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{
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"382000841_0": "「響先輩ッ!」",
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"382000841_1": "「明日香ちゃん……って、",
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"382000841_2": " わわぁッ!?」",
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"382000841_3": "「抱き着いちゃった」",
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"382000841_4": "「すごいすごいッ! すごいです、響先輩ッ!\\n やっぱり響先輩は、かっこいいですッ!」",
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"382000841_5": "「皆、無事かッ!?」",
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"382000841_6": "「敵はどこですかッ!?」",
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"382000841_7": "「駆けつけるのが遅れた分、ここから挽回するデスよッ!」",
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"382000841_8": "「翼さん、みんなッ!」",
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"382000841_9": "「って……イシムの眷属がどこにもいないデス?」",
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"382000841_10": "「それに、そのギアはいったい……?」",
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"382000841_11": "「なるほど、そんなことがあったのか」",
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"382000841_12": "「はー、アルカメモリギアデスかー」",
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"382000841_13": "「これで、イシムの眷属に有効な手段、\\n 2つの希望が揃いましたね」",
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"382000841_14": "「そのようだな」",
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"382000841_15": "「師匠、その怪我はッ!?」",
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"382000841_16": "「かすり傷だ。ツバでもつけときゃ治る」",
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"382000841_17": "「現状、艦内にイシムの眷属の姿は見当たらない。\\n すべて殲滅できたと考えていいだろう」",
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"382000841_18": "「よくやった」",
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"382000841_19": "「とはいえ、だ……、\\n これですべての戦いが終わったわけではないだろう」",
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"382000841_20": "「茶蔵を負傷させ、眷属たちを操っていた存在……。\\n イシムがどこにいるのかは、依然として知れないままだ」",
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"382000841_21": "「はい。眷属でさえあの強さです。わたしたちが先だって\\n 戦ったイシムより、遥かに強いと思った方がいいでしょう」",
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"382000841_22": "「<ruby=みらい>未来</ruby>の方は、あれで弱くなっていたというわけデスか……ッ!\\n 改めて、とんでもないデスね」",
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"382000841_23": "「だからこそ、今のうちに体制を立て直さなければいかん。\\n 明日にでも、並行世界の装者に救援を求めるつもりだ」",
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"382000841_24": "「なるべくわたしたちで対処したいところだけど、\\n 今度ばかりはそうも言ってられないわね」",
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"382000841_25": "「2人が来てくれるなら、百人力ですッ!」",
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"382000841_26": "「うむ」",
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"382000841_27": "「それと、エルフナインくん。それに明日香くん」",
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"382000841_28": "「は、はい」",
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"382000841_29": "「なんでしょうか……?」",
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"382000841_30": "「まったく……2人だけで前線に出るなど、無茶をするものだ」",
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"382000841_31": "「あ……それは……」",
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"382000841_32": "「だが、おかげで事なきを得た。\\n S.O.N.G.司令として、礼を言わせてもらう」",
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"382000841_33": "「うんッ! 勝てたのは想い出の結晶を持って来てくれた、\\n 2人のおかげだよッ!」",
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"382000841_34": "「い、いえいえッ! それを言うなら、想い出の結晶を\\n 直したエルフナインさんのおかげですよッ!」",
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"382000841_35": "「ボク1人では、諦めてしまっていたかもしれません。\\n 明日香さんがいてくれたからこそです」",
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"382000841_36": "「そんなッ!\\n あたしは大したことはなにも……」",
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"382000841_37": "「いえいえ、そんなことはありませんよ。\\n 明日香さんのおかげです」",
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"382000841_38": "「いえいえ、あたしなんてなんにも」",
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"382000841_39": "「いえいえ」",
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"382000841_40": "「いえいえ」",
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"382000841_41": "「……なんでこの2人は、\\n お互いに手柄を譲り合ってるのかしら?」",
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"382000841_42": "「めんどくさいやつらだな。どんだけ謙虚なんだよ」",
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"382000841_43": "「もっと誇っていいんだよ。わたしたちが勝てたのは、\\n 2人のおかげなんだからッ!」",
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"382000841_44": "「そうデスよ~。\\n アタシだったら、もっと鼻高々になっちゃうデス」",
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"382000841_45": "「切ちゃんは調子がいいから」",
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"382000841_46": "「えぇッ!?\\n それはないデスよぉ、調~」",
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"382000841_47": "「アハハハ」",
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"382000841_48": "「明日香ちゃんには、<ruby=みらい>未来</ruby>の世界と合わせて、\\n 二度も助けてもらっちゃったね」",
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"382000841_49": "「ああ。<ruby=みらい>未来</ruby>の世界で苦戦するわたしたちが勝てたのは、\\n スサノオたちを連れて来てくれた水流の勇気あってこそだ」",
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"382000841_50": "「おかげで、わたしたちはこの世界に帰ってこれた」",
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"382000841_51": "「今日だって、みんなを助けてくれたデスッ!」",
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"382000841_52": "「明日香ちゃんが諦めないで助けてくれたおかげだね」",
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"382000841_53": "「奏さんのように戦うっていう夢も、諦めない。\\n そうなんだね?」",
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"382000841_54": "「響先輩……」",
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"382000841_55": "「はい。あたし、諦めません。\\n 諦めが悪いのが、あたしですから……」",
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"382000841_56": "(……決めた。あたしもエルフナインさんみたいに諦めず、\\n いつか装者の皆さんを本当に支えられるようになるんだッ!)",
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"382000841_57": "【ドクンッ――】",
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"382000841_58": "(え……?)",
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"382000841_59": "「皆、消耗が激しいだろう。\\n ひとまず、続きは中に入ってからとしよう」",
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"382000841_60": "「あー……そういえば、疲れてお腹がペコペコだったデ~ス」",
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"382000841_61": "「この状況で食い物かよ……。\\n ま、その様子なら、大丈夫そうだな」",
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"382000841_62": "「本部もてんやわんやだものね。大したものは用意できない\\n でしょうけど、一息つきたいのは同感だわ」",
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"382000841_63": "「そうだな。まずは熱い茶でも淹れてから、今後の方針を……」",
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"382000841_64": "「が……ッ!?」",
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"382000841_65": "「……え?」",
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"382000841_66": "「師匠……ッ!?」",
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"382000841_67": "「まさか……敵の伏兵ッ!?」",
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"382000841_68": "「気をつけろ、後ろからだッ!」",
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"382000841_69": "「…………」",
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"382000841_70": "「明日香ちゃん、急いでこっちに……ッ!」",
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"382000841_71": "「待てッ、小日向ッ!」",
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"382000841_72": "「え?」",
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"382000841_73": "「なにか……様子がおかしい」",
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"382000841_74": "「…………」",
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"382000841_75": "「明日香……ちゃん?」",
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"382000841_76": "「……え?」",
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"382000841_77": "「水流が……バカな、その姿は……ッ!?」",
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"382000841_78": "「まさか、イシム……ッ!?」",
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"382000841_79": "「…………嘘」"
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