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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"389000811_0": "un Perfect World",
"389000811_1": "「何を吠えるか、不全の者よ。……そなたごとき不全が、\\n 『完全』となった私に、今更何を見せようというのだ」",
"389000811_2": "「まして、戦女神の加護すら受けていない、\\n 今にも<ruby=くずお>頽</ruby>れそうなその儚き身体で」",
"389000811_3": "「如何にもわたしは、不全の者だ」",
"389000811_4": "「この場にいる誰よりも不全であり……\\n 己自身の弱さを識っているとまで、くだらぬ自負がある」",
"389000811_5": "「……」",
"389000811_6": "「しかし、だからこそわたしは、\\n 内なる己の弱さと向き合い、抗い……戦ってきた」",
"389000811_7": "「失った片翼を誇りと刻み、\\n 不全なる己の魂で翔んできたのだ」",
"389000811_8": "「フ……だから、なんだというのだ?\\n 己が不全を吐露したところでなんの意味がある」",
"389000811_9": "「まだわからないのか、ゲオルクッ!\\n 抗い続けてきたのはわたしだけではないッ」",
"389000811_10": "「貴様の<ruby=のぞ>希</ruby>んだ『完全』を排するでもなく、\\n ただ、己がそう在ることを肯定してきた……」",
"389000811_11": "「忘れるなッ!! ここにはもう1人……ッ!\\n 己が不全に誇りを持つ、片翼の女神がいることをッ」",
"389000811_12": "「……ッ!?」",
"389000811_13": "「ば、馬鹿なッ……どうしたというのだ、私の戦女神よッ!\\n ニケから溢れる、この輝きは……ッ」",
"389000811_14": "「ああ……ッ、ああ、厭だッ!!\\n 私は――私は知っているッ、この、不全な、光を……ッ」",
"389000811_15": "「強くて、あたたかな光……ッ!",
"389000811_16": " ギアが共鳴して……力が、湧いてくる……ッ!」",
"389000811_17": "「ああ、やっぱりマムみたいデス……厳しくて、痛くて……",
"389000811_18": " それでもアタシの居場所を照らしてくれる、優しい光デスッ!」",
"389000811_19": "「ようやく、わかった気がするデスよ。\\n どうしてニケさんが、アタシたちに力を貸してくれたのか……」",
"389000811_20": "「うん。今なら、わかる。……わたしたちは弱いからこそ、\\n いつも人で力を合わせてきた……」",
"389000811_21": "「不完全だからこそ、2人で1つになろうと……ッ!\\n お互いのツバサを補い合ってきたッ」",
"389000811_22": "「それはきっと……ずっとずっと、長い歴史の中で\\n ニケが『不全のヒト』たちから受け取ってきた想いと同じッ」",
"389000811_23": "「『完全』じゃなくてもいいって……ッ!\\n 足りない<ruby=おもい>欠片</ruby>は、補うからって」",
"389000811_24": "「ニケはずっと、そう教えてくれてたデスよッ!\\n だから――アタシたちはいち早く共鳴したッ」",
"389000811_25": "「馬鹿な……ッ!\\n そんなことが認められるものかッ」",
"389000811_26": "「何故だ……ニケよッ!\\n 何故そうまでして、そなたは『完全』を否定するッ」",
"389000811_27": "「それがニケの……\\n 片翼の誇りだからだッ」",
"389000811_28": "「誇りだと……?」",
"389000811_29": "「ゲオルクよ……今こそ悪魔に曇らされたその眼――\\n この光にて、払ってみせようッ」",
"389000811_30": "「目を開き、見るがいいッ! これが不全なる人間の……\\n それ故に完全に等しき、誇り高き魂の姿だッ」",
"389000811_31": "「こ、こんなッ……\\n こんな馬鹿なことがああぁぁ……ッ」",
"389000811_32": "「翼さん、その姿は……ッ!?」",
"389000811_33": "「――ああ。どうやらわたしにも、\\n ようやくニケの想いを受け取る土台が整ったようだ」",
"389000811_34": "「ニケさんの想い、デスか……?」",
"389000811_35": "「そうだ……ニケも、ニケを讃える人々も、\\n 完全なる姿など求めてはいなかった」",
"389000811_36": "「不全ゆえの美……\\n 不完全だからこそ、ニケは女神たりえたのだ」",
"389000811_37": "――――",
"389000811_38": "「不全なる人々の想いを、可能性を。\\n その身に宿し、託されたからこそ」",
"389000811_39": "「重ねられてきた、片翼として在る誇りが、\\n 『完全』に抗うチカラへと昇華したッ」",
"389000811_40": "「不全ゆえの美だとッ!?\\n そんな……そんなものが許されるはずがないッ」",
"389000811_41": "「『完全』こそが……\\n この世に必要なものなのだぁッ」",
"389000811_42": "「リプリート・アルカ・ノイズ……ッ!",
"389000811_43": " でも、今なら……ッ」",
"389000811_44": "「どれだけきたって、\\n ケチョンケチョンデス……ッ」",
"389000811_45": "「時よ戻れぇッ! ニケよ……私の戦女神よッ!\\n どうか、どうかもう一度、在るべき姿にぃぃッ」",
"389000811_46": "「時は戻らず……ッ!\\n ゲオルクよ、そなたはいかにも愚かしいッ」"
}