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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"382000911_0": "最初のガーディアン",
"382000911_1": "「…………嘘」",
"382000911_2": "「おいッ、こいつはなんの冗談だッ!?」",
"382000911_3": "「あの姿って……ッ!」",
"382000911_4": "「見た目は違うが、確かに似ている。\\n イシム……なのか」",
"382000911_5": "「――ようやく」",
"382000911_6": "「ようやく、この世界に復活することができましたわ」",
"382000911_7": "「喋った……ッ!?」",
"382000911_8": "「敵意があるわけじゃない……?」",
"382000911_9": "「少なくとも、前みたいに\\n いきなり襲いかかるつもりはないみたいだけど……」",
"382000911_10": "「長かった……本当に、長い時間を無為に過ごしましたわ」",
"382000911_11": "「ですが――これでようやく、\\n 『夢』が叶えられます」",
"382000911_12": "「明日香ちゃんを……、",
"382000911_13": " 明日香ちゃんをどうしたんだッ!」",
"382000911_14": "「立花ッ!?」",
"382000911_15": "「……せっかくの喜ばしい日に似つかわしくない、\\n 煩わしいサルがいるようね。……無粋だわ」",
"382000911_16": "「質問に答えてッ!」",
"382000911_17": "「まあ、大目に見て差し上げますわ。\\n だって、今のわたくしは、とっても気分がいいんですもの」",
"382000911_18": "「あなたたちが『明日香』と呼ぶこの子は、わたくしがこの世界に\\n 再び顕現するための、依り代となってくれましたわ」",
"382000911_19": "「依り代……? どういうことッ!?\\n 明日香ちゃんを返してッ」",
"382000911_20": "「知性を備えないサルにも分かるように話せと?」",
"382000911_21": "「さっきからサルサルと、見下してくれるデス……ッ!」",
"382000911_22": "「まさか……フィーネと同じ、遺伝子に刻印を持つ者に\\n 転生を繰り返してきた、先史文明期の……ッ」",
"382000911_23": "「フィーネ? ……なるほど。サルの身でありながら、\\n 転生を成した者を知っているようですわね」",
"382000911_24": "「つまり、あなたも転生を繰り返してきた、\\n 先史文明期の存在というわけ」",
"382000911_25": "「少し違いますわね。遥か悠久の昔、天の星々すらも今とは\\n 異なる様相だった時代……」",
"382000911_26": "「わたくしは、あの自分勝手なアヌンナキによって、\\n 一度は滅ぼされたのですわ」",
"382000911_27": "「アヌンナキにだと……ッ!?」",
"382000911_28": "「……あなたと、それからそこのあなた方」",
"382000911_29": "「わたしたち……?」",
"382000911_30": "「ア、アタシと調と翼さんがどうしたデスか……?」",
"382000911_31": "「あなた方から、感じる気配……」",
"382000911_32": "「それは……ガーディアンの力ですわね?」",
"382000911_33": "「ガーディアンたちと面識があるのか?」",
"382000911_34": "「面識もなにも、わたくしはその3体のガーディアンと争い、\\n 破れたのですわ」",
"382000911_35": "「ガーディアンたちと戦った……ッ!?\\n いったい、あなたは何者なのッ」",
"382000911_36": "「わたくしは――アヌンナキによって生み出された、\\n 最初のガーディアン」",
"382000911_37": "「…………ッ!?」",
"382000911_38": "「バカなッ! ガーディアンは\\n 並行世界と人類を護るためのものだろうッ」",
"382000911_39": "「なぜ人類に牙を剥くッ!」",
"382000911_40": "「いつだって、子は親に反旗を翻すものではなくって?」",
"382000911_41": "「冗談のつもりかしら?」",
"382000911_42": "「あら、本気よ? アヌンナキはわたくしに感情を与えた。\\n 人類を愛し、自発的に護るように」",
"382000911_43": "「けれど、感情を持つがゆえに、わたくしはそれとは別の\\n 生き甲斐を見出し、そっちを優先しましたの」",
"382000911_44": "「アヌンナキたちは、それが気に入らなかったようでして。\\n わたくしは失敗作とみなされ、廃棄処分が決定しました」",
"382000911_45": "「それで、ガーディアンたちと戦ったっていうわけか……」",
"382000911_46": "「ええ。アマテラス、ツクヨミ、スサノオ。\\n あれらは感情を解さぬわたくしの後継機ですわ」",
"382000911_47": "「その戦いで、アヌンナキたちはわたくしが\\n 完全に滅びたと思ったのでしょう」",
"382000911_48": "「ですが、わたくしは終わっていなかった……」",
"382000911_49": "「そして、ある聖遺物を使い、自らを1人のルル・アメルの\\n 血の中に封印したのですわ」",
"382000911_50": "「ルル・アメル……人間のことね」",
"382000911_51": "「力を失ったわたくしは、存続をそのサルに託すしかなかった。\\n ……今考えても、これ以上ない屈辱ですわッ」",
"382000911_52": "「ただ、そのサルの血が、わたくしと共に遥かな時代を超え今まで\\n 続いたことは、僥倖と言って差し支えないのではなくて」",
"382000911_53": "「やはりわたくしこそ、この世界に君臨するに\\n 相応しい存在だということなのですわ……ッ」",
"382000911_54": "「…………」",
"382000911_55": "「フィーネのように、各時代で覚醒したのではなく、\\n 脈々と続くの中にずっと潜んでいたというのかッ」",
"382000911_56": "「そしてその子孫が……、\\n 明日香ちゃんッ」",
"382000911_57": "「ええ。この時代まで封印に甘んじざるを得ませんでしたが、\\n ようやく復活が叶いましたの」",
"382000911_58": "「これで、わたくしの夢が叶えられますわ」",
"382000911_59": "「なんという尋常ならざる執念……ッ!」",
"382000911_60": "「そんなの……、\\n 明日香ちゃんを奪っていい理由になんてならないッ」",
"382000911_61": "「明日香ちゃんを返してッ!」",
"382000911_62": "「勘違いなされているようですわね。\\n わたくしはこの娘の身体を奪ったわけではありませんわ」",
"382000911_63": "「わたくしは、この娘……明日香そのもの。\\n 決して、わたくしたちを別つことなどできないのですわ」",
"382000911_64": "「そんなこと……ッ!」",
"382000911_65": "「もとよりサルごときに、\\n 聞き分けの良さを期待してなどいませんわ」",
"382000911_66": "「わたくしはこれから、かつて成し得なかったことを\\n 実行に移しますの」",
"382000911_67": "「この子もわたくしの中で、それを見ることになりますわ」",
"382000911_68": "「成し得なかったこと……?」",
"382000911_69": "「さっき言ってた、あなたが見出した生き甲斐のこと……?」",
"382000911_70": "「同時に、アヌンナキたちに廃棄処分される理由になったという\\n 話だったな。それはいったい……」",
"382000911_71": "「わたくしの願い、それは……」",
"382000911_72": "「――全人類の抹殺」",
"382000911_73": "「…………ッ!?」",
"382000911_74": "「さて、おしゃべりはここまでにいたしましょう。\\n 光栄に思いなさい、サルども」",
"382000911_75": "「あなた方は、わたくしによる蹂躙を受ける、\\n 最初のサルになるのですからッ」",
"382000911_76": "「来るぞッ!」",
"382000911_77": "「で、でも、あれは明日香ちゃんなんだよッ!?」",
"382000911_78": "「そりゃそうだが……ッ!」",
"382000911_79": "「……なんとかして動きを止めましょう。\\n 元に戻す方法があるかもしれないッ」",
"382000911_80": "「あれを相手に傷をつけずに無力化か……。\\n 無理難題だが、やるしかあるまいッ」",
"382000911_81": "「明日香ちゃん……少しだけ、待っててッ!\\n わたしたちが、必ず助けるから――ッ」",
"382000911_82": "「Balwisyall Nescell gungnir tron――」"
}