80 lines
6.4 KiB
JSON
80 lines
6.4 KiB
JSON
{
|
||
"312000612_0": "「はぁ――ッ!!」",
|
||
"312000612_1": "「わたしは、こっちの敵を……ッ!」",
|
||
"312000612_2": "「……ッ!?」",
|
||
"312000612_3": "「させるかッ!」",
|
||
"312000612_4": "「……あ、ありがとうございます」",
|
||
"312000612_5": "「別にいいけど……。\\n 今のは、ちょっと急ぎすぎだったな」",
|
||
"312000612_6": "「落ち着いて互いをカバーしあえば、十分に立ち回れる相手だ。\\n 自分1人ではないと、心に留めておいてくれ」",
|
||
"312000612_7": "「わかりました」",
|
||
"312000612_8": "(2人とも、すごく頼りになる。\\n これなら――)",
|
||
"312000612_9": "「この反応は……ッ!」",
|
||
"312000612_10": "「そっちに向かっていますッ!」",
|
||
"312000612_11": "「なにッ!?」",
|
||
"312000612_12": "「いったい、何が……?」",
|
||
"312000612_13": "「ああ……ッ!」",
|
||
"312000612_14": "「月読ッ!」",
|
||
"312000612_15": "「っのやろーッ!」",
|
||
"312000612_16": "「……なッ!? 速いッ!\\n これが、例の青いヤツか……」",
|
||
"312000612_17": "「ああ。両腕から放たれる長距離攻撃は厄介だ。\\n 間合いに注意してくれ」",
|
||
"312000612_18": "「ううッ……」",
|
||
"312000612_19": "「立てるか?」",
|
||
"312000612_20": "「まずい。このままじゃ標的になるッ!」",
|
||
"312000612_21": "「……撤退だ」",
|
||
"312000612_22": "「……え」",
|
||
"312000612_23": "「クリスくんはそのまま敵をけん制、\\n 翼は調くんを連れて退却してくれ……」",
|
||
"312000612_24": "「……わかりました」",
|
||
"312000612_25": "「くそッ……。\\n ウェディングギア無しじゃ、ここまでってことなのか……」",
|
||
"312000612_26": "「……」",
|
||
"312000612_27": "「その気持ちだって、十分でっかい力になるデスッ!」",
|
||
"312000612_28": "「ウェディングギアがくれる幸せが全てじゃないデス。\\n アタシの幸せの中には、調が見ていてくれる幸せもあるんデス」",
|
||
"312000612_29": "「だから、もっともっと頑張れちゃうデスよ」",
|
||
"312000612_30": "「ウェディングギアだけが……、幸福じゃ……ないッ!」",
|
||
"312000612_31": "「……調くんッ!?」",
|
||
"312000612_32": "「わたしだって、切ちゃんから……、\\n みんなからもらった幸せを……たくさん持っているッ!」",
|
||
"312000612_33": "「ウェディングギアはなくても、\\n この胸には、幸せがたくさんあるッ!」",
|
||
"312000612_34": "「月読……」",
|
||
"312000612_35": "「……」",
|
||
"312000612_36": "「はじめてウェディングギアに変化したとき、\\n 切ちゃん……、すごくうれしそうだった……ッ!」",
|
||
"312000612_37": "「それを見て、わたしも心がポカポカした。\\n ……わたしも幸せをもらった」",
|
||
"312000612_38": "「……この幸せがあれば、不幸とだって戦える」",
|
||
"312000612_39": "「こいつを倒して、\\n わたしが切ちゃんの幸せを取り戻すッ!」",
|
||
"312000612_40": "「……調くん」",
|
||
"312000612_41": "「……後輩が頑張ってるっていうのに、\\n 先輩のあたしがカッコつけないわけにはいかないよな」",
|
||
"312000612_42": "「それは、その先輩であるわたしも同じだ」",
|
||
"312000612_43": "「みなさん……」",
|
||
"312000612_44": "「アタシだっておんなじデスッ!」",
|
||
"312000612_45": "「切ちゃん……ッ!?」",
|
||
"312000612_46": "「お前たち……ッ!」",
|
||
"312000612_47": "「いけません、まだ安静にしていないと、\\n 不幸のオーラによる影響が……」",
|
||
"312000612_48": "「たとえこの身が、不幸に苛まれようとも……」",
|
||
"312000612_49": "「だれかの不幸を、見過ごしたりはできない……ッ!」",
|
||
"312000612_50": "「わたしたちにそれを止める力があるなら――」",
|
||
"312000612_51": "「アタシたちは立ち上がって、戦わないといけないんデスッ!」",
|
||
"312000612_52": "「……」",
|
||
"312000612_53": "(みなさんから感じる、この想いは……ッ!?)",
|
||
"312000612_54": "(こいつらの想いは、今も不幸に塗りつぶされちゃいないか。\\n だったら……、今の俺ができることは……)",
|
||
"312000612_55": "「みなさんの様子から、不幸のオーラの影響による危険域、\\n マリッジブルー状態ではないと判断します」",
|
||
"312000612_56": "「それじゃあッ!」",
|
||
"312000612_57": "「ですが、検査も行わず、\\n 万全と言い難い状態なのは確かです」",
|
||
"312000612_58": "「だめだと言っても、黙っているわたしたちではないわよ」",
|
||
"312000612_59": "「……確かに、\\n 寝かしつけたところで、起き上がってくるだろうな」",
|
||
"312000612_60": "「…はいッ!\\n ボクは、不幸に負けない、みなさんの心の強さを信じますッ!」",
|
||
"312000612_61": "「それってッ!」",
|
||
"312000612_62": "「装者7名、全員の状況介入を許可する」",
|
||
"312000612_63": "「ありがとうございますッ!」",
|
||
"312000612_64": "「だが、下を向いて帰ってくることは許さんッ!\\n 全員笑顔で帰還しろ。これが出撃の絶対条件だ」",
|
||
"312000612_65": "「それは……」",
|
||
"312000612_66": "「……自信がないなら、わたしが切ちゃんを笑顔にしてみせる」",
|
||
"312000612_67": "「調……ッ?」",
|
||
"312000612_68": "「それでもだめなら、\\n 先輩が、アバンギャルドな防人ジョークで笑わせてくれるッ!」",
|
||
"312000612_69": "「それでだめなら、雪音が腹踊りでも披露してくれるそうだ」",
|
||
"312000612_70": "「んなッ!?」",
|
||
"312000612_71": "「だからその条件は、わたしたちが保証するッ!」",
|
||
"312000612_72": "「みんな……」",
|
||
"312000612_73": "「さあ、どうする?」",
|
||
"312000612_74": "「受けて立つわッ!」",
|
||
"312000612_75": "「もちろんですッ!」",
|
||
"312000612_76": "「やってやるデスッ!」",
|
||
"312000612_77": "「これが幸福の種であると信じている。\\n さあ、いってこいッ!」"
|
||
} |