411_16": "「今は、できることを1つずつやっていくしかないわね。\\n この事件の裏にいるであろう人物――」",
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"364000411_17": "「わたしたちを『怪物』に作り替えた、\\n 彼女を見つけ出すために」",
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"364000411_18": "「そうすれば、『人間』に戻る方法が分かるはず……」",
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"364000411_19": "「……でも本当に、そうでありましょうか……」",
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"364000411_20": "「エルザ……」",
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"364000411_21": "「わたくしめらは、怪物のなりそこない……。\\n 既にどうしようもなく、『人外』であります」",
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"364000411_22": "「あらゆる手を尽くして、尽くし終わって、\\n 人間に戻ることができないと分かったら――」",
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"364000411_23": "「今までのような苦しみを、\\n この先もずっと味わっていかなければいけないなら――」",
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"364000411_24": "「もう、生きる意味さえ……」",
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"364000411_25": "「わたしはあるわよ、それでも生きる意味。\\n それはね、エルザちゃん、ミラアルクちゃん、2人の妹たちよ」",
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"364000411_26": "「――ッ!」",
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"364000411_27": "「パヴァリア光明結社で人体実験にさらされていたあの頃、\\n わたしも生きている意味なんて無いって思っていたわ」",
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"364000411_28": "「だけど2人と出会って、初めて生きていたいって思えたの。\\n そして、この子たちと一緒に人間に戻りたいって――」",
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"364000411_29": "「ウチもッ! ウチもだゼッ!\\n ヴァネッサ……ッ!」",
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"364000411_30": "「わたくしめも、同じであります……ッ!」",
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"364000411_31": "「悪かったであります。\\n まだ結果が分からぬうちから、諦めるようなことを……」",
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"364000411_32": "「そうよ。3人でいさえすれば、\\n なんとかなるなる、なんだから」",
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"364000411_33": "「だから、『ノーブルレッド』である限り、\\n 希望を捨てず、先に進み続けましょう」"
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