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"382000142_0": "「それにしても、S.O.N.G.の本部って潜水艦の中なのに\\n ずいぶん広いですね。迷っちゃいそうです」",
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"382000142_1": "「実はボクも、たまに迷ってしまって、\\n 友里さんや藤尭さんに助けてもらっているんです」",
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"382000142_2": "「いたたたた……たんこぶできてないかな?」",
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"382000142_3": "「訓練中に集中力を欠くからだ。\\n たるんでいるんじゃないか?」",
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"382000142_4": "「うー、面目次第もございません……」",
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"382000142_5": "「響先輩ッ!」",
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"382000142_6": "「明日香ちゃんッ!? 本部に来てたんだッ!」",
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"382000142_7": "「検査のために来てもらっていたんです」",
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"382000142_8": "「検査ッ!? なんともなかったッ!?」",
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"382000142_9": "「はい。\\n 今のところなんの異常も認められませんでしたよ」",
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"382000142_10": "「そっかー、なんともなくてよかったよッ!」",
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"382000142_11": "「はい……なんともなかったです」",
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"382000142_12": "「およ? なんだか、残念そうデスね?」",
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"382000142_13": "「ひょっとしたら、検査で装者の素質が見つかるかも、\\n なんて期待していたので……」",
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"382000142_14": "「明日香ちゃんは、\\n 奏さんに憧れているんだもんね……」",
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"382000142_15": "「ただ、まだすべての検査が終わったわけではありませんので、\\n もう一度来ていただく予定です」",
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"382000142_16": "「つまり、まだ望みはあるということですッ!」",
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"382000142_17": "「だったら、くよくよしてる場合じゃありませんッ!」",
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"382000142_18": "「あのような目に遭いながらも、戦うことに臆さないか。\\n 水流の勇気は本物だな」",
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"382000142_19": "(だが、それゆえに危うさもある。\\n 無茶をしなければいいが……)",
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"382000142_20": "「なんだ? 先に行ったと思ったらこんなところで立ち話か?」",
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"382000142_21": "「エルフナインと……あら、その子は」",
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"382000142_22": "「こんにちは、水流明日香ですッ!」",
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"382000142_23": "「そういや、顔は合わせちゃいたが、話すのは初めてだったな。\\n 雪音クリスだ」",
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"382000142_24": "「マリア・カデンツァヴナ・イヴよ。よろしくね」",
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"382000142_25": "「あの、お2人もシンフォギア装者なんですよねッ!?」",
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"382000142_26": "「え、ええ、そうだけど」",
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"382000142_27": "「これで7人の装者が勢ぞろいですねッ!",
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"382000142_28": " お2人はどんな武器で戦うんですかッ!?」",
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"382000142_29": "「――へ? ああ……。\\n あたしは銃なんかの飛び道具専門だけど……」",
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"382000142_30": "「銃ッ! なるほど、遠距離からの援護も重要ですもんねッ!\\n マリアさんはッ!?」",
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"382000142_31": "「わたしは剣が主な武器ね」",
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"382000142_32": "「なるほどッ! 翼さん以外にも剣使いがッ!\\n 戦闘スタイルにどのような違いがあるのか気になりますッ!」",
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"382000142_33": "「お2人も歌を唄いながら戦うんですよね?\\n あの歌は、自分で考えてるんですか? それとも……」",
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"382000142_34": "「ちょ、ちょっと待て、食いつき過ぎだッ!\\n 少しは落ち着けッ!」",
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"382000142_35": "「あ……すみません。\\n ついつい……」",
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"382000142_36": "「ったく、やかましいのは間に合ってんだよ。\\n 猪武者は1人で十分だ」",
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"382000142_37": "「クリスちゃん、確かに翼さんは武者って感じだけど、\\n イノシシはひどいと思うな」",
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"382000142_38": "「お前のことだよッ!」",
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"382000142_39": "「えぇッ!? なんでッ!?」",
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"382000142_40": "「なんだか、いつもの日常に帰ってきたって気がするね」",
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"382000142_41": "「うんうん、平和が一番デース」",
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"382000142_42": "「な、何が起きたデスかッ!?」",
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"382000142_43": "「ただ事じゃないのは確かだな。\\n よりによって、客がいる時に――」",
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"382000142_44": "「明日香ちゃん、大丈夫だからねッ!\\n わたしたちがついているからッ!」",
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"382000142_45": "「ありがとうございますッ!",
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"382000142_46": " それにしても、さっきの揺れとこの警報……」",
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"382000142_47": "「ひょっとして、異常進化したイルカの襲撃でしょうかッ!?\\n ならばあたしも、微力ながら助太刀しますッ!」",
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"382000142_48": "「たぶんそれは違うと思う……」",
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"382000142_49": "「まずは、状況の把握が必要ね」",
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"382000142_50": "「ああ。なにより、水流を巻き込むわけにはいかない。\\n ひとまず、我々で警護しながら発令所まで向かうぞ」",
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"382000142_51": "「わ、分かりました」",
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"382000142_52": "「それじゃあ、こっちに――」",
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"382000142_53": "「――ッ!?\\n 壁に穴がッ!」",
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"382000142_54": "「誰かいる……ッ!?",
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"382000142_55": " 響、気をつけてッ!」",
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"382000142_56": "「侵入者ッ!?」",
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"382000142_57": "「おいおい、まさか1人で乗り込んで来たってのかッ!?」",
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"382000142_58": "「……見つけたぞ、明日香」",
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"382000142_59": "「え……?」",
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"382000142_60": "「ま、まさか……、\\n あいつがここまで追ってきたのッ!?」",
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"382000142_61": "「明日香ちゃん、わたしたちの後ろにッ!」",
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"382000142_62": "「やるしかないデスッ!\\n ギアを纏って――」",
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"382000142_63": "「その必要はない」",
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"382000142_64": "「師匠ッ!?」",
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"382000142_65": "「下がっていろ。俺が相手をする」",
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"382000142_66": "「…………」",
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"382000142_67": "「いくぞ。",
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"382000142_68": " ……はぁああッ!」",
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"382000142_69": "「……ッ!」",
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"382000142_70": "「なんという衝撃……ッ!」",
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"382000142_71": "「ひええ……司令の本気の攻撃って、\\n やりすぎデスよ……ッ!」",
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"382000142_72": "「あの侵入者、まだ立っているわッ!\\n 司令の一撃を受けきったというのッ!?」",
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"382000142_73": "「いったい、何と戦って……?」",
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"382000142_74": "「え? あれって……」",
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"382000142_75": "「イシムじゃ……ないッ!!」",
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"382000142_76": "「普通の……人間?」",
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"382000142_77": "「ただの人間がおっさんの拳を\\n 受け止めたってのかよッ!?」",
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"382000142_78": "「――ッ!!」",
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"382000142_79": "「え、嘘……ッ!?」",
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"382000142_80": "「おおッ!」",
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"382000142_81": "「ふんッ!」",
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"382000142_82": "「距離をとれッ! 近づき過ぎれば拳圧に巻き込まれ、\\n ただでは済まなくなるぞッ!」",
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"382000142_83": "「ぜあッ!!」",
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"382000142_84": "「デデデデースッ!? 爆弾でも使ったみたいに、\\n 壁がキレイさっぱりはじけ飛んだデスッ!?」",
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"382000142_85": "「まずいな……このままでは、このフロアが丸ごと\\n 破壊されかねない……ッ!」",
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"382000142_86": "「それどころか、本部が沈没してしまう恐れもあります……ッ!」",
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"382000142_87": "「な、なんとかして2人を止めないとッ!」",
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"382000142_88": "「止めるったって、どうやってだよッ!?\\n あたしら全員がギアを纏っても手に負えるかどうか……」",
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"382000142_89": "「…………」",
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"382000142_90": "「……どうした? 来ないのか?」",
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"382000142_91": "「……思ったほど衰えてはいないようだな。\\n ……風鳴弦十郎」",
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"382000142_92": "「お前こそ。むしろ拳のキレは増しているか」",
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"382000142_93": "「……え? 師匠の名前を知ってる?」",
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"382000142_94": "「もしかして……知り合い、なんですか?」",
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"382000142_95": "「ああ。この男は<ruby=ちゃくらのりすけ>茶蔵紀輔</ruby>と言ってな。昔、何度か――」",
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"382000142_96": "「師範ッ!」",
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"382000142_97": "「……なに?」",
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"382000142_98": "「……え?」",
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"382000142_99": "「水流……今、なんと?」",
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"382000142_100": "「この人は、あたしが武術を教わった師範なんですッ!」",
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"382000142_101": "「……えぇえええええーッ!?」"
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