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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"377000811_0": "陰謀をぶっ潰せ",
"377000811_1": "SSF当日――",
"377000811_2": "「とうとう、始まってしまったな」",
"377000811_3": "「ああ……。今のところは、アイドルたちが順調に\\n パフォーマンスをしていってるみたいだ」",
"377000811_4": "「カルマノイズが現れる様子はないな」",
"377000811_5": "「……そうか。クリスティーナの出番は、かなり後の方だったな。\\n それまで、何事もないといいのだが……」",
"377000811_6": "「それにしても、アイツ……」",
"377000811_7": "「なんだよ、ずいぶんひでぇ顔してるな。あたしは誰かさんに\\n ファンを楽しませる気持ちになれって説教されたけど……」",
"377000811_8": "「な……ッ! そんなのあたりまえでしょッ!\\n というか、を中止にしたいんじゃなかったの」",
"377000811_9": "「それはもう諦めたから忘れてくれ。\\n それより、怒って睨みつけるような顔で、客は喜ぶのか」",
"377000811_10": "「……あなたにそんなこと、言われたくないわよ」",
"377000811_11": "「いやいや、あたしには言う権利あると思うぞ。\\n なんなら影武者復帰して、あたしが代わりに出てやるからな」",
"377000811_12": "「ふざけないでッ!! あの時は仕方なかったけど、\\n これから上がるのはあたしのステージッ」",
"377000811_13": "「待っているのは、このあたしのファンなのよッ!!\\n もう二度と、誰にも譲らないんだからッ」",
"377000811_14": "「大きい声出せるじゃないか。その意気だよ。\\n あたしがクリスティーナする時は、そんな感じだからな」",
"377000811_15": "「へ?」",
"377000811_16": "「一世一代のチャンス、最高のステージにするんだろ?\\n だったらまず、いつも通りじゃなきゃな」",
"377000811_17": "「……ッ!」",
"377000811_18": "「うぬぼれやで、自信満々で、上から目線で……」",
"377000811_19": "「ファンが見たいのは、いつも通りの、\\n 宇宙一のお前のパフォーマンスなんじゃないのか」",
"377000811_20": "「……そうだな。わたしもその意見に賛成だ」",
"377000811_21": "「いつも通りって言われても、よく分かんないわよ……」",
"377000811_22": "「歌は、誰でも唄える。だからこそ、\\n 比べてしまい、悩み、苦しむものなのだろう」",
"377000811_23": "「だが、歌は比べるものじゃない。それは、唄う者の\\n 魂が宿る、『胸の歌』だからだ」",
"377000811_24": "「胸の、歌……」",
"377000811_25": "「お前は、ステージのために、ずっと頑張って\\n 練習してきたんだろ」",
"377000811_26": "「その理由は、あたしとも先輩とも違うはずだ。\\n お前が唄う理由はなんなんだ」",
"377000811_27": "「唄う理由……」",
"377000811_28": "「あたしは、パパやママに歌を聴いてもらうのが好きだった。\\n それは、人が幸せそうな笑顔になってくれるから……」",
"377000811_29": "「だからあたし、思ったの。\\n あたしの歌で、もっとたくさんの人を笑顔にできたらって」",
"377000811_30": "「だから、2人にもらったお守りのペンダントに誓ったんだ」",
"377000811_31": "「あたしは、あたしの歌で\\n 宇宙一のアイドルになってやるんだって……ッ」",
"377000811_32": "「それが、胸の中にあるものか」",
"377000811_33": "「なんで忘れてたんだろう……。クリスの歌をマネしようと\\n したって、意味なんてなかったのに……」",
"377000811_34": "「なんだ? そんなこと考えてたのか?」",
"377000811_35": "「――ッ!\\n 今のは無しッ」",
"377000811_36": "「それより、こんなことしてる場合じゃないわッ!\\n 出番までもう時間がないッ」",
"377000811_37": "「最後まで、あたしの可愛さを高めないとッ!\\n それじゃねッ」",
"377000811_38": "「……ま、アイツはああじゃないとな」",
"377000811_39": "「…………」",
"377000811_40": "「あら、プロデューサーじゃない。\\n なによ、心配で見に来ちゃったの」",
"377000811_41": "「ああ、クリスティーナ。\\n いや、その……」",
"377000811_42": "「? まあいいわ。あたしは大丈夫だからッ!\\n プロデューサーは世界に向けた新曲でも考えててよねッ」",
"377000811_43": "「え、ええ。\\n 分かりましたよ」",
"377000811_44": "「すごいのをお願いねッ! ……そうだ、プロデューサー」",
"377000811_45": "「なんですか?」",
"377000811_46": "「あたしをここまで連れてきてくれてありがとう。あたしの才能を\\n 最初に見出してくれたのは、プロデューサーだものッ」",
"377000811_47": "「お礼って訳じゃないけど、今日はあたし史上最高の\\n パフォーマンスを見せて、世界に躍り出てあげるッ」",
"377000811_48": "「クリスティーナ……ッ!」",
"377000811_49": "「それじゃあ行って来るわねッ!!」",
"377000811_50": "「……フフ、意気に感ずる。というものでしょうかね。\\n あんなに楽しそうにステージに上がる姿を見てしまっては」",
"377000811_51": "「迷っている場合では、ありませんね。\\n 目を背けるのは、もうおしまいです」"
}