50 lines
4.4 KiB
JSON
50 lines
4.4 KiB
JSON
{
|
||
"308000211_0": "迷宮屋敷",
|
||
"308000211_1": "「おいッ! どうなってんだよッ!\\n あいつらはどこに消えたんだッ!?」",
|
||
"308000211_2": "「ついさっきまで3人ともそこにいたデスよッ!」",
|
||
"308000211_3": "「何が起きたの……」",
|
||
"308000211_4": "「聞こえるかッ! どうしたッ!」",
|
||
"308000211_5": "「どうしたもこうしたもあるかッ!\\n あいつらが消えたんだよッ!」",
|
||
"308000211_6": "「消えた……だとッ!?」",
|
||
"308000211_7": "「みなさん、落ち着いてください。\\n 消えたというのは翼さん、響さん、マリアさんの3名ですか?」",
|
||
"308000211_8": "「そうデス……」",
|
||
"308000211_9": "「とにかく、見たままの報告をお願いします……」",
|
||
"308000211_10": "「謎の光と共に3人が消えた……?」",
|
||
"308000211_11": "「不可解な……まさに神隠しか……」",
|
||
"308000211_12": "「そうとしか言いようがねーッ!\\n 確か、あの辺りで――」",
|
||
"308000211_13": "「待ってくださいッ! それ以上近寄ってはダメですッ!」",
|
||
"308000211_14": "「え?」",
|
||
"308000211_15": "「恐らく3人がどこかへ飛ばされた時の物だと思いますが、\\n こちらでも確かに不自然なエネルギー反応が観測されています」",
|
||
"308000211_16": "「その反応が何かは分かりませんが、二次災害が起きる可能性も\\n 捨てきれません。一度その場を離れたほうが良いと思います」",
|
||
"308000211_17": "「あいつらを見捨てろってのかッ!?」",
|
||
"308000211_18": "「そんなの納得できないデスよッ!」",
|
||
"308000211_19": "「マリアたちを助けないと」",
|
||
"308000211_20": "<size=40>「――落ち着けと言ってるんだッ!!」</size>",
|
||
"308000211_21": "「――ッ!?\\n お、大声だすなよ、おっさん……」",
|
||
"308000211_22": "「頭がぐわんぐわんしてるデス……」",
|
||
"308000211_23": "「耳、キーンってなってる……」",
|
||
"308000211_24": "「全く……誰も助けないとは言っていない。だが、君たちまで\\n 消えてしまえば、助かるものも助けられなくなるだろう」",
|
||
"308000211_25": "「まずは何が起きたのかを正確に見極める必要がある。\\n 不用意な行動は慎んで、一旦戻ってくるんだ」",
|
||
"308000211_26": "「わかった……」",
|
||
"308000211_27": "「ここはどこなんでしょうか? さっきまで社にいたのに……」",
|
||
"308000211_28": "「ああ、先程の社が影も形もない……\\n それどころか、いつの間にか建物内にいるな……」",
|
||
"308000211_29": "「どこかに転送された、ということかしらね。\\n 周りを見る限り、さっきの社の中という事は無さそうだし」",
|
||
"308000211_30": "「そうですね……神社じゃなくて、なんか豪華なお屋敷みたいな\\n 感じの場所ですね」",
|
||
"308000211_31": "「とにかく、こうしていても埒が明かない。\\n 進んでみよう……」",
|
||
"308000211_32": "「あ、翼さ――え? あれ?」",
|
||
"308000211_33": "「……どういうことだ?\\n わたしは今、右の襖を開けて進んだはず……?」",
|
||
"308000211_34": "「逆の左の襖から出てきましたね……」",
|
||
"308000211_35": "「手品じゃないんだから。それならこっちは――」",
|
||
"308000211_36": "「マリアさんが消えたッ!?」",
|
||
"308000211_37": "「おいッ! マリアッ!?」",
|
||
"308000211_38": "「……ここよ」",
|
||
"308000211_39": "「お、押し入れから出てきたッ!?」",
|
||
"308000211_40": "「何なのよ、ここは……。\\n 襖や扉がまるでデタラメに繋がってる……」",
|
||
"308000211_41": "「これではまともに調べることも難しいな」",
|
||
"308000211_42": "「わたし、絶対に迷う自信がありますッ!」",
|
||
"308000211_43": "「誰でもそうよ。\\n ここは固まって移動しましょう」",
|
||
"308000211_44": "「む……この相手は――」",
|
||
"308000211_45": "「さっき社で戦った敵ね」",
|
||
"308000211_46": "「あれ? でもどうしてここに……?」",
|
||
"308000211_47": "「詮索は後だ。\\n 来るぞッ!」"
|
||
} |