57 lines
5.0 KiB
JSON
57 lines
5.0 KiB
JSON
{
|
||
"316000222_0": "「はぁ――――ッ!」",
|
||
"316000222_1": "「どういうことだ、刃が通らない――?」",
|
||
"316000222_2": "「弾も殆ど装甲で弾かれる。\\n 前より堅くなってないか?」",
|
||
"316000222_3": "「やっぱり……この前より強いッ!」",
|
||
"316000222_4": "「しかし、幸いにして動きは単調だ」",
|
||
"316000222_5": "「小手先の技が効かぬというなら――」",
|
||
"316000222_6": "「ああ――。\\n でっかいのを1発お見舞いするだけだッ!」",
|
||
"316000222_7": "「はッ。どんなもんだ」",
|
||
"316000222_8": "「なんとか片付いたようだな」",
|
||
"316000222_9": "「だけど、まさかこの後も\\n 更に強くなるんじゃないだろうな?」",
|
||
"316000222_10": "「……可能性としてはあり得るな」",
|
||
"316000222_11": "「何者かが適宜強化改良しているのか。\\n 自律的に強化されるのか……なんにしても難敵だな」",
|
||
"316000222_12": "「それじゃ、どうやって戦えば」",
|
||
"316000222_13": "「わたしたちの手に負えなくなる前に、\\n 敵の正体を突き止めるしかないだろうな」",
|
||
"316000222_14": "「敵の正体……」",
|
||
"316000222_15": "「二課で聞いた話だと、かなり前から出現しているようだ。\\n 容易にはいかないだろうが……」",
|
||
"316000222_16": "「ともあれ本部に撤収しよう」",
|
||
"316000222_17": "「あのチビも待ってるだろ。\\n 早く引き上げるぞ」",
|
||
"316000222_18": "「うん。そうだね」",
|
||
"316000222_19": "「あのオートマシンに対抗できるとは、\\n 流石はシンフォギア装者だな」",
|
||
"316000222_20": "「何はともあれ、我々の世界のために\\n 身を賭して戦ってくれたこと、心より感謝する」",
|
||
"316000222_21": "「いえ、そんな。\\n わたしたちは……当然のことをしたまでで……」",
|
||
"316000222_22": "「それはいいんだけど」",
|
||
"316000222_23": "「これまでノイズやオートマシンが出た時はどうしていたんだ?」",
|
||
"316000222_24": "「あ。それはわたしも気になってました」",
|
||
"316000222_25": "「以前話したように、米国でシンフォギアの運用が行われたことは\\n あるが……現状、それ以外ではノイズに有効な手段は無い」",
|
||
"316000222_26": "「そしてオートマシンに対しても同様だ」",
|
||
"316000222_27": "「それじゃ、やっぱり……」",
|
||
"316000222_28": "「ああ……今の我々にできることは避難誘導と、\\n その為の時間稼ぎくらいに過ぎん」",
|
||
"316000222_29": "「まあ、あんな化け物相手に\\n 通常兵器だけじゃ、そうなるだろうな……」",
|
||
"316000222_30": "「だからこそ、君たちの力は非常に助かる」",
|
||
"316000222_31": "「今の我々には――ということは、\\n 将来的にはなんらかの対策の目算があるのでしょうか?」",
|
||
"316000222_32": "「……ある、とまだ現段階では断定できないが、\\n 可能性はある」",
|
||
"316000222_33": "「それは一体?」",
|
||
"316000222_34": "「それについては機密事項だ。\\n すまないが聞かないでほしい」",
|
||
"316000222_35": "「おいおい。こっちは命張って協力してるのにか?」",
|
||
"316000222_36": "「雪音ッ!」",
|
||
"316000222_37": "「……わかったよ」",
|
||
"316000222_38": "「失礼しました」",
|
||
"316000222_39": "「いや、こちらこそすまない。\\n 協力してもらっていながら開示できぬこと、許してほしい」",
|
||
"316000222_40": "(ったく、親子揃って石頭だな。\\n 世界は違うけど、なに親子で堅っ苦しいことやってんだか)",
|
||
"316000222_41": "「そうだ、チビの所に行く前に、一度S.O.N.G.に戻るか。\\n 今の状況を伝えといた方が良いだろうし」",
|
||
"316000222_42": "「……うん。融合症例のことも話したいし」",
|
||
"316000222_43": "「よし、先輩もそれで良いか?」",
|
||
"316000222_44": "「……そうだな、それが良いだろう」",
|
||
"316000222_45": "「すみません、あの子のことをお願いしても良いですか?\\n なるべく早く戻るようにするので」",
|
||
"316000222_46": "「ああ、構わない」",
|
||
"316000222_47": "「ありがとうございます。\\n それでは失礼しますッ!」",
|
||
"316000222_48": "「…………」",
|
||
"316000222_49": "「それでは、わたしもこれで」",
|
||
"316000222_50": "「ああ。ご苦労だった」",
|
||
"316000222_51": "(お父様のあの顔……。\\n 何か、もっと重要なことを隠している?)",
|
||
"316000222_52": "(いや、考えすぎか……)",
|
||
"316000222_53": "「あれの完成はもうすぐ…<speed=0.5>…</speed>か」",
|
||
"316000222_54": "「信じていいんだな、オズワルド……」"
|
||
} |