35 lines
3.2 KiB
JSON
35 lines
3.2 KiB
JSON
{
|
||
"303000611_0": "並行世界での生活",
|
||
"303000611_1": "「……なんであたしたちが\\n こんなことしなくちゃなんねーんだッ!」",
|
||
"303000611_2": "「これも大事な事デスよ」",
|
||
"303000611_3": "「自衛隊の人たちに戦い方をレクチャーすれば、\\n ノイズの被害に遭う人たちが減ると思えば」",
|
||
"303000611_4": "「そりゃわかってるけど……」",
|
||
"303000611_5": "「教えたところで、ギアが無いんじゃ、\\n どうしようもないじゃねーか……」",
|
||
"303000611_6": "「それは……そうかもデス……」",
|
||
"303000611_7": "「それなら、逃げ方だけでも教えるとか……?」",
|
||
"303000611_8": "「避難訓練なら他に適任がいるだろッ!」",
|
||
"303000611_9": "「お、落ち着いてくださいデスよ……」",
|
||
"303000611_10": "「いや~、遠路はるばるご苦労様です。\\n 皆さんの事を心からお待ちしてましたよッ!」",
|
||
"303000611_11": "「ドクターだけ……デスか?」",
|
||
"303000611_12": "「おい、どういうことだ。\\n 他のやつらはどこにいるんだよ?」",
|
||
"303000611_13": "「まあまあ、とにかくこちらへ」",
|
||
"303000611_14": "「どういうこと……?\\n 直接自衛隊さんたちに教えるって話じゃ?」",
|
||
"303000611_15": "「……何をたくらんでるデスか?」",
|
||
"303000611_16": "「フフ、来ていただければ分かりますよ……」",
|
||
"303000611_17": "「……怪しいね」",
|
||
"303000611_18": "「あ、怪しいデス……」",
|
||
"303000611_19": "「まあ、ここまで来た以上は最後までつき合ってやる」",
|
||
"303000611_20": "「ええ、もちろん……フフ」",
|
||
"303000611_21": "「これって、シミュレータ……ルーム?」",
|
||
"303000611_22": "「以前に聞いたそちらの世界の訓練方法から、この僕が設計し、\\n 急ピッチで作らせたものですッ!」",
|
||
"303000611_23": "「どうですかこの出来はッ! 素晴らしいでしょうッ!」",
|
||
"303000611_24": "「それで、どうするデスか?」",
|
||
"303000611_25": "「僕としては皆さんの為に作った物なので、ボンクラの自衛隊\\n 風情に使わせるのは非常に不本意なのですが――」",
|
||
"303000611_26": "「せっかくのシミュレータですから、これからの訓練にも使う\\n 予定になっていましてね」",
|
||
"303000611_27": "「つきましては皆さんにそのお手本と、このシミュレータが本当に\\n 対ノイズ戦に役立つか確かめて欲しい、と言う事です」",
|
||
"303000611_28": "「……そういうことなら、隠してないで先に言えってんだ。\\n 要は普通にシミュレータで戦えばいいんだろ? 楽勝だっての」",
|
||
"303000611_29": "「デスッ! 作文は一見さんお断りデスッ!」",
|
||
"303000611_30": "「百聞は一見にしかず、だよ切ちゃん」",
|
||
"303000611_31": "「おおう……そうだったデス」",
|
||
"303000611_32": "「では、早速ですがよろしくお願いします」"
|
||
} |