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"312000111_0": "黒衣の花嫁",
"312000111_1": "「潜入調査?」",
"312000111_2": "「ああ。突如起動した哲学兵装の危険性については、\\n これまでの任務で身をもって知っているな?」",
"312000111_3": "「我々としては、それを未然に防ぐべく、\\n 調査を進めているところだ」",
"312000111_4": "「今は、各自手分けして情報収集にあたっている」",
"312000111_5": "「マリアくんには哲学兵装と思しき代物について、\\n 現場に潜入して、直接確かめてもらいたい」",
"312000111_6": "「わかったわ。\\n ……今ある情報は、この資料ですべて?」",
"312000111_7": "「はい。こうした噂の類は、世界にいくつもあるので、\\n これ以上は実物を確認しないことには、難しいのが現状です」",
"312000111_8": "「無論、条件さえそろえばS.O.N.G.へ移送、\\n 解析することが可能となる運びだ」",
"312000111_9": "「だが、万が一にも発動した哲学兵装と接触した場合、\\n 然るべき対応が必要になるだろう」",
"312000111_10": "「……ある意味、もっとも危険な段階といえるわね」",
"312000111_11": "「わかったわ。\\n 気を引き締めて、慎重に調査を……」",
"312000111_12": "「……ッ!?\\n こ、これがその曰くつきの品ッ?」",
"312000111_13": "「そうです。\\n 今回は、その純白の……」",
"312000111_14": "「ウェディングドレスッ!?」",
"312000111_15": "「ブライダル雑誌のモデルをするんですか?」",
"312000111_16": "「ええ。\\n 潜入調査とはいえ、花嫁さん役だなんて悪くない気分よね」",
"312000111_17": "「いいなー。純白の花嫁衣装……ッ!\\n フリフリのヒラヒラで……」",
"312000111_18": "「あの、それって、\\n わたしもついていったらダメかなぁ……なーんて」",
"312000111_19": "「……響。遊びじゃないんだから」",
"312000111_20": "「じょ、冗談だって。\\n ちょっと言ってみただけで。アハハ」",
"312000111_21": "「まぁ、憧れちゃう気持ちはわかるけどね。\\n 女の子なら、誰だってそうなんじゃないかな」",
"312000111_22": "「ウェディングドレス……女の子の憧れ、か。\\n まさかこんな形で袖を通すことになるなんて」",
"312000111_23": "「マリアさんだったら、絶対素敵な花嫁さんになれますよッ!」",
"312000111_24": "「えぇぇッ!?\\n マリアが花嫁さんにデスかッ?」",
"312000111_25": "「任務よ、任務ッ!\\n 本当に結婚するわけじゃないんだから」",
"312000111_26": "「実は……」",
"312000111_27": "「……そういうことだったんデスか。\\n てっきり、マリアがお嫁にいってしまうと思ったデスよ」",
"312000111_28": "「そんなわけないでしょ。\\n それより、メディカルチェックの結果はどうだったの?」",
"312000111_29": "「絶好調デスッ!\\n 元気すぎると言われちゃうくらいデスよ」",
"312000111_30": "「それ、わたしも言われたよ。\\n もしかして、みんなに言ってるのかな?」",
"312000111_31": "「それがいつもの響だもの。\\n 今日も異常なしってことじゃないかな」",
"312000111_32": "「そっか。\\n まぁ、元気なことはいいことだよね」",
"312000111_33": "「……じゃあ、そろそろいくわ。\\n 任務とはいえ、モデルは遅刻厳禁だもの」",
"312000111_34": "「さすがのプロ意識デスッ!」",
"312000111_35": "「いってらっしゃい」",
"312000111_36": "「雑誌で見るウェディングドレス姿、楽しみにしてますッ!」",
"312000111_37": "「任せなさいッ!」",
"312000111_38": "(とは言ったものの……。\\n なによ、なんなのよッ これはッ)",
"312000111_39": "(このウェディングドレス……可愛すぎるッ!\\n この可愛さ……、抗えるわけないじゃないッ)",
"312000111_40": "(可愛さに着られないように、\\n わたしももっと、胸をはって……ッ)",
"312000111_41": "「わぁ……。やっぱり綺麗ね。\\n さすがはマリア・カデンツァヴナ・イヴッ」",
"312000111_42": "「いいねー。\\n 次は、ちょっと振り向く感じでッ」",
"312000111_43": "「これなら、ドレスも大満足だろうな」",
"312000111_44": "「<size=30>もちろんデースッ!\\n ドレスも大喜びで、ふわふわしてるデスよ</size>」",
"312000111_45": "「<size=30>ドレスもマリアさんもふわふわで、\\n これぞ、ザ・可愛いお嫁さんって感じだよねッ</size>」",
"312000111_46": "「<size=25>し―ッ、2人とも声が大きいッ。\\n 撮影の邪魔になっちゃうでしょ?</size>」",
"312000111_47": "「……この声は」",
"312000111_48": "「わわッ、見つかっちゃったッ!」",
"312000111_49": "「あなたたち、わざわざついてきたの?」",
"312000111_50": "「アハハ……、面目ないデス。\\n 生ウェディングドレスの誘惑には抗えなかったデスよ」",
"312000111_51": "「黙ってついてきちゃって、ごめんなさい」",
"312000111_52": "「すみません。\\n 人を止めるつもりが、一緒に見惚れてしまって……」",
"312000111_53": "「はあ……。仕方ないわね……」",
"312000111_54": "「オッケーですッ!」",
"312000111_55": "「お疲れ様でしたーッ!」",
"312000111_56": "「お疲れ様」",
"312000111_57": "「お疲れ様です。すごく素敵な花嫁姿でした」",
"312000111_58": "「フフッ、ありがとう」",
"312000111_59": "「本当の花嫁さんみたいに幸せそうで、\\n こっちまで幸せ気分になっちゃいました」",
"312000111_60": "「ふわふわドレスに、お似合いのふわふわ笑顔だったデス」",
"312000111_61": "「すごく豪華なドレスだよね。\\n このふわふわの中には、何が入ってるんですか?」",
"312000111_62": "「このドレスはプリンセスラインといって、\\n スカートを大きく膨らませるデザインのドレスなの」",
"312000111_63": "「中には……そうね。\\n 女の子の憧れがたくさん詰まっているんじゃないかしら?」",
"312000111_64": "「女の子の憧れかあ。こりゃ膨らむわけですなあ~」",
"312000111_65": "「フフッ、夢のある回答ですね」",
"312000111_66": "「花嫁さんといえば、女の子の憧れだもの。\\n モデルとして、それを纏う幸せを伝えていきたいの」",
"312000111_67": "「なるほどデス。幸せは人の数だけあれど、\\n ウェディングドレスとは切っても切れないテーマなわけデスね」",
"312000111_68": "「それはそうよ。\\n 花嫁さんだって、幸せを求めてドレスを纏うに違いないわ」",
"312000111_69": "「今日のマリアはどうなんデスか?」",
"312000111_70": "「えッ? ……そうね。\\n わたしだって、いつかは本当に……」",
"312000111_71": "<size=40>「おお~」</size>",
"312000111_72": "「は、話はこれくらいにして、\\n そろそろ着替えるから、あなたたちはちゃんと帰るのよ?」",
"312000111_73": "「はい」",
"312000111_74": "「分かったデスッ!」",
"312000111_75": "(……あっという間だったわね。\\n 少し名残惜しいけど、素敵な体験だったわ)",
"312000111_76": "(ウェディングドレス……。\\n 憧れの花嫁さん……。女の幸せ……)",
"312000111_77": "(……結婚か。小高い丘の、\\n 赤い可愛い屋根の一軒家……) ",
"312000111_78": "(毎日おいしいご飯を作って、お庭に洗濯物を干して。\\n 天気がいい日は、お弁当を持ってみんなでピクニックに……)",
"312000111_79": "「ってッ! ウェディングドレスが嬉しくて、\\n つい、はしゃいでしまったわッ」",
"312000111_80": "「そうよ。\\n 花嫁さんだなんて、浮かれてばかりもいられないわ」",
"312000111_81": "「わたしの任務は、哲学兵装と思しきウェディングドレスを\\n 特定し、真実を見極めることッ」",
"312000111_82": "「とにかく、まずは情報を集めないと」",
"312000111_83": "「ウェディングドレスにまつわる、\\n 妙な噂や不思議なこと……ですか?」",
"312000111_84": "「ええ。なんでもいいわ」",
"312000111_85": "「この業界、スタジオの怪談ならよく聞きますけど、\\n ウェディングドレスってのは……」",
"312000111_86": "「それなら、ほら。あれのことじゃないですか?\\n 近寄るだけで不幸が訪れるー、っていう」",
"312000111_87": "「近寄るだけで不幸が?」",
"312000111_88": "「ああ。お前、まだそんなこと信じてるのか?\\n あんなのただの噂だよ。上等なドレスに失礼だろ」",
"312000111_89": "「それで、そのドレスは今どこに?」",
"312000111_90": "「どこにもなにも、ほら。\\n あのドレスですよ」",
"312000111_91": "「あっちでモデルさんが着ている……」",
"312000111_92": "「こんな素敵なアンティークドレスが着られるなんて。\\n モデルやっててよかったーッ」",
"312000111_93": "「……この感じはッ!?」",
"312000111_94": "「彼女、今度本当に結婚するらしいですよ」",
"312000111_95": "「今日はただの撮影だっていうのに、\\n もう、幸せオーラ全開って感じですよねッ」",
"312000111_96": "「本番でもこんなドレスで式を挙げたいなぁ。\\n 私、今すっごく――」",
"312000111_97": "「いけないッ! みんな、離れてッ!」",
"312000111_98": "<size=40>「幸せですッ!!」</size>",
"312000111_99": "「高エネルギー反応を検知ッ!」",
"312000111_100": "「この場所は……ッ!\\n マリアさんが調査中のスタジオです」",
"312000111_101": "「なんだと……ッ!?」",
"312000111_102": "「何があったんですかッ!?」",
"312000111_103": "「問題のドレスと、\\n マリアさんが接触した可能性が高いです」",
"312000111_104": "「マリアは無事なんデスかッ!?」",
"312000111_105": "「それはまだ……」",
"312000111_106": "「そんな……」",
"312000111_107": "「わたしなら大丈夫」",
"312000111_108": "「マリアッ!」",
"312000111_109": "「現場はどうなっているッ!?」",
"312000111_110": "「現場なら――」",
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"312000112_4": "「はああああッ!」",
"312000112_5": "「はあ――ッ!」",
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"312000112_8": "「心配で、慌てて飛び出してきちゃったデスよ」",
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"312000121_1": "「どうしてこんなところに人が?\\n 他にも逃げ遅れた人がいるんじゃ……」",
"312000121_2": "「作戦地域周辺の避難、全て完了しました。\\n スタジオスタッフ、全員の無事も確認済みです」",
"312000121_3": "「……よかったッ!」",
"312000121_4": "「ここは危険ですッ! あなたも早く避難をッ!」",
"312000121_5": "「待ってッ!」",
"312000121_6": "「ううう……ッ!」",
"312000121_7": "「なッ……!?」",
"312000121_8": "「またあの黒っぽいのが出てきたデスッ!」",
"312000121_9": "「はああああッ!」",
"312000121_10": "「クリスちゃんッ!」",
"312000121_11": "「ちょせぇのが次から次へとッ<speed=0.5></speed>\\n コイツらが護ってる、ソイツが親玉か?」",
"312000121_12": "「……うう」",
"312000121_13": "「敵が彼女を中心に現れる以上、原因というのは間違いない」",
"312000121_14": "「だけど、親玉というなら、そのウェディングドレスよ。\\n 彼女自身は人質に過ぎないわッ」",
"312000121_15": "「どういうことだ?」",
"312000121_16": "「聞き込み中、彼女の纏っているソレが突然発動したの。\\n 纏っている彼女自身の意思とは、何の関係もないわ」",
"312000121_17": "「高エネルギー反応の座標から見て、\\n あのドレスが哲学兵装というのは間違いありません」",
"312000121_18": "「手にした本人の意思にかかわらず、\\n 偶然にも力の発動条件を満たしてしまったようですね」",
"312000121_19": "「衣服の哲学兵装、周囲に出現した謎の敵。\\n この現象は、過去の振袖事件と酷似しているな」",
"312000121_20": "「哲学兵装が、彼女を依り代にしてしまっということですね」",
"312000121_21": "「くッ、潜入捜査で穏便に回収するつもりが、\\n こうも展開が早いとはな」",
"312000121_22": "「うッ……ううう……」",
"312000121_23": "「なんだか、苦しんでるみたい」",
"312000121_24": "「これじゃ、こっちがイジメっ子デス……」",
"312000121_25": "「……ここで諦めたら、\\n 彼女の意識が呪いに塗りつぶされてしまうッ」",
"312000121_26": "「う……ううッ……」",
"312000121_27": "「しっかりしなさいッ! 惑わされるなッ!」",
"312000121_28": "「あなたは、わたしと同じように撮影に参加していた――」",
"312000121_29": "「もうすぐ本当に結婚する、\\n ただの幸せなモデルでしょッ?」",
"312000121_30": "「しあ<speed=0.5>わ</speed>……<speed=0.5>せ</speed>……?」",
"312000121_31": "「<speed=0.5>う</speed>……ううううううぅッ!!<speed=1></speed>\\n あああああぁああッ」",
"312000121_32": "「何ッ!?」",
"312000121_33": "「『疎ましい…<speed=0.5>…</speed>妬ましい……ッ<speed=0.5></speed>\\n この世のすべての幸せがッ』」",
"312000121_34": "「消えたッ!?」",
"312000121_35": "「哲学兵装の反応、女性の生体反応ごとロストしましたッ!」",
"312000121_36": "「なんだとッ!」",
"312000121_37": "「大変ですッ!\\n ロストした座標の周囲に無数のエネルギー反応がッ」",
"312000121_38": "「わわッ!?\\n 代わりに黒っぽいのがたくさんッ?」",
"312000121_39": "「置き土産が多すぎるッ!」",
"312000121_40": "「ここは1人当たり、\\n 体、体……いっぱいやるしかなさそうデスッ」",
"312000121_41": "「女性の行方はこちらで追う。\\n 今はそいつらの殲滅が最優先だ。頼んだぞッ」",
"312000121_42": "「了解ッ!」"
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"312000122_0": "「はあ――ッ!」",
"312000122_1": "「はあ、はあ……ッ!\\n 今ので最後デスッ」",
"312000122_2": "(……なにか、変な感覚が……)",
"312000122_3": "「切歌ちゃん、後ろッ!」",
"312000122_4": "「なッ!?」",
"312000122_5": "「はあ――ッ!」",
"312000122_6": "「まったく。油断するなよな」",
"312000122_7": "「ごめんなさいデス」",
"312000122_8": "「殲滅にはもう少しかかると思ったんだけれど。\\n 本当に、随分と攻め急いだものね」",
"312000122_9": "「バーッとやってたら、\\n あっという間だったデ……ス……」",
"312000122_10": "「おいッ!?」",
"312000122_11": "「大丈夫ッ!?」",
"312000122_12": "「……平気デスッ!\\n ちょっと張り切りすぎただけデス」",
"312000122_13": "「……ならいいけれど」",
"312000122_14": "「それより、女の人の行方が気になるデス」",
"312000122_15": "「そうだね。あの人、苦しんでた……。\\n 一刻も早く、助けないとッ」",
"312000122_16": "「って、どこにいくつもりだ?」",
"312000122_17": "「だって、まだこの近くにいるかもしれないんだよ?」",
"312000122_18": "「そりゃ、そうかもしんないけど……。\\n 人探しはおっさんたちに任せて、まずは戻って報告だ」",
"312000122_19": "「この局面、今はあなた1人で無理する番じゃないわ。\\n みんなで頑張りましょう」",
"312000122_20": "「……はいッ!」",
"312000122_21": "「……」",
"312000122_22": "「本当に大丈夫なの?」",
"312000122_23": "「大丈夫デスッ!\\n ほんの少し、ふらっとしただけデスよ」",
"312000122_24": "「……」",
"312000122_25": "「気分がすぐれない?」",
"312000122_26": "「ああ。\\n こいつのことを診てやってほしいんだ」",
"312000122_27": "「ホントのホントに大丈夫デスッ!\\n アタシの元気は、今朝のチェックで折り紙付きデスよ」",
"312000122_28": "「そういうのは、倒れてないやつが言うセリフだろ?」",
"312000122_29": "「わたしも、ちゃんと調べたほうがいいと思う」",
"312000122_30": "「そうだよ。\\n 見たことない敵だったし、心配だよ」",
"312000122_31": "「それは響もでしょ。\\n ほら、顔、ちゃんと見せて?」",
"312000122_32": "「えッ?」",
"312000122_33": "「……やっぱり、ちょっと疲れた顔してる」",
"312000122_34": "「そうかな? 自分じゃあんまりわからないけど」",
"312000122_35": "「言われてみれば、わたしも疲れが気になるわ」",
"312000122_36": "「そんなに手ごわい相手だったんですか?」",
"312000122_37": "「むしろ、楽勝過ぎて気が緩んだデス」",
"312000122_38": "「だからこそ、疲れに違和感がある……。\\n 敵の正体を探る意味でも、しっかり調べたほうがよさそうね」",
"312000122_39": "「確かに、\\n 交戦中、何らかの影響を受けた可能性は、十分考えられます」",
"312000122_40": "「戦闘に参加された皆さんには、通常のチェックに加え、\\n 特別プランで徹底的に調べてみましょう」",
"312000122_41": "(もし、外傷が確認できない場合、\\n 心配なのは心的影響……)",
"312000122_42": "(その場合、矛先となっているのは装者の精神――、\\n それはシンフォギアの中核ともいえる力)",
"312000122_43": "(何事もないといいのですが……)",
"312000122_44": "「それじゃあ、ちゃちゃっと元気を証明してくるデスよ」",
"312000122_45": "「うん」",
"312000122_46": "「いこう、エルフナインちゃん」",
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"312000131_2": "「ただいまー。\\n みんな、健康そのものだったよ」",
"312000131_3": "「オールグリーンだったデスッ!」",
"312000131_4": "「よかった」",
"312000131_5": "「検査結果って、こんなに早く出るものなの?」",
"312000131_6": "「外傷の類ならすぐなのですが、\\n まだ結果が出ていないものもたくさん……」",
"312000131_7": "「そうだったんデスかッ!?」",
"312000131_8": "「すみません。本格的な解析もこれからですし……。\\n でも、できるだけ早く終わるように頑張りますッ」",
"312000131_9": "「分かったわ。\\n 無理しなくていいから、しっかりね」",
"312000131_10": "「ありがとうございますッ!\\n では、急ぎ対応しますッ」",
"312000131_11": "「危ないッ!」",
"312000131_12": "「わわッ!?」",
"312000131_13": "「っと、大丈夫か?\\n 不用意に駆け出すとは感心しないな」",
"312000131_14": "「はわわわッ。す、すみませんッ!」",
"312000131_15": "「ちょうどよかった。みなさんお揃いですね」",
"312000131_16": "「今回の『黒衣の花嫁事件』について、\\n マリアくんの報告とあわせて、一度状況を整理しておきたい」",
"312000131_17": "「発令所へ集合してくれ」",
"312000131_18": "「わかりましたッ!」",
"312000131_19": "「響……」",
"312000131_20": "「ごめん、すぐには帰れそうにないかも。\\n 未来は先に帰ってて。夕飯までには帰れると思うから」",
"312000131_21": "「うん」",
"312000131_22": "「緒川、事件について、\\n これまで判明している情報を頼む」",
"312000131_23": "「分かりました。\\n まず、哲学兵装として力を発したドレスについて」",
"312000131_24": "「『呪いのウェディングドレス』として、\\n ファッション業界の一部では噂になっていたものです」",
"312000131_25": "「なんでも、結婚を前に亡くなった女性の霊が、\\n ドレスに宿っているのだとか」",
"312000131_26": "「れ、霊……、デスかッ!?」",
"312000131_27": "「こ、……こら、ひっつくな」",
"312000131_28": "「ドレスの所有者は、\\n 撮影に臨んでいたドレスブランドのオーナー、幸谷氏」",
"312000131_29": "「マリアさんがモデルをしたドレスの\\n デザイナーでもありますね」",
"312000131_30": "「あのふわふわドレスのデザイナーさんがッ!?」",
"312000131_31": "「呪いのウェディングドレスまで\\n 作ってしまったんデスか?」",
"312000131_32": "「いえ。問題のドレスは、19世紀に制作されたもので、\\n 今ではアンティークと呼ばれる逸品です」",
"312000131_33": "「元々は米国の博物館に展示されていたものを、\\n 幸谷氏が高値で競り落としたそうです」",
"312000131_34": "「曰くの付いたドレスを欲しがるとは、\\n もの好きもいたもんだな……」",
"312000131_35": "「噂は気になるけれど、歴史的価値があるのも事実よ。\\n 重厚感のある見事なデザインだったわ」",
"312000131_36": "「ウェディングドレスなのに真っ黒だったのも、\\n アンティークだったからなんですか?」",
"312000131_37": "「それが、もとは美しい純白だったとか。\\n ……ほら、これがその写真よ」",
"312000131_38": "「白いドレス……ッ!?\\n わたしたちが見た時は黒かったけど、形は同じですね」",
"312000131_39": "「あの時は驚きの黒さだったデス。\\n 本当に同じドレスなんデスか?」",
"312000131_40": "「目の前で白いドレスが黒く染まっていくのを見たわ。\\n 力の発動と共に変化したんだと思う」",
"312000131_41": "「『近寄るだけで不幸が訪れる』という噂を聞いたけれど、\\n 不吉な雰囲気は十分あったわね」",
"312000131_42": "「色の変化は、哲学兵装としての力の発動を――、\\n 『不幸』とは出現する敵を指していると考えられます」",
"312000131_43": "「いずれにせよ、事件解決に向け、\\n 哲学兵装としての道理と、その力の特定は急務となるだろう」",
"312000131_44": "「俺たちに課せられた任務は、哲学兵装の回収――、\\n 及び、ドレスを纏った女性の救出だ」",
"312000131_45": "「行方については目下捜索中だが、\\n 敵の出現を確認次第、お前たちには殲滅にあたってもらう」",
"312000131_46": "「敵の正体について、まだまだ不明な点も少なくない。\\n くれぐれも慎重にことにあたってくれ」",
"312000131_47": "「了解ッ!」",
"312000131_48": "「では、情報収集は緒川さんたちにお任せするとして、\\n ボクはみなさんの戦闘情報の分析を……」",
"312000131_49": "「それって、わたしたちにも手伝えることかな?」",
"312000131_50": "「え? えーっと……」",
"312000131_51": "「嫌なら断っていいんだぞ。\\n 騒がしいのがいても、かえって邪魔するだけじゃないのか?」",
"312000131_52": "「い、いえ、そんなことはッ!」",
"312000131_53": "「こういう時は、いつも1人で机に向かっているものですから、\\n その……、嬉しくて」",
"312000131_54": "「戦闘情報の分析……、そうだな」",
"312000131_55": "「ここはひとつ、\\n 違う角度からメスを入れてみるか」",
"312000131_56": "「なるほど。\\n それで、ここから――」",
"312000131_57": "「こうッ! 一発入れたんだなッ!?」",
"312000131_58": "「そうですッ!\\n それで、このへんからクリスちゃんが入ってきて……」",
"312000131_59": "「『ちょせぇのが次から次へとッ!\\n ソイツが親玉かーッ?』」",
"312000131_60": "「――って」",
"312000131_61": "「ば、バカッ!\\n 状況再現するのに、モノマネは必要ないだろッ」",
"312000131_62": "「『フッ、親玉はウェディングドレスよッ!\\n 彼女自身は人質に――』」",
"312000131_63": "「<size=40>『――過ぎないわッ!』」</size>",
"312000131_64": "「って、マリアもやってたデス」",
"312000131_65": "「ちょっとッ! \\n そんな変なポーズとった覚えはないからッ」",
"312000131_66": "「なるほど。\\n 被害者女性を中心に、敵が呼び寄せられたわけか」",
"312000131_67": "「クリスさんは敵と距離をとって戦い、\\n 切歌さんは最前線で切りこんでいたわけですね」",
"312000131_68": "「わたしがもっと早く駆け付けられたら、\\n 切ちゃんに無茶なんてさせなかったのに……」",
"312000131_69": "「そんな時もある。\\n 次はわたしたちが先陣を切り、皆を支えればいい」",
"312000131_70": "「……はいッ!」",
"312000131_71": "「ありがとうございました。\\n 人で机に向かうより、感覚的に頭に入った気がします」",
"312000131_72": "「では、これらの情報を、\\n みなさんの検査結果とあわせて解析を続けますッ」",
"312000131_73": "「……こんなオモシロ芝居で、収穫なんてあったのか?」",
"312000131_74": "「そうだよッ!\\n わたしたちも、これから収穫すればッ」",
"312000131_75": "「はぁ?」",
"312000131_76": "「師匠ッ! 分析結果がでるまで、\\n ここでシミュレーションさせてください」",
"312000131_77": "「理屈がわからなくても、\\n 体で覚えられることだって、あると思いますッ」",
"312000131_78": "「わたしからもお願いします」",
"312000131_79": "「次はちゃんと戦えるように、予習しておきたいです」",
"312000131_80": "「ああ、分かった。すぐ用意する。\\n ここからなにかを掴み取れッ」",
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"312000132_0": "「未来さん? 先に帰ったはずでは?」",
"312000132_1": "「そのつもりだったんだけどね。\\n ……はい、これ」",
"312000132_2": "「これは、……検査結果?」",
"312000132_3": "「届け先を探しているみたいだったから、\\n わたしが預かっちゃった」",
"312000132_4": "「ありがとうございます」",
"312000132_5": "「これで、みんなの不調の原因がわかるんだよね?」",
"312000132_6": "「はい。\\n みなさんのために、ボクが必ず解き明かしますッ」",
"312000132_7": "「うん」",
"312000132_8": "(みんなの力になれるなんて。\\n 少し、うらやましいな……)",
"312000132_9": "(わたしにも、ないかな?\\n みんなのために出来ること……)",
"312000132_10": "「はぁぁぁぁ──ッ!」",
"312000132_11": "「はあ……はあ……ッ!」",
"312000132_12": "「よし、しばし休憩とする。\\n 各々、手ごたえを報告してくれ」",
"312000132_13": "「敵の行動パターンには慣れたけど……」",
"312000132_14": "「再現上で剣を交える限り、\\n これといった脅威は感じられません」",
"312000132_15": "「そうか。\\n 実際に目にした者の意見はどうだ?」",
"312000132_16": "「見た目は同じでも、直接やりあったときには、\\n もっと不気味な感じがあった気がする」",
"312000132_17": "「不気味……?\\n 気迫のように、対峙してはじめて肌身で感じるものか?」",
"312000132_18": "「んー、もっと感覚的な……、\\n 間合いに入るとヤバそうな、嫌な感じだ」",
"312000132_19": "「シミュレートでは再現しきれない感覚か。\\n それが相手の特性と考えられなくもないな」",
"312000132_20": "「失礼します。\\n あの、響たちは……」",
"312000132_21": "「……未来、待っててくれたの?」",
"312000132_22": "「うん。\\n 帰ろうとしたら、みんなの検査結果が出たって聞いて……」",
"312000132_23": "「……」",
"312000132_24": "「響? どうかした?」",
"312000132_25": "「え?\\n 平気だよ。なんにも問題ない……」",
"312000132_26": "「……」",
"312000132_27": "「……」",
"312000132_28": "(なんだろう。\\n みんないつもと少し違うような……?)",
"312000132_29": "「さあ、休憩ならもう十分とったわ」",
"312000132_30": "「そうデス。ちゃっちゃと練習再開といくデスよ」",
"312000132_31": "(そっか。\\n みんな、さっきからずっと――)",
"312000132_32": "(笑っていないんだ)"
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"312000141_0": "「おおおおおッ!」",
"312000141_1": "「はああああッ!」",
"312000141_2": "「はあ――ッ!」",
"312000141_3": "「3人とも、さっきから妙に気合いが入ってるな」",
"312000141_4": "「ああ。そう言うと聞こえはいいが、\\n なにやら余裕がないようにも見える」",
"312000141_5": "「いつもと雰囲気が違う。\\n 少し、苛立っているような……」",
"312000141_6": "「はあ、はあ……ッ!」",
"312000141_7": "「こうしている間にも、エルフナインちゃんが頑張ってくれてる。\\n なら、わたしたちだってッ」",
"312000141_8": "「だったら、わたしもここで頑張らせて」",
"312000141_9": "「未来ッ!? なんでギアを?」",
"312000141_10": "「ここからは、未来くんにもシミュレートに参加してもらう。\\n 本人たっての希望だ」",
"312000141_11": "「哲学兵装を纏った被害者女性は、戦闘経験のない民間人だ」",
"312000141_12": "「お前たちには見えないものも、\\n 戦闘経験が少ない未来くんには掴めるかもしれない」",
"312000141_13": "「戦場に立つ戦士の目では見えないもの……。なるほど」",
"312000141_14": "「そんなものかしら……」",
"312000141_15": "「いまいちピンとこないデス……」",
"312000141_16": "(響も、マリアさんと切歌ちゃんも、いつもと雰囲気が違う。\\n まるで心に霞がかかったみたい……)",
"312000141_17": "(なにか明るいこと、楽しいこと――\\n みんなの心を照らす素敵なことは……)",
"312000141_18": "「……そうだッ!」",
"312000141_19": "「未来……?」",
"312000141_20": "「ねえ、朝にみんなでした、\\n ウェディングドレスの話を覚えてる?」",
"312000141_21": "「ウェディングドレス? なんでこんな時に」",
"312000141_22": "「ううん、こんな時だから。思い出して?」",
"312000141_23": "「えっと、マリアさんがドレスのモデルをするって聞いて……」",
"312000141_24": "「いてもたってもいられず、\\n 撮影現場に押し掛けてしまったデス」",
"312000141_25": "「ドレスやウェディングの話で盛り上がって、\\n みんなすごく楽しそうだったよね?」",
"312000141_26": "「う、ウェディングッ!<speed=0.5>?</speed>\\n シミュレーション中に、なにバカげたこと……」",
"312000141_27": "「いや、そうでもないかもしれないぞ」",
"312000141_28": "「確かに、みんな盛り上がってたよね。\\n フリフリのヒラヒラが着たいって」",
"312000141_29": "「わたしは……、\\n 大人っぽいロングドレスなんて、憧れるかな」",
"312000141_30": "「ふわりと広がるウェディングドレス……。\\n 確かにいいものよね」",
"312000141_31": "「アタシは、可愛いくもカッコよく、\\n それでいて、でっかいリボンが付いたのがいいデスッ」",
"312000141_32": "「そういえば、わたしも今日の撮影で知ったんだけれど、\\n 『サムシングフォー』というのを知っている?」",
"312000141_33": "「サムシングフォー?\\n たしか、結婚式のジンクスですよね?」",
"312000141_34": "「それは初耳デス。儀式的な何かデスか?」",
"312000141_35": "「花嫁さんが身に着けると幸せになれるっていう、\\n つの品のことよ」",
"312000141_36": "「結婚した人から幸せを分けてもらうため、\\n 何か借りたものを身に着ける、サムシングボロー」",
"312000141_37": "「幸せを分けてもらう……。\\n 幸せのおすそ分けみたいな感じですねッ」",
"312000141_38": "「サムシングオールドは、祖先や伝統を重んじて身に着ける、\\n 家に代々伝わる何か古いもの」",
"312000141_39": "「代々伝わる……。\\n ずっと昔から、みんなが大事にしてきたもの……デスか」",
"312000141_40": "「託されてきた想いをみんなが大切にできるのは、\\n すごく素敵なことデスね」",
"312000141_41": "「サムシングニューは、\\n これからの新しい幸せを願って身に着ける、何か新しいもの」",
"312000141_42": "「最後にサムシングブルー。幸運と純潔を表す、何か青いもの。\\n 青は聖母マリアのシンボルカラーでもあるのよ」",
"312000141_43": "「マリアにピッタリのアイテムデスッ!」",
"312000141_44": "「なるほど、それが言いたかったわけですね」",
"312000141_45": "「わ、わたしは純粋に今日の報告を……ッ!」",
"312000141_46": "「アハハッ、わかってますよ」",
"312000141_47": "(フフ、みんなやっと笑顔になってくれた。\\n 少しだけ、みんなの力になれたかな?)",
"312000141_48": "「張りつめてた空気がほどけたな」",
"312000141_49": "「みんな、なんだか楽しそう……」",
"312000141_50": "「なるほど。\\n これはこれで、効果てき面ってとこか」",
"312000141_51": "「師匠ッ! もう一度おねがいしますッ!」",
"312000141_52": "「調子が戻ってきたようだな。\\n よし、シミュレート再開だッ」",
"312000141_53": "「はいッ!」"
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"312000142_0": "「はぁぁぁぁ――ッ!」",
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"312000142_3": "「よし。\\n 余計な肩の力が抜け、動きのキレが戻ってきたな」",
"312000142_4": "「苛立ちや焦りが消え、\\n 心が落ち着きを取り戻したようですね」",
"312000142_5": "「でも、何かおかしいです。\\n いつもの切ちゃんなら、あんな風にはならないはず」",
"312000142_6": "「ああ。それはあいつら全員に言えることだ。\\n 何か理由がありそうだな」",
"312000142_7": "「理由ならありますッ!」",
"312000142_8": "「みなさんッ、お待たせしてすみません。\\n 敵の特性を特定することができましたッ」",
"312000142_9": "「敵の特性だと?」",
"312000142_10": "「はいッ!」",
"312000142_11": "「まず、出現する黒い敵について」",
"312000142_12": "「その形状とドレスの持つ「不幸を呼び寄せる」との曰くから、\\n 便宜上、『不幸の種子』と呼ばせてもらいます」",
"312000142_13": "「不幸の種子……。\\n 確かに、植物の種のような形だったわね」",
"312000142_14": "「その不幸の種子から、とある感覚を司る脳内物質を\\n 著しく低下させる力が確認できました」",
"312000142_15": "「損なわれていたそれは、『幸福感』です」",
"312000142_16": "「幸福感ッ!<speed=0.5>?</speed> \\n じゃあ、さっき皆の心が不安定だったのも……」",
"312000142_17": "「おそらく、実戦で気付かぬうちに脳内物質の低下を受け、\\n シミュレート戦闘のストレスに、心が耐えきれず……」",
"312000142_18": "「くッ、そんな簡単なことで\\n 心を乱されるなんて……ッ」",
"312000142_19": "「ちなみに影響は、敵に最も接近していた切歌さんが最大。\\n 不調を実感していないクリスさんにも見られました」",
"312000142_20": "「あたしがかッ!?」",
"312000142_21": "「敵の攻撃なんて、受けてなかったよね?」",
"312000142_22": "「ああ。それに、敵との距離だって十分だったはず」",
"312000142_23": "「……ッ! まさかッ!?」",
"312000142_24": "「敵の効果範囲は広く、接近するだけで影響を及ぼす、\\n 目に見えない毒、もしくはオーラのようなものと思われます」",
"312000142_25": "「オーラだと?\\n そんな見えざるものを相手にするというのか」",
"312000142_26": "「今思えば、敵に近づかれたときにイヤな感じがあったデス」",
"312000142_27": "「あたしの感じた不気味さも、それだったのか……」",
"312000142_28": "「失礼します」",
"312000142_29": "「緒川か」",
"312000142_30": "「現場関係者のカウンセリング結果から、\\n 新たな事実が判明しました」",
"312000142_31": "「死傷者が出ていないにも関わらず、同様のケースと比べ、\\n 不自然に高いストレス値が検出されたそうです」",
"312000142_32": "「これで敵の特性は決まりか」",
"312000142_33": "「これが不幸を招くという噂の実態……。\\n 『不幸のオーラ』といったところでしょうか」",
"312000142_34": "「不幸のオーラ……。\\n 近づくもの全ての心に、影を落とすと言うの……?」",
"312000142_35": "「上等だッ!\\n 近づけないなら、あたしが遠距離からぶち抜いて……」",
"312000142_36": "「敵がいつまでも、その距離を許すと思うか」",
"312000142_37": "「それは……。くそッ。\\n ならどうすりゃいいんだ」",
"312000142_38": "「敵の力が明らかになった今、対抗できる手段はひとつです」",
"312000142_39": "「不幸に対抗する力――\\n 『幸福』を強く心に描くことッ」",
"312000142_40": "「心象変化かッ!」",
"312000142_41": "「戦場でドンパチやりながら幸せを思い描けって……、\\n 正直どうなんだ?」",
"312000142_42": "「戦士として戦場に立つ覚悟と、幸福感……。\\n 結びつかない心象の両立が課題だな」",
"312000142_43": "「イメージしにくい……」",
"312000142_44": "「いったい、何を想えば……」",
"312000142_45": "「それは、あなたが思い出させてくれたわ」",
"312000142_46": "「まさか……」",
"312000142_47": "「そっか」",
"312000142_48": "「あれしかないデスッ!」",
"312000142_49": "「幸せが力になるというのなら、\\n それを願う気持ちが導いてくれるはず」",
"312000142_50": "「不幸に穢されたわたしたちに見せてくれた、\\n 幸福の白い輝きッ」",
"312000142_51": "「ギアが変化したッ!?」",
"312000142_52": "「これが、アタシたちの――」",
"312000142_53": "「幸せを願う気持ちが成す形……?」",
"312000142_54": "「ウェディングギアッ!!」"
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"312000211_0": "純白の光明",
"312000211_1": "「か……<speed=0.5>、</speed>可愛い……ッ!」",
"312000211_2": "「可愛いすぎるわ……ッ!」\\n「可愛いすぎるデスッ」",
"312000211_3": "「ウェディングドレス型のギアだとッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 一体、何がどうなっているッ?」",
"312000211_4": "「……どうやら、幸せを強く願うことで、\\n 心象に描かれた形、それが――」",
"312000211_5": "「ウェディングドレスだった……<speed=0.5>、</speed>と?」",
"312000211_6": "「恐らく、実際にドレスを見て幸福を感じた経験……、\\n そしてなにより――」",
"312000211_7": "「不幸のオーラの影響を受ける中、共に立ち直った体験から、\\n 幸せのイメージとして、より心象に深く刻まれたのでしょう」",
"312000211_8": "「心象実験にも勝る実体験――、\\n 不幸という脅威を前に、人で紡いだ幸せのイメージ、か……」",
"312000211_9": "「ウェディング・ガールズトークさまさまデスッ!」",
"312000211_10": "「やっぱり、幸せといえば花嫁さん。\\n 花嫁さんといえば、ウェディングドレスだよねッ」",
"312000211_11": "「わたし、いいのかな? 練習で参加しただけなのに」",
"312000211_12": "「いいと思うッ! 最高だよッ! 可愛いよ未来ッ! \\n すっごく似合ってるッ」",
"312000211_13": "「ありがとう。響も……似合ってる」",
"312000211_14": "「なんていうか……。\\n 響はウェディングドレスになっても、響だね」",
"312000211_15": "「えーッ!? それって褒められてるの?」",
"312000211_16": "「もちろん。いつものギアもいいけど、\\n フリフリになっても響らしくて、わたしは可愛いと思う」",
"312000211_17": "「い、いつにも増してこっ恥ずかしいこと言ってるなッ!」",
"312000211_18": "「調ッ! アタシはどうデスかッ?\\n どこかおかしなトコとか、ないデス?」",
"312000211_19": "「ちゃんと似合ってるよ。\\n ……綺麗な花嫁さん」",
"312000211_20": "「き、綺麗……デスッ!?」",
"312000211_21": "「そ、そんなことを言われたら、\\n どんな顔していいのか、わからないじゃないデスか……」",
"312000211_22": "「マリアも、よく似合っているな」",
"312000211_23": "「さっきモデルをやってきたばかりだもの。\\n ギアとはいえ、ドレスに着られるわけにはいかないわ」",
"312000211_24": "「そうか。\\n 戦場でも、その立ち回りが生かされるといいな」",
"312000211_25": "(ドレスが可愛くても、戦場ではしゃぐわけにはいかないわ。\\n これはギア。こんなに可愛くてもギアなのよ……ッ)",
"312000211_26": "(……ちくしょうッ! でもやっぱり可愛いッ!)",
"312000211_27": "「やれやれ。今回は随分とかしましいな」",
"312000211_28": "「仕方ないですよ。\\n 彼女たちも年頃の女の子なんですから」",
"312000211_29": "「ギアの変化が、こんなに気持ちに影響するなんて。\\n もしかして、これこそがこのギアの効果……?」",
"312000211_30": "「警報ッ!? これって、もしかして」",
"312000211_31": "「哲学兵装と思しき、\\n 高エネルギー反応を検知しましたッ」",
"312000211_32": "「お出ましのようだな」",
"312000211_33": "「それじゃ、ちょっといってくるね」",
"312000211_34": "「うん。いってらっしゃい」",
"312000211_35": "「またあの黒っぽいのが、うじゃうじゃいるデス」",
"312000211_36": "「コイツらが切ちゃんを……ッ!」",
"312000211_37": "「敵との距離には、くれぐれも注意してください」",
"312000211_38": "「近寄って影響を受け続ければ、\\n 最悪の場合、戦闘不能に陥る可能性もあります」",
"312000211_39": "「影響は実感しにくいが、油断するな。\\n なるべく距離をとって応戦するんだ」",
"312000211_40": "「そんなに簡単にいくものかしら」",
"312000211_41": "「そうデス。どうせやるならこのウェディングギアで、\\n ガツンとやってやりたいデス」",
"312000211_42": "「わたしからもお願いします。\\n せっかく手に入れた可能性、ここで試さぬ手はありません」",
"312000211_43": "「可能性か。……よし、いいだろう」",
"312000211_44": "「戦闘はウェディングギア装者を中心に行い、\\n 残りの者は、一定距離を保ってバックアップしろ」",
"312000211_45": "「師匠ッ! ありがとうございますッ!」",
"312000211_46": "「そのギアの性能については、\\n 特性を把握しきれていないのが現状だ」",
"312000211_47": "「だが、お前たちが幸せを願い、手にした形だ。\\n なにか意味のあるものだと信じたい」",
"312000211_48": "「分かったわ。\\n それなら、この力――」",
"312000211_49": "「この場で示させてもらうわッ!」"
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"312000212_0": "「はあ――ッ!」",
"312000212_1": "「戦いの中でこの高揚感は……。\\n 気分が軽いッ?」",
"312000212_2": "「後方から見守る限り、動きのキレも良いと見える。\\n これもギアによる心理的な影響なのか……?」",
"312000212_3": "「はああああッ!」",
"312000212_4": "「切ちゃんも絶好調だね」",
"312000212_5": "「調子の良さに笑いが止まらないデスッ!\\n これなら、いくらでも面白おかしく切り刻めるデスッ」",
"312000212_6": "<size=40>「アハハハハッ!」</size>",
"312000212_7": "「これはこれで大丈夫なのか?」",
"312000212_8": "「少し興奮しているようですが、\\n 生体機能への影響は出ていません」",
"312000212_9": "「ギアのもたらす幸福感が、\\n 敵の不幸を煽る力を相殺しているのか」",
"312000212_10": "「その身に幸福を纏い、不幸を撃つ――\\n これがウェディングギアの真価ッ?」",
"312000212_11": "「……う、うわッ!?」",
"312000212_12": "「響ッ!?」",
"312000212_13": "「どうした?」",
"312000212_14": "「ちょっと踏み外しただけです。問題ありませんッ!」",
"312000212_15": "「……」",
"312000212_16": "(……響?)"
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"312000221_0": "「はああああッ!」",
"312000221_1": "「あれ?\\n ……うーん」",
"312000221_2": "「……気付いているか?」",
"312000221_3": "「ああ。あのバカ、ギアが変化したっていうのに、\\n なにやってるんだ……」",
"312000221_4": "(……そうか。\\n ギアがフリフリしてるから、いつもと勝手が違うんだ)",
"312000221_5": "(おしゃれヒールで、足の踏ん張りもいつもと違うッ!)",
"312000221_6": "「せっかく纏った可愛いギアなのに、\\n わたし、ドレスが似合ってないのかな?」",
"312000221_7": "「大丈夫。だってそれは、響のギアじゃない」",
"312000221_8": "「えッ!? この声ッ!?」",
"312000221_9": "「Rei shen shou jing rei zizzl」",
"312000221_10": "「未来ッ!?」",
"312000221_11": "「どうしてあいつが?」",
"312000221_12": "「俺が許可した」",
"312000221_13": "「お願いです。わたしにも出撃させてください」",
"312000221_14": "「だめだ。許可できん」",
"312000221_15": "「響を見ていて分かったことがあるんです。\\n だから、わたしがいって力になりたいんです」",
"312000221_16": "「だめだと言っている。君を戦場に出すくらいなら、\\n 俺が直接伝えにいくッ」",
"312000221_17": "「……それでもです」",
"312000221_18": "「弦十郎さんにはない、この希望を、\\n わたしは手に入れてしまったから」",
"312000221_19": "「それなのに、黙って見てるなんてできませんッ!」",
"312000221_20": "「……」",
"312000221_21": "「お願いです。わたしを響の隣にいかせてくださいッ!」",
"312000221_22": "「あんなにまっすぐな目をした希望、\\n 届けないわけにはいかないだろう」",
"312000221_23": "「なれないのは、わたしだって同じ。\\n 新しい一歩は誰だって怖いもの」",
"312000221_24": "「でもね? なれないフリフリでも、\\n おしゃれなヒールでも、響は響じゃない」",
"312000221_25": "「……わたしはわたし?」",
"312000221_26": "「……ありがとう。\\n わたしに、踏み出す勇気を分けてくれて」",
"312000221_27": "「おしゃれヒールが高いなら――ッ!」",
"312000221_28": "「踏ん張りがきくように、ヒールを壊したのかッ!」",
"312000221_29": "「違うよ、壊したんじゃない。\\n ちゃんと『はずれてくれた』」",
"312000221_30": "「ギアがわたしらしさを認めてくれてるんだッ!」",
"312000221_31": "「どんなにフリフリだって、おしゃれなヒールだってッ!\\n ずっと一緒に強くなってきた、この胸のガングニールならッ」",
"312000221_32": "「おおおおおッ!」",
"312000221_33": "「ちゃんと、『自分らしく』で戦えるッ!!」"
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"312000222_1": "「こっちは、わたしが倒すッ!\\n だから未来は――」",
"312000222_2": "「こっちでしょ?」",
"312000222_3": "「さっすが未来、わかってるーッ!」",
"312000222_4": "「じゃあ、今度は一緒に」",
"312000222_5": "「うん、一緒にいくよ……ッ!」",
"312000222_6": "<size=40>「はああああッ!」</size>",
"312000222_7": "(……うれしいな。\\n わたし、響の力になれてる……)",
"312000222_8": "(ウェディングギア――、\\n このギアは、本当に幸せをくれるギアなんだ)",
"312000222_9": "「どうやら調子が出てきたようだな」",
"312000222_10": "「はいッ!」",
"312000222_11": "「経験不足は、あたしの射撃でバックアップする。\\n そこのバカの面倒はたのんだからなッ」",
"312000222_12": "「ありがとう」",
"312000222_13": "「未来さん、幸せそう」",
"312000222_14": "「このギアを纏うだけで幸せになれるなんて、\\n やっぱりウェディングドレスは幸せの象徴デスッ」",
"312000222_15": "「わたしもギアを変化できたら、\\n 切ちゃんの力になれるのに……」",
"312000222_16": "「その気持ちだって、十分でっかい力になるデスッ!」",
"312000222_17": "「ウェディングギアがくれる幸せが全てじゃないデス。\\n アタシの幸せの中には、調が見ていてくれる幸せもあるんデス」",
"312000222_18": "「だから、もっともっと頑張れちゃうデスよ」",
"312000222_19": "「……ありがとう。\\n 切ちゃんがくれる気持ちで、わたしも幸せだよ」",
"312000222_20": "「な、なんだ……?\\n 今日はどいつもこいつも恥ずかしいッ」",
"312000222_21": "「寂しがっているのか?」",
"312000222_22": "「んなわけあるかーッ!」",
"312000222_23": "「……素敵ね。\\n みんなを幸せにしてくれるギアなんて」",
"312000222_24": "「この力で、なんとしても彼女を救い出さなければ」"
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"312000311_1": "「だいぶ片づいたけれど、\\n 敵の発生源はまだなの?」",
"312000311_2": "「お前たちが今進んでいる道が、最短ルートだ」",
"312000311_3": "「このまま進めば、あの女の人に会えるんですね?」",
"312000311_4": "「今のところ、それらしき生体反応は見られませんが、\\n 不幸の種子が現れる以上、その可能性は高いです」",
"312000311_5": "「不幸の種子は、彼女を中心として出現していたからな」",
"312000311_6": "「いつ姿を現しても、おかしくないということね」",
"312000311_7": "「目的はあくまで彼女の保護だ」 ",
"312000311_8": "「しかし、哲学兵装が暴走を続けている限り、\\n 直接戦闘が避けられる保証はない」",
"312000311_9": "「それでもッ!\\n 助けたい相手と、戦うなんてできませんッ」",
"312000311_10": "「そうよ。\\n 相手は、もうすぐ花嫁になる人なのよ?」",
"312000311_11": "「花嫁さんが不幸に支配され、\\n 幸せになれないなんて間違ってるッ」",
"312000311_12": "「なら、その気持ちを伝えてこいッ!\\n お前たちが諦めなければ、必ず想いは届く」",
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"312000312_0": "「そろそろ問題の座標に到達するわ」",
"312000312_1": "「ああ。\\n 遭遇次第、あいつからドレスをひんむけばいいんだな?」",
"312000312_2": "<size=40>「ええええぇッ!?」</size>",
"312000312_3": "「い<speed=0.5>、</speed>いきなりなんてことをッ!?」",
"312000312_4": "「そ<speed=0.5>、</speed>そんなの、\\n 全国のお茶の間が許さないデスッ」",
"312000312_5": "「だ<speed=0.5>、</speed>だって、\\n 戦わないってつまり……<speed=0.5>、</speed>そういうことだろッ!?」",
"312000312_6": "「確かに、哲学兵装が彼女を依り代として動いている以上、\\n 取り上げてしまうのは効果的です。ですが……」",
"312000312_7": "「着用しているものを、\\n そう簡単に奪えるとは思えませんね……」",
"312000312_8": "「わたしのシュルシャガナなら、\\n 遠距離からドレスだけ伐り刻むことだって……」",
"312000312_9": "「それだと、戦うのとあんまり変わらないんじゃ……」",
"312000312_10": "「ああ。気持ちはわかるが、それで抵抗されれば、\\n まともに戦う以上の危険を伴う可能性もある」",
"312000312_11": "「……わかりました」",
"312000312_12": "「当たり前のようだけれど、一度纏ったドレスを手放すのに、\\n 彼女の協力は不可欠ということね」",
"312000312_13": "「そうなると、有効なのはやはり――」",
"312000312_14": "「……説得か」",
"312000312_15": "「緒川、例の被害者女性について、\\n 詳しい情報を伝えてやってくれ」",
"312000312_16": "「はい。\\n 被害者は城木愛子歳。職業はモデル――」",
"312000312_17": "「事件当日はマリアさんと同じく、\\n ウェディングドレスを着用して、撮影に臨んでいました」",
"312000312_18": "「明るく朗らかな性格から友人も多く、\\n 結婚を控えていて、最近では特に明るい様子だったそうです」",
"312000312_19": "「幸せの真っ只中だったんですね……」",
"312000312_20": "「そんな幸せそうな彼女が、\\n 呪いに捕らわれてしまうだなんて……」",
"312000312_21": "「わたしが会った時には、ずっと苦しそうで……、\\n 話ができる感じじゃありませんでした」",
"312000312_22": "「でも最後に、ぞっとするような言葉を叫んで……。\\n 『幸せ』をすごく憎んでるみたいだった」",
"312000312_23": "「おそらく、その声こそが呪いの正体。\\n 呪いのウェディングドレスの意志そのもの――」",
"312000312_24": "「待ってッ!」",
"312000312_25": "「どうした?」",
"312000312_26": "「静かに……。何か聞こえる……ッ!」",
"312000312_27": "「……うぅッ……」",
"312000312_28": "「高エネルギー反応、検知ッ!」",
"312000312_29": "「現れたかッ!」",
"312000312_30": "「同座標上に生体反応を確認ッ! 座標、転送しますッ!」",
"312000312_31": "「見つけたッ!」",
"312000312_32": "「モデルさんッ!」",
"312000312_33": "「うう……」",
"312000312_34": "「彼女の意識を呼び起こし、\\n 発動した哲学兵装の暴走を止めるんだ。できそうか?」",
"312000312_35": "「もちろんよ」",
"312000312_36": "「やってみますッ!」",
"312000312_37": "「雪音、月読、構えておけッ!」",
"312000312_38": "「はい」",
"312000312_39": "「わかってるッ!」",
"312000312_40": "「うう……、く……ッ!」",
"312000312_41": "「また不幸の種子が」",
"312000312_42": "「モデルさんを護るみたいに出てくるデスッ!」",
"312000312_43": "「まずはここを片づけて――」",
"312000312_44": "「あの人のところまで、一直線にッ!」",
"312000312_45": "「今のうちに、2人はモデルさんをッ!」",
"312000312_46": "「ここはアタシに任せて、先にいくデスッ!」",
"312000312_47": "「分かったわッ!」",
"312000312_48": "「いってくるッ!」",
"312000312_49": "「……って、カッコつけてみたはいいデスが、\\n ホントは一緒に頑張ってほしいデスよ」",
"312000312_50": "「もちろん。\\n でも、改まってどうかしたの?」",
"312000312_51": "「前回、1人で突っ走ったアタシなわけデスが、\\n そのことで、調にもたくさん心配かけたデス……」",
"312000312_52": "「だから今度は、みんなと頑張るアタシの背中を、\\n 調には安心して見ていてほしいんデス」",
"312000312_53": "「そうじゃないと……、\\n 今度は調が無茶してしまうデス」",
"312000312_54": "「調には、みんなと頑張るアタシと、\\n 一緒に頑張ってほしいんデスッ」",
"312000312_55": "「切ちゃん……」",
"312000312_56": "「わわッ!? もしかしなくても、聞こえてたデスかッ!?」",
"312000312_57": "「うん。頑張りたいのはお互いさま。\\n だから、切ちゃんを信じて頑張るね」",
"312000312_58": "(2人の気持ち、よくわかるなあ……)",
"312000312_59": "(大切な人のために力になりたい――、\\n 心配はしたいけど、心配をされるのは嫌だ――)",
"312000312_60": "「きっと、こんな想いも『幸せ』。\\n だから、わたしはもっと頑張れるッ」",
"312000312_61": "「ううぅ……」",
"312000312_62": "「やっと、また会えましたね」",
"312000312_63": "「わたしたち、あなたの手を取りたくて、ここまで来たんです。\\n だから……」",
"312000312_64": "「うう……ッ!」",
"312000312_65": "「……待って。\\n わたしに話をさせてちょうだい」",
"312000312_66": "「こうなる前の彼女を知っているのは、わたしだけだから」",
"312000312_67": "「……わかりました」",
"312000312_68": "「あなた、今日はモデルとしてドレスを着ていたけれど、\\n 今度、本当の花嫁になるのよね?」",
"312000312_69": "「だったら、そんな呪いに屈してはいけないわ。\\n 掴みかけたその幸せを思い出してッ」",
"312000312_70": "「……ッ!」",
"312000312_71": "「……しあ<speed=0.5>わ</speed>…<speed=0.5>せ</speed>……?」",
"312000312_72": "「ッ!」",
"312000312_73": "「そんなもの……<speed=0.5>、</speed>\\n この女にはもう…<speed=0.5>…</speed>無い……ッ!」",
"312000312_74": "「ッ!?」",
"312000312_75": "「この身の不幸……、全ての者に分けてやる……ッ!」",
"312000312_76": "「待ってッ!」",
"312000312_77": "「……」",
"312000312_78": "「涙……?」",
"312000312_79": "「あの人がいないッ!?\\n ……また、逃げられちゃった」",
"312000312_80": "「泣いていたみたい。いったい、どうして……」",
"312000312_81": "「まだまだ、わからないことだらけですね」",
"312000312_82": "「どんまいデスよ。\\n 次に会う時には、機嫌も直っているかもしれないデスッ」",
"312000312_83": "「……そうだね。そっちの状況は?」",
"312000312_84": "「一掃完了デスッ!」",
"312000312_85": "「みんなで頑張って、全部倒したんだよね」",
"312000312_86": "「はい……」",
"312000312_87": "「そっちで取りこぼしてとっ散らかした分も、\\n 全部綺麗にしといたからな」",
"312000312_88": "「フフッ、ありがとう」",
"312000312_89": "「こちらも殲滅を確認。\\n だが……、まだまだこれからだな」",
"312000312_90": "「はい。\\n 今日はぐっすり休んで、明日も元気で頑張らないとッ」",
"312000312_91": "「じゃあ、帰ろう、未来」",
"312000312_92": "「うん」",
"312000312_93": "「……ッ!」",
"312000312_94": "「……」",
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"312000411_0": "その身に纏う純白",
"312000411_1": "(花嫁の涙……?)",
"312000411_2": "(あの涙の意味は、なんだったのかしら)",
"312000411_3": "(体は、哲学兵装であるドレスに支配されていたはず。\\n だからわたしたちに、敵をけしかけてきた――)",
"312000411_4": "(そうだとすると、あの涙を流していたのは……?)",
"312000411_5": "「……もうこんな時間。\\n 考え事をしていたらあっという間ね」",
"312000411_6": "「そろそろメディカルチェックに向かわないと……」",
"312000411_7": "「そうだね、メディカルチェックだね」",
"312000411_8": "「最近何かと話題のメディカルチェックデス……」",
"312000411_9": "「いつもより大がかりだけど、仕方ないよ」",
"312000411_10": "「まあ、いっか。\\n 今日は未来も一緒だしねッ」",
"312000411_11": "「……う、うん、そうだね」",
"312000411_12": "(……未来?)",
"312000411_13": "「市街地にて、高エネルギー反応を検知した。\\n 恐らく不幸の種子だ」",
"312000411_14": "「モデルさん――、哲学兵装の反応は?」",
"312000411_15": "「被害者女性の生体反応は確認されていない」",
"312000411_16": "「……そう」",
"312000411_17": "「この場所なら、わたしたちの方が近いですッ!\\n 行かせてくださいッ」",
"312000411_18": "「ああ。そっちは4名か。\\n 至急、現場へ向かってくれ」",
"312000411_19": "「まかせたわ」",
"312000411_20": "「分かりましたッ!」",
"312000411_21": "「いこう、みんなッ!」",
"312000411_22": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
"312000411_23": "「幸せを、心に描いて……」",
"312000411_24": "「湧き上がってくる、この幸福を、力に――ッ!」",
"312000411_25": "「……今日もやっぱり可愛いデス……ッ!\\n 何度纏っても、安心の充実感デスッ」",
"312000411_26": "「じーー」",
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"312000411_28": "「楽しそうだね、切ちゃん」",
"312000411_29": "「切ちゃんが楽しそうだと、わたしも楽しい。\\n だから――」",
"312000411_30": "「見つけたッ!」",
"312000411_31": "「……ウェディングギアは無いけど、\\n 後方からの援護はまかせてください」",
"312000411_32": "「ありがとう。\\n でも、無理はしないでね」",
"312000411_33": "「はい」",
"312000411_34": "「戦う花嫁さん……。\\n 少し、うらやましいな」"
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"312000412_0": "「不幸の種子の反応、全て消失しました」",
"312000412_1": "「今ので最後だったみたいだね」",
"312000412_2": "「結局、モデルさんは見つからなかったデスね」",
"312000412_3": "「心配だね。\\n 一夜明けて、お腹だって減ってると思うし」",
"312000412_4": "「もうすぐ、花嫁さんになる人なんだよね。\\n 結婚式の準備だって大変なはずなのに……」",
"312000412_5": "「式場でどんな料理を出すかとか?\\n こだわると大変そうだけど、それもまた幸せな悩みだよッ」",
"312000412_6": "「どうせだったら、悩みに悩んで、\\n うんと幸せになってもらいたいデスッ」",
"312000412_7": "「フフッ。そうだね」",
"312000412_8": "「……えッ?」",
"312000412_9": "「切ちゃん、みんな……、どうしたの?」",
"312000412_10": "「結婚……、なんて……ッ!」",
"312000412_11": "「……結婚だなんて」",
"312000412_12": "「……」",
"312000412_13": "「……はぁ」",
"312000412_14": "(なんか悩んでるみたいだな……。\\n もしかして、昨日のことか?)",
"312000412_15": "(あいつには日頃世話になってるしな。\\n ガラじゃねーけど、たまには大人の悩みでも聞いてみるか)",
"312000412_16": "「あ、あのさ……」",
"312000412_17": "「大体、『結婚』だなんて、\\n どんな気持ちでするものなのッ?」",
"312000412_18": "「なッ!? 悩みの照準が大人すぎるッ!」",
"312000412_19": "「あら、ちょうどよかった」",
"312000412_20": "「あなたはどう考えてるの?\\n その……結婚、とか……」",
"312000412_21": "「えッ? あ、あたしがッ!?\\n け、けっこ……ッ?」",
"312000412_22": "「なにか騒がしいと思えば……\\n 雪音はなにを興奮しているんだ?」",
"312000412_23": "「先輩ッ! こいつが悩みがあるとか……、そ、そのッ、\\n と、とにかくパスだッ」",
"312000412_24": "「なにッ!?」",
"312000412_25": "「……はぁ」",
"312000412_26": "「……分かった。\\n その悩み、わたしがしかと引き受けたッ」",
"312000412_27": "(まさか、昨日の一件について自分を責めているのか?\\n ならば、ここは少しでも心を軽くしてやらねば)",
"312000412_28": "「……はぁ」",
"312000412_29": "「ねえ、わたし……、\\n ちゃんと結婚できるのかしら……?」",
"312000412_30": "「なッ!?」",
"312000412_31": "<size=40>「なに――ッ!?」</size>",
"312000412_32": "「……そういうことだったのか」",
"312000412_33": "「ええ。彼女を救う言葉をかけようにも、\\n 花嫁さんの気持ちもわからないようではね……」",
"312000412_34": "「まったく、大げさすぎなんだよ。\\n 本当に結婚でも考えてるのかと思ったぞ」",
"312000412_35": "「そんなわけないじゃないッ!」",
"312000412_36": "「結婚を控えた者の心理か……。\\n 確かに、今のわたしたちには想像しがたいな」",
"312000412_37": "「あの時、わたしの声は彼女の心に届かなかった……。\\n 結婚への理解が深まれば、彼女の心に近づけるかもしれない」",
"312000412_38": "「結婚と聞くと、ドレスやセレモニーの\\n 華やかさばかりイメージしてしまうけれど――」",
"312000412_39": "「結婚の前って、\\n なにかとナイーブになるというじゃない?」",
"312000412_40": "「花嫁特有の悩みか。\\n マリッジブルーという言葉もあるほどだからな」",
"312000412_41": "「結婚を前に気が滅入るってやつだな。\\n まさか、哲学兵装はその心の隙をついて……ッ?」",
"312000412_42": "「ああ。\\n 難題だが、説得材料足りうるかもしれない」",
"312000412_43": "「……もう少し考えてみるわ。\\n 今日はこの後、また花嫁役を演じるんだし……」",
"312000412_44": "「花嫁役って、例のモデル撮影か?」",
"312000412_45": "「ええ。\\n 事件のせいで、撮り直しになってしまったの」",
"312000412_46": "「そろそろ向かうわ。わたしはもう終えたけど、\\n 人ともメディカルチェックはしっかり受けておくのよ?」",
"312000412_47": "「わかってるって」",
"312000412_48": "「……あっちは最前線でドンパチやってんだ。\\n あいつらの方が、あたしたちより疲れてるはずなのに……」",
"312000412_49": "「ああ。悔しいのはわたしも同じだ」",
"312000412_50": "「あれから、心象訓練でも成果は得られなかった……」",
"312000412_51": "「だが、ギアが力の全てではない。\\n 今のわたしたちにも、なにか出来ることがあると信じよう」",
"312000412_52": "「……そうだな」",
"312000412_53": "「あの……ッ!」",
"312000412_54": "「どうした? 何をそんなに慌てて……」",
"312000412_55": "「大変なんです。\\n 切ちゃんたちの様子が……ッ」",
"312000412_56": "「みなさん……」",
"312000412_57": "「あいつらがどうかしたのかッ!?」",
"312000412_58": "「それが……」",
"312000412_59": "「はぁ……」",
"312000412_60": "「まさか、立花まで昨日のことを気にして……」",
"312000412_61": "「結婚だなんて……、\\n わたし、まだなんにも考えてないのに……」",
"312000412_62": "「なんだ、こっちもか」",
"312000412_63": "「こっちも?」",
"312000412_64": "「ああ。さっき、マリアも言っていた。\\n わたしたちも驚かされたが、この話なら心配ない」",
"312000412_65": "「例の被害者を説得するのに、結婚について考えたいんだと。\\n ったく、真面目というか不器用というか……」",
"312000412_66": "「こんなに早く結婚するなんて……。\\n ねえ、どうしよう、未来」",
"312000412_67": "「わたしだって、どうしたらいいのかわからないよ……」",
"312000412_68": "「結婚なんて、遠い未来の話かと思ってたデス……」",
"312000412_69": "「なんだ?\\n ……急に結婚するって、設定まで作って考えてるのか?」",
"312000412_70": "「違う、これは……」",
"312000412_71": "「戦いが終わってギアを解除してから、\\n ずっとこんな様子で……」",
"312000412_72": "「戦いの後……?」",
"312000412_73": "「結婚式の準備なんて、何から始めればいいの……?\\n 教会とチャペルって何がちがうの?」",
"312000412_74": "「婚礼料理って……、どうすればいいんだろう……。\\n なに料理がいいかも決まってないのに……」",
"312000412_75": "「ありもしない結婚について、漠然と不安を訴えるこの症状、\\n 不幸のオーラによる影響と見て間違いありません」",
"312000412_76": "「……本気で結婚について悩んでるのか?\\n これじゃまるで――」",
"312000412_77": "「『マリッジブルー』……?」",
"312000412_78": "「お嫁に行ってしまったら、\\n 調に寂しい想いをさせてしまうデス……」",
"312000412_79": "「結婚したら、アタシたちは……、\\n S.O.N.G.はどうなってしまうんデスか?」",
"312000412_80": "「大丈夫、切ちゃんは結婚しないし、何も変わらないよ」",
"312000412_81": "「……おかしいデスね。調がこう言ってくれてるのに、\\n 不安で仕方がないデス……」",
"312000412_82": "「結婚が……、すごくすごく、怖いんデス……」",
"312000412_83": "「ただ事ではないようだな……」",
"312000412_84": "「一刻も早く、詳細なメディカルチェックをッ!」",
"312000412_85": "「わたしはマリアの様子を見にいく」",
"312000412_86": "「分かった。\\n こっちは、あたしたちでなんとかする」",
"312000412_87": "「わたしで出来ることがあるなら、みんなの力になりたい」",
"312000412_88": "「ありがとうございます。\\n 今はその優しさが、何より薬になります」",
"312000412_89": "(これだけ心に深刻な影響を与える不幸のオーラ――、\\n そして、それを相殺していたはずのウェディングギア――)",
"312000412_90": "(――司る不幸と幸福。\\n 互いの特性は解っていたはずなのに……)",
"312000412_91": "(いったい、ボクは何を見逃していたんだ……ッ!?)"
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"312000421_0": "「おはよう。今日もよろしくお願いするわ」",
"312000421_1": "「お、おはようございますッ!」",
"312000421_2": "「今日は他のモデルさんは?」",
"312000421_3": "「え? えっと……。あ、あの騒ぎで機材が横倒しになって、\\n マリアさんの撮影データだけお釈迦になってしまいまして……」",
"312000421_4": "「そ、そうなんですッ!\\n いやー、わざわざ撮り直しだなんてすみません」",
"312000421_5": "「気にしなくていいわ。\\n 何度だって着こなしてみせるから」",
"312000421_6": "「……やっぱり言えないよなぁ。\\n 人だけデザイナーのNGが出たなんて」",
"312000421_7": "「しかし、幸谷さんも人が悪い。\\n あの写真、結構自信あったのになあ」",
"312000421_8": "「美しい着こなしだったと思うけど、\\n どこに不満があったのかしら……」",
"312000421_9": "(まさか再撮影とは好都合だったわ)",
"312000421_10": "(不覚にも、哲学兵装の発動は許してしまったけれど、\\n 問題のドレスについて、わたしが直接話を聞き出せる)",
"312000421_11": "「失礼しまーす。\\n 今日の衣装と、ブーケになりまーす」",
"312000421_12": "(またあのウェディングドレス……、やっぱり可愛いッ!)",
"312000421_13": "(……それでも、これは雑誌の撮影。\\n 任務といえど仕事は仕事。モデルはモデル)",
"312000421_14": "(このドレスを最高に美しく魅せてあげるわッ!)",
"312000421_15": "「マリアさん、OKですッ」",
"312000421_16": "「お疲れ様でしたーッ!」",
"312000421_17": "「……フッ、我ながらいい仕事をしたわ」",
"312000421_18": "「お疲れ様でした。\\n ウェディングブーケ、お下げしますねー」",
"312000421_19": "「えッ?\\n ……ええ、そうね。お願いするわ」",
"312000421_20": "(……素敵なウェディングブーケ。幸せの香りがする。\\n 花嫁さんが身に着けるものは、どうしてこうも素敵なの)",
"312000421_21": "「……あの、そのブーケ、\\n よかったら貰っていただけませんか?」",
"312000421_22": "「う、ウェディングブーケをッ!?」",
"312000421_23": "「はい。\\n とってもお似合いですし、花も喜ぶと思いますッ」",
"312000421_24": "「そ、そう?\\n ……ありがとう」",
"312000421_25": "「こんなに綺麗なお花だもの。\\n 帰ったら、調と切歌にも見せてあげましょう」",
"312000421_26": "「まだまだ、花より団子のあの子たちかもしれないけれど、\\n 女の子だもの、きっと喜んでくれるわ」",
"312000421_27": "「撮影は、無事終わったようだな」",
"312000421_28": "「どうしてこんなところに?\\n 寂しがらなくても、午後には本部に顔を出すつもりだから……」",
"312000421_29": "「寂しがってついてきた訳ではない」",
"312000421_30": "「先の戦闘では前線を課してしまったからな。\\n 心配のひとつもさせてくれ」",
"312000421_31": "「そう。\\n でも、わたしなら大丈夫よ」",
"312000421_32": "「……そうか」",
"312000421_33": "(今のところ大事ないようだが、\\n 精神的な負荷による、症状の悪化が懸念される今だ)",
"312000421_34": "(できるだけ、心穏やかに過ごしてもらいたいものだな)",
"312000421_35": "「撮影が終わって――、\\n 今度こそ本当に、このドレスともお別れね」",
"312000421_36": "「そんなに入れ込んでいたのか?」",
"312000421_37": "「フフッ、否定はできないわね」",
"312000421_38": "「ドレスを見ただけで、こんなにも胸がときめくなんて。\\n やっぱりウェディングドレスは、幸せの象徴だわ」",
"312000421_39": "「そう……。\\n 今の言葉でよくわかりました――」",
"312000421_40": "「やはり、あなたにモデルを頼んでも、\\n ウェディングドレスの魅力は引き出せないようですね」",
"312000421_41": "「なんですってッ!?」",
"312000421_42": "「だ、ダメですよ、幸谷デザイナーッ!」",
"312000421_43": "「幸谷……<speed=0.5>?</speed>\\n じゃあこの人が、あんなに可愛いドレスをッ?」",
"312000421_44": "(そして、あの呪いのウェディングドレスの所有者……)",
"312000421_45": "「……」",
"312000421_46": "(そうだ。\\n 今回の潜入調査、こいつに聞きたいことは山ほどあるッ)",
"312000421_47": "「今回の事件、哲学兵装による力は暴発ではなく、\\n 人為的に引き起こされた可能性がある」",
"312000421_48": "「所有者のデザイナーさんを疑っているのね?」",
"312000421_49": "「ああ。\\n 彼女のドレスを巡る動向について、いくつか不可解な点がある」",
"312000421_50": "「まず、彼女が持つアンティークドレスは、\\n あの呪いのウェディングドレスただ着」",
"312000421_51": "「そして、今回の撮影では――」",
"312000421_52": "「自社ブランドのドレスの中、その1着を無理矢理ねじ込むよう、\\n 出版社に直接かけあったのも――」",
"312000421_53": "「モデルに城木愛子を指名したのも、幸谷氏本人です」",
"312000421_54": "「哲学兵装の発動条件を知り、意図的に事件を引き起こした。\\n そう見えなくもない」",
"312000421_55": "「仕事上、お互いクールな関係でいたかったけれど、\\n 今のは聞き捨てならないわ」",
"312000421_56": "「もう一度言います。\\n あなたにウェディングドレスの魅力は引き出せない」",
"312000421_57": "「あなたにそのドレスは似合わないわ」",
"312000421_58": "「なら、あのモデルさんには『呪いのウェディングドレス』が\\n お似合いだったと言いたいの?」",
"312000421_59": "「……ッ!」",
"312000421_60": "「待ってくださいッ!\\n 幸谷さんの前で、あのドレスの話は――」",
"312000421_61": "「なぜあなたが、あの曰くの品を持っていたの?\\n あの人に着せたのはなぜ? 詳しく話してもらおうかしら」",
"312000421_62": "「……たとえそれを話しても、あなたには理解できないわ」",
"312000421_63": "「どういうこと?」",
"312000421_64": "「あなたはウェディングドレスのなんたるかを知らず、\\n うわべだけの魅力に魅入られ、浸るばかり」",
"312000421_65": "「……あなたには何もかもが似合わない。\\n それも今すぐ放しなさいッ」",
"312000421_66": "「なッ!」",
"312000421_67": "「ウェディングブーケがッ!?」",
"312000421_68": "「あなたにこのブーケの意味がわかる?」",
"312000421_69": "「ブーケの意味……?」",
"312000421_70": "「婚約する男女が互いの想いを伝えあった、愛の花束。\\n それがウェディングブーケの由来」",
"312000421_71": "「想いを伝える力を持つブーケ。\\n それを手に、あなたはどんな想いを伝えるというのです」",
"312000421_72": "(想いを伝える力……?)",
"312000421_73": "「……想い<speed=0.5>?</speed>\\n ……わ<speed=0.5>、</speed>わたしは……」",
"312000421_74": "「帰りなさい。\\n あなたにウェディングドレスを着る資格はありません」",
"312000421_75": "「すみません……。\\n あのドレスの話をすると、決まってこんな感じなんです」",
"312000421_76": "「……そう」",
"312000421_77": "「あまり気にしないでくださいね。\\n 幸谷さんのこだわりが強すぎるんですよ」",
"312000421_78": "「……じゃあ、失礼します」",
"312000421_79": "「……上手くいかないものね」",
"312000421_80": "「落ち込む気持ちもわかるが、仕事にも相性はある。\\n 気にすることはない」",
"312000421_81": "「……そうね」",
"312000421_82": "「……」",
"312000421_83": "(心穏やかどころか、波乱の幕締めとなってしまったな。\\n 悪い影響が出なければいいが……)",
"312000421_84": "「……はい、翼です」",
"312000421_85": "「高エネルギー反応を検知したッ!」",
"312000421_86": "「例の哲学兵装ですか?」",
"312000421_87": "「ああ。現地に最も近いのがお前たちだ。\\n 直ちに指定のポイントへ向かってくれ」",
"312000421_88": "「わかりました。\\n しかし、ここはわたし人で……」",
"312000421_89": "「わたしなら大丈夫。\\n このギアが幸せを与えてくれるもの」",
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"312000422_3": "(ギアの変化は羨ましいばかりだが、\\n そう嘆いてばかりもいられない……)",
"312000422_4": "「翼、この回線はお前にだけ繋いでいる」",
"312000422_5": "「はい……」",
"312000422_6": "「響くん、切歌くん、未来くんの3名は、\\n メディカルルームで安静にさせている」",
"312000422_7": "「わかっているとは思うが、このことは黙っていてくれ。\\n くれぐれも、悪戯に不安をあおることのないようにな」",
"312000422_8": "「わかりました……」",
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"312000422_10": "「この間合いの許す限り、\\n 友の負担を少しでも軽くすることができれば……」",
"312000422_11": "「わたしなら大丈夫。あなたは少し後退なさい。\\n 敵の影響が出てからでは遅いのよ」",
"312000422_12": "「フッ、頼もしい花嫁だ」",
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"312000422_15": "「……いいえ、何も。\\n 彼女の姿も見当たらない……」",
"312000422_16": "「特に不審な様子は――」",
"312000422_17": "「う……ッ!」",
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"312000422_19": "「……大丈夫。\\n でも、今のは……?」",
"312000422_20": "「……あれは……ッ!」",
"312000422_21": "「……ッ!? なんなのッ?」",
"312000422_22": "「どうした? 何が見えているッ!?」",
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"312000511_0": "ブルー……。",
"312000511_1": "(こ、この検査結果は……)",
"312000511_2": "(戦闘中は確かに相殺していたはずの心的影響が、\\n 今になって現れているなんて……)",
"312000511_3": "(ウェディングギア――)",
"312000511_4": "(『幸福の象徴』として心象に描かれた、\\n 幸せを与える、希望のギア――)",
"312000511_5": "(――本当に、そうなのでしょうか?)",
"312000511_6": "(幸福感を高めることで、敵の放つ不幸を相殺し、\\n 間接的に身体能力を高める――)",
"312000511_7": "(……もしかしたらその奇跡は、\\n 安くはないのかもしれない……)",
"312000511_8": "「警報?\\n また不幸の種子がッ?」",
"312000511_9": "「……あれは……ッ!」",
"312000511_10": "「……ッ!? なんなのッ?」",
"312000511_11": "「どうした? 何が見えているッ!?」",
"312000511_12": "「映像――出ますッ!」",
"312000511_13": "「な……ッ!」",
"312000511_14": "「これはッ!?」",
"312000511_15": "「青い……、化け物だとッ!?」",
"312000511_16": "「種子では……<speed=0.5>、</speed>ない……ッ!?」",
"312000511_17": "「大きさも、不幸の種子とは桁違いだ」",
"312000511_18": "「形状からして、\\n 不幸の種子の上位種にあたるものと推測できます」",
"312000511_19": "「種から芽吹き、誇らしげに花開いたというところかしら」",
"312000511_20": "「だとすれば、ヤツにも不幸の種子と同等、\\n あるいはそれ以上に、心的影響を放つ力がある――」",
"312000511_21": "「ならば、わたしも前線に……」",
"312000511_22": "「それはいけませんッ!」",
"312000511_23": "「しかし、マリア1人に、これの相手をさせるわけにはッ!」",
"312000511_24": "「なら、俺がいくッ!」",
"312000511_25": "「司令がッ!?」",
"312000511_26": "「相手がノイズでないのなら、\\n その影響は誰がいっても同じだッ」",
"312000511_27": "「それなら――」",
"312000511_28": "「それならなおのこと、わたしが相手をするべきだわ。\\n もとより、これはそのための力ッ」",
"312000511_29": "「くッ……」",
"312000511_30": "「でも、それではマリアさんが……」",
"312000511_31": "「さっきから、何をそんなに心配しているの?\\n このギアの優位性なら、前の戦いで示したはずでしょう?」",
"312000511_32": "「あ、ああ。それは、よくわかっている」",
"312000511_33": "「だが、先ほどの仕事の疲れが……」",
"312000511_34": "「平気よ。\\n モデルでの失敗を、戦いに持ち込むわたしじゃないわ」",
"312000511_35": "「あなたにウェディングドレスを着る資格はありません」",
"312000511_36": "「……」",
"312000511_37": "(本当は着こなす自信なんてなかった……。\\n だからこそ、デザイナーさんには認めてほしかった……)",
"312000511_38": "(……でも、あれはあの人の凝り固まった価値観だ。\\n わたしが纏うのは、それとは違う力のはず……)",
"312000511_39": "「ウェディングギアを纏うだけで、\\n 幸せがわたしを護ってくれる……」",
"312000511_40": "「この幸せを武器とするのが、わたしの戦いッ!\\n ウェディングギアを纏うものの使命ッ」",
"312000511_41": "「幸せを武器に……」",
"312000511_42": "「それがお前の決意か……」",
"312000511_43": "(マリアさんは敵の不幸に屈せず、未だ前を向いている……。\\n ならボクは、それを信じるしかない……ッ)",
"312000511_44": "「どうやら、わたしは友を見くびっていたようだな」",
"312000511_45": "「いくわよ、翼。\\n この幸せ、あなたに護らせてあげるッ」"
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"312000512_1": "「くッ……、\\n 大きいだけあって打たれ強いッ」",
"312000512_2": "「なッ!?」",
"312000512_3": "「――くッ!」",
"312000512_4": "「翼ッ!」",
"312000512_5": "「……ッ、間一髪かわしはしたが、\\n あの巨体でこうも敏捷に動けるとは……」",
"312000512_6": "(このままでは……)",
"312000512_7": "「あの青いの、あんな遠くまで攻撃が届くのかッ!?」",
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"312000512_9": "「踏み込めないことには、\\n いくら天羽々斬といえど……」",
"312000512_10": "「だが、ここで終わるあいつじゃないだろう」",
"312000512_11": "「せめて、相手の隙をつければ……」",
"312000512_12": "「ああ。わたしも考えていたところだ」",
"312000512_13": "「速いッ!」",
"312000512_14": "「はあ――ッ!」",
"312000512_15": "「――ッ!?」",
"312000512_16": "「敵の動きが止まった――ッ!?」",
"312000512_17": "「影縫い――。\\n お前の不幸は縛ったッ」",
"312000512_18": "「これで決める――ッ!」",
"312000512_19": "「はああああッ!」",
"312000512_20": "「な……ッ、消えたッ!?」",
"312000512_21": "「敵エネルギー反応、ロストしました」",
"312000512_22": "「状況を見て、撤退を判断した……?」",
"312000512_23": "「種子より多少は頭が回るようだな」",
"312000512_24": "「今の大型がいつまた現れるともわからん。\\n 監視を怠るなッ」",
"312000512_25": "「了解ッ!」",
"312000512_26": "「ご苦労だった。\\n 強敵相手に、人きりでよくやってくれたな」",
"312000512_27": "「そのままS.O.N.G.に帰還してください。\\n 戦いによる影響が心配です。一刻も早く検査を……ッ」",
"312000512_28": "「分かったわ」",
"312000512_29": "「急ぎ、帰還します」",
"312000512_30": "「敵こそ逃したが、マリアに大事が無くてよかった」",
"312000512_31": "「もう、またそれなの?」",
"312000512_32": "「わたしのことはいいから、次こそはモデルさんを見つけて、\\n 呪いのウェディングドレスから解放しましょう」",
"312000512_33": "「ああ。前向きで何よりだ」",
"312000512_34": "「このウェディングギアがあるんだもの。\\n いくらでも上を向いていられるわ」",
"312000512_35": "「さあ、はやく本部に……」",
"312000512_36": "「……ッ!」",
"312000512_37": "「……どうしたッ!?」",
"312000512_38": "「……<speed=0.5>。</speed>\\n わたしは……<speed=0.5>、</speed>何を纏っていたの……?」",
"312000512_39": "「憧れ……<speed=0.5>?</speed> 花嫁さん……<speed=0.5>?</speed>\\n 結婚……<speed=0.5>?</speed> ウェディングドレス……?」",
"312000512_40": "「……マリア?」",
"312000512_41": "「わたし……<speed=0.5>、</speed>\\n あんなものを着ていて、本当に幸せになれるのかしら……?」",
"312000512_42": "「あなたにウェディングドレスを着る資格はありません」",
"312000512_43": "「わからない……。\\n ウェディングドレスって、一体なんなのッ?」"
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"312000611_1": "「戻りました」",
"312000611_2": "「……」",
"312000611_3": "「マリア……ッ!」",
"312000611_4": "「大丈夫なのか?」",
"312000611_5": "「……ごめんなさい、少し疲れていて」",
"312000611_6": "「……あんなものを纏っていたせいかしら……」",
"312000611_7": "「えッ?」",
"312000611_8": "「わたしにはわからない……。\\n 結婚だなんて、考えられないわ……」",
"312000611_9": "「戦いが終わってから、ずっとこんな調子なんだ。\\n すまないが、今は休ませてやってくれ」",
"312000611_10": "「はい……」",
"312000611_11": "「やはり、マリアさんも……。\\n 急いでメディカルルームへッ」",
"312000611_12": "「……」",
"312000611_13": "「……お待たせしました」",
"312000611_14": "「マリアは……?」",
"312000611_15": "「今は検査も終わり、ベッドで安静にしてもらっています」",
"312000611_16": "「マリアさんも他の3人と同様、不安定な精神状態にあります。\\n やはりあれは……、『マリッジブルー』ッ」",
"312000611_17": "「マリッジブルーって……、\\n ウェディングドレス型のギアを纏っただけなのにか?」",
"312000611_18": "「多少語弊はありますが、みなさんが『結婚』について\\n 不安を訴えていることから、こう呼ばせていただきます」",
"312000611_19": "「結婚や結婚式、ウェディングドレス……。\\n 抱える不安が結婚に関連するものばかりなのは?」",
"312000611_20": "「症状が現れた状況から、心に思い描いていた事柄が、\\n 大きな不安となって現れるものと推察できます」",
"312000611_21": "「言われてみれば、様子がおかしくなる直前、\\n みんなで結婚式の話をしてた……」",
"312000611_22": "「みんな揃っているな」",
"312000611_23": "「司令……」",
"312000611_24": "「……場所を変えよう。\\n みんな、ひとまず発令所に来てくれ」",
"312000611_25": "「……とりあえず、4人とも今は安静にしてもらっている」",
"312000611_26": "「安静にしているだけで、よくなるものなんですか?」",
"312000611_27": "「そう心配するな。\\n 心的影響は、療養することで回復が見込めるものだ」",
"312000611_28": "「サポートとはいえ、\\n 戦闘に参加したあたしたちも、こうしてピンピンしてるしな」",
"312000611_29": "「よかった……」",
"312000611_30": "「しかし、あの様子だ。\\n 時間はそれなりに必要だろう」",
"312000611_31": "「それを待っててくれるほど、\\n 話の分かる哲学兵装じゃないだろうな……」",
"312000611_32": "「あいつらに、一体なにが起こってるんだ?」",
"312000611_33": "「『結婚』について不安を訴える、\\n この極めて特異な症状、マリッジブルー」",
"312000611_34": "「原因は、膨大な不幸のオーラに晒されたこと。\\n そしてそれは、ウェディングギアが起因となっています」",
"312000611_35": "「不幸への対抗手段として手に入れた、\\n ウェディングギアが、あだになったというのか?」",
"312000611_36": "「そんな……。\\n だって、あのギアは幸せをくれるって……」",
"312000611_37": "「そうだ。実際、戦闘中はテンションが上がって、\\n 幸福が不幸を相殺するんじゃなかったのか?」",
"312000611_38": "「ああ。あのギアを纏っている最中はな……」",
"312000611_39": "「……ッ!?」",
"312000611_40": "「じゃあ、戦闘後に突然影響が出たのは……」",
"312000611_41": "「ウェディングギアを解除したことで、幸福の恩恵を失い、\\n 蓄積していた不幸が、急激に装者を襲ったためです」",
"312000611_42": "「不幸は、完全に相殺されていたわけではなく、\\n ギアのもたらす幸福により、感じ取れなくなっていた――」",
"312000611_43": "「いわば、鎮痛剤のようなものだ。\\n ギア解除後には超過したダメージに蝕まれることとなる」",
"312000611_44": "「確かに。\\n マリアに変化があったのも、ギアを解除した直後でした」",
"312000611_45": "「みんな、痛みに気付かなかっただけ……。\\n 後方で戦うわたしたちより、ずっと傷ついていたんですね」",
"312000611_46": "「皆が信じた希望だというのに、\\n 現実は両刃の剣だったということか……」",
"312000611_47": "「どうしてなんだよ……。\\n あのギアは、あたしたちの可能性じゃなかったのかッ?」",
"312000611_48": "「何があったッ!?」",
"312000611_49": "「同座標にて、2つの高エネルギー反応を検知ッ!」",
"312000611_50": "「2つだとッ!? こんな時にか……」",
"312000611_51": "「この反応、1つは被害者女性の纏う哲学兵装、\\n もうつは……、さっきの青いやつかッ」",
"312000611_52": "「いくら急を要するとて、\\n 今の人を戦場へ立たせるわけにはッ」",
"312000611_53": "「くッ……、わかっているッ!」",
"312000611_54": "「4人はマリッジブルーの症状が癒えるまで、絶対安静ですッ!」",
"312000611_55": "「だったら、わたしたちだけでッ!」",
"312000611_56": "「いけません。ウェディングギアもなしに、\\n 不幸のオーラによる影響に耐えられるはずが……」",
"312000611_57": "「だから、今度はわたしたちの番。\\n 切ちゃんたちが安心して休んでいられるように……」",
"312000611_58": "「接近できずとも、機動性に優れた天羽々斬とシュルシャガナ、\\n 射程の長いイチイバルなら、十分立ち回れます」",
"312000611_59": "「ああ。コンビネーション次第では、\\n まだまだギアの強みが生かせる状況だッ」",
"312000611_60": "「まさか、おっさんがウェディングドレスでいくとは\\n 言わないよな?」",
"312000611_61": "「んん……ッ!?」",
"312000611_62": "「ヘヘッ。これで文句はなしだな」",
"312000611_63": "「……分かった。だが、くれぐれも無茶はするな。\\n 敵をけん制し、退けるだけで十分だ」",
"312000611_64": "「ああ、わかってる」",
"312000611_65": "「ありがとうございますッ!」",
"312000611_66": "「いくぞ、雪音、月読ッ!」",
"312000611_67": "「ああッ!」\\n「はいッ」"
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"312000612_2": "「……ッ!?」",
"312000612_3": "「させるかッ!」",
"312000612_4": "「……あ、ありがとうございます」",
"312000612_5": "「別にいいけど……。\\n 今のは、ちょっと急ぎすぎだったな」",
"312000612_6": "「落ち着いて互いをカバーしあえば、十分に立ち回れる相手だ。\\n 自分人ではないと、心に留めておいてくれ」",
"312000612_7": "「わかりました」",
"312000612_8": "(2人とも、すごく頼りになる。\\n これなら――)",
"312000612_9": "「この反応は……ッ!」",
"312000612_10": "「そっちに向かっていますッ!」",
"312000612_11": "「なにッ!?」",
"312000612_12": "「いったい、何が……?」",
"312000612_13": "「ああ……ッ!」",
"312000612_14": "「月読ッ!」",
"312000612_15": "「っのやろーッ!」",
"312000612_16": "「……なッ!? 速いッ!\\n これが、例の青いヤツか……」",
"312000612_17": "「ああ。両腕から放たれる長距離攻撃は厄介だ。\\n 間合いに注意してくれ」",
"312000612_18": "「ううッ……」",
"312000612_19": "「立てるか?」",
"312000612_20": "「まずい。このままじゃ標的になるッ!」",
"312000612_21": "「……撤退だ」",
"312000612_22": "「……え」",
"312000612_23": "「クリスくんはそのまま敵をけん制、\\n 翼は調くんを連れて退却してくれ……」",
"312000612_24": "「……わかりました」",
"312000612_25": "「くそッ……。\\n ウェディングギア無しじゃ、ここまでってことなのか……」",
"312000612_26": "「……」",
"312000612_27": "「その気持ちだって、十分でっかい力になるデスッ!」",
"312000612_28": "「ウェディングギアがくれる幸せが全てじゃないデス。\\n アタシの幸せの中には、調が見ていてくれる幸せもあるんデス」",
"312000612_29": "「だから、もっともっと頑張れちゃうデスよ」",
"312000612_30": "「ウェディングギアだけが……、幸福じゃ……ないッ!」",
"312000612_31": "「……調くんッ!?」",
"312000612_32": "「わたしだって、切ちゃんから……、\\n みんなからもらった幸せを……たくさん持っているッ」",
"312000612_33": "「ウェディングギアはなくても、\\n この胸には、幸せがたくさんあるッ」",
"312000612_34": "「月読……」",
"312000612_35": "「……」",
"312000612_36": "「はじめてウェディングギアに変化したとき、\\n 切ちゃん……、すごくうれしそうだった……ッ」",
"312000612_37": "「それを見て、わたしも心がポカポカした。\\n ……わたしも幸せをもらった」",
"312000612_38": "「……この幸せがあれば、不幸とだって戦える」",
"312000612_39": "「こいつを倒して、\\n わたしが切ちゃんの幸せを取り戻すッ」",
"312000612_40": "「……調くん」",
"312000612_41": "「……後輩が頑張ってるっていうのに、\\n 先輩のあたしがカッコつけないわけにはいかないよな」",
"312000612_42": "「それは、その先輩であるわたしも同じだ」",
"312000612_43": "「みなさん……」",
"312000612_44": "「アタシだっておんなじデスッ!」",
"312000612_45": "「切ちゃん……ッ!?」",
"312000612_46": "「お前たち……ッ!」",
"312000612_47": "「いけません、まだ安静にしていないと、\\n 不幸のオーラによる影響が……」",
"312000612_48": "「たとえこの身が、不幸に苛まれようとも……」",
"312000612_49": "「だれかの不幸を、見過ごしたりはできない……ッ!」",
"312000612_50": "「わたしたちにそれを止める力があるなら――」",
"312000612_51": "「アタシたちは立ち上がって、戦わないといけないんデスッ!」",
"312000612_52": "「……」",
"312000612_53": "(みなさんから感じる、この想いは……ッ!?)",
"312000612_54": "(こいつらの想いは、今も不幸に塗りつぶされちゃいないか。\\n だったら……、今の俺ができることは……)",
"312000612_55": "「みなさんの様子から、不幸のオーラの影響による危険域、\\n マリッジブルー状態ではないと判断します」",
"312000612_56": "「それじゃあッ!」",
"312000612_57": "「ですが、検査も行わず、\\n 万全と言い難い状態なのは確かです」",
"312000612_58": "「だめだと言っても、黙っているわたしたちではないわよ」",
"312000612_59": "「……確かに、\\n 寝かしつけたところで、起き上がってくるだろうな」",
"312000612_60": "「…はいッ!\\n ボクは、不幸に負けない、みなさんの心の強さを信じますッ」",
"312000612_61": "「それってッ!」",
"312000612_62": "「装者7名、全員の状況介入を許可する」",
"312000612_63": "「ありがとうございますッ!」",
"312000612_64": "「だが、下を向いて帰ってくることは許さんッ!\\n 全員笑顔で帰還しろ。これが出撃の絶対条件だ」",
"312000612_65": "「それは……」",
"312000612_66": "「……自信がないなら、わたしが切ちゃんを笑顔にしてみせる」",
"312000612_67": "「調……ッ?」",
"312000612_68": "「それでもだめなら、\\n 先輩が、アバンギャルドな防人ジョークで笑わせてくれるッ」",
"312000612_69": "「それでだめなら、雪音が腹踊りでも披露してくれるそうだ」",
"312000612_70": "「んなッ!?」",
"312000612_71": "「だからその条件は、わたしたちが保証するッ!」",
"312000612_72": "「みんな……」",
"312000612_73": "「さあ、どうする?」",
"312000612_74": "「受けて立つわッ!」",
"312000612_75": "「もちろんですッ!」",
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"312000711_0": "ウェディングドレス?",
"312000711_1": "「確かに動きは速いが、\\n アタリがデカイとはありがてぇッ」",
"312000711_2": "「いったぞッ!」",
"312000711_3": "「はぁ――ッ!!」",
"312000711_4": "「やったッ!」",
"312000711_5": "「いいぞ。タイミングは今の感じで完璧だッ!」",
"312000711_6": "「はい」",
"312000711_7": "「フフッ、しっかりやっているようね」",
"312000711_8": "「この声は……ッ!」",
"312000711_9": "「ヘリかッ!」",
"312000711_10": "「お待たせデスッ!」",
"312000711_11": "「みんなには、たくさん助けてもらっちゃったね」",
"312000711_12": "「その分、これから精一杯がんばらないと」",
"312000711_13": "「ええ。\\n それがわたしたちの使命――ッ」",
"312000711_14": "「Seilien coffin airget-lamh tron」",
"312000711_15": "「……ッ!」",
"312000711_16": "「これは……ッ!?」",
"312000711_17": "「どうなってるんだ……ッ?」",
"312000711_18": "「えッ……」",
"312000711_19": "「そんな……」",
"312000711_20": "「ギアが……」",
"312000711_21": "「変化しない……ッ!?」",
"312000711_22": "「馬鹿なッ!?」",
"312000711_23": "「心象変化によるギアの変化は、\\n 一度成功すれば何度でも可能なんじゃなかったのか?」",
"312000711_24": "「そのはずですッ!」",
"312000711_25": "「なら、どうして……ッ!?」",
"312000711_26": "「思い……<speed=0.5>、</speed>出せない……<speed=0.5>。</speed>\\n 初めてウェディングギアを纏った時の気持ち……」",
"312000711_27": "「……ッ!?」",
"312000711_28": "「ウェディングドレスは幸せの象徴――、\\n そう言って、心に強く思い描いたはずだ」",
"312000711_29": "「幸せって……<speed=0.5>、</speed>えっと……」",
"312000711_30": "「心に浮かんでこないデス……」",
"312000711_31": "「……心象の……<speed=0.5>、</speed>損傷……?」",
"312000711_32": "「不幸のオーラにより幸福感が損なわれ、\\n 幸せを想起できなくなった……ッ?」",
"312000711_33": "「不幸のオーラが、心象にまで影響したというのかッ!?」",
"312000711_34": "「そうか……、ボクが本当に見逃していたのは……。\\n ボクが気付かなくちゃいけなかったのに……ッ」",
"312000711_35": "「わたしの心が、不幸に傷つけられた……ッ!?」",
"312000711_36": "「な……ッ!\\n こいつも不幸の種子を呼べるのッ?」",
"312000711_37": "「ウェディングギア無しに、\\n このまま敵の数を増やされたら……」",
"312000711_38": "「……こうなったら、やれるとこまでやるしかないッ!\\n あたしが全方位一掃射撃で……」",
"312000711_39": "「冷静になれ。\\n 既に無茶がきく体ではないだろう……」",
"312000711_40": "「……やはり、ウェディングギア無しでは……」",
"312000711_41": "「はあ――ッ!」",
"312000711_42": "「随分話が違うじゃない。\\n 弱音を吐く暇があるなら、ジョークのつも言ったらどう?」",
"312000711_43": "「マリア……」",
"312000711_44": "「アタシたちがここに来たのはッ、\\n みんなの力になりたいからデスッ」",
"312000711_45": "「ウェディングギアが纏えなくなって、\\n あてが外れちゃったのは確かだけど……、それでもッ」",
"312000711_46": "「わたしたちは、みんなと一緒に不幸に抗いたいんだッ!」",
"312000711_47": "(そう、ウェディングギアが無くても……)",
"312000711_48": "「でも……、もしウェディングギアを纏っても、\\n それでも不幸に負けてしまったら……」",
"312000711_49": "「余計なことは考えるなッ!」",
"312000711_50": "「……ッ!」",
"312000711_51": "「お前たちは、1人で戦っているわけじゃない。\\n 不幸に対する打開策はこちらで考える」",
"312000711_52": "「でも、それでも駄目だったら……」",
"312000711_53": "「『でも』が無いのが『打開策』だッ!」",
"312000711_54": "「……」",
"312000711_55": "「ありがとう。\\n ……目の前の戦いに集中するわ」",
"312000711_56": "(……くッ。\\n 悔しいが、今できることはこのくらいか)",
"312000711_57": "「不幸への唯一の対抗手段である幸福――、\\n いわば、力の源を絶たれたに等しい状況です」",
"312000711_58": "「『幸せ』を想起できない以上、\\n ウェディングギアへの変化は見込めません」",
"312000711_59": "「このまま戦いで不幸のオーラを受け続けば、\\n マリッジブルーに達するのも時間の問題です」",
"312000711_60": "「マリッジブルー……。事実上の戦闘不能か」",
"312000711_61": "「でも、それより早く、\\n 『幸福』のイメージを取り戻すことができれば……ッ」",
"312000711_62": "「そうだ。彼女たちの心は、まだ折れちゃいない」",
"312000711_63": "「この戦い――、\\n 『幸福』を諦めない限り、必ず勝機がある……ッ」"
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"312000712_1": "「あの青いヤツのことか……」",
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"312000712_5": "「まるで、何かを呼んでいるような……」",
"312000712_6": "「高エネルギー反応を検知ッ!」",
"312000712_7": "「これは……ッ!」",
"312000712_8": "「はあ……、はあ……」",
"312000712_9": "「もう、体の疲れか心の疲れか……はあ……ッ、\\n どっちかわからなくなってきた……デス……」",
"312000712_10": "「ウェディングギアなら、もっとみんなの力になれるのに……」",
"312000712_11": "「おかしいな……。師匠もああ言ってたし、\\n 考えないようにはしてるんだけど……、でも……」",
"312000712_12": "「もう一度、ウェディングギアが纏えれば……」",
"312000712_13": "『無駄よ。\\n 幸せなど求めても、ウェディングドレスは応えない』",
"312000712_14": "「……あなたは……ッ!?」",
"312000712_15": "「今の声……、モデルさんなのッ!?」",
"312000712_16": "「前は苦しんでいるだけだったのに……」",
"312000712_17": "「どうしてこんなにハキハキ喋れてるんデスか……?」",
"312000712_18": "「そうか、哲学兵装が彼女の意識を……ッ!?」",
"312000712_19": "「みなさん、気を付けてくださいッ!\\n あの声は、モデルさんのものではありませんッ」",
"312000712_20": "「今の彼女は、哲学兵装の意識そのもの。\\n 呪いの持つ力も格段にアップしているはずですッ」",
"312000712_21": "「……結婚を前に亡くなった女性の怨念と、\\n ようやくご対面ということね」",
"312000712_22": "『何を纏っても、幸せなんて……、\\n そんな未来は無いのよ……ッ』",
"312000712_23": "『新婚の友達に借りたハンカチも――』",
"312000712_24": "『曽祖母から伝わる、古いブローチも――』",
"312000712_25": "『新しく買ったパールのネックレスも――』",
"312000712_26": "『そして、ヴェールに飾った青いリボンも――』",
"312000712_27": "『今ではこうして、私の不幸を象徴しているッ!』",
"312000712_28": "「借りたもの、古いもの、新しいもの、青いもの……?」",
"312000712_29": "「……まさかそれは、あなたのサムシングフォーッ!?」",
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"312000712_35": "「もう一度、幸せを強く願えば……ッ!」",
"312000712_36": "『フフ……。幸せなど求めても無駄よ。\\n 私のふりまく不幸で、あなたたちも黒く染めてあげるわ』",
"312000712_37": "「だめ……、なにも思い浮かばない……」",
"312000712_38": "「幸せなんて……、そんなのどこに……?」",
"312000712_39": "「心が真っ暗で、何も見えてこないデスッ……」",
"312000712_40": "「幸せ……<speed=0.5>?</speed>\\n ……幸せ……<speed=0.5>、</speed>なんて……」",
"312000712_41": "「……幸福の力は、もうわたしたちには……」",
"312000712_42": "「……あなたには何もかもが似合わない」",
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"312000811_0": "幸せを呼び起こせッ!",
"312000811_1": "「……わたしには、何も無い……」",
"312000811_2": "『そう。お前たちに幸福を授けるものなどない』",
"312000811_3": "『どれだけ取り繕っても、人が望むのは自分の幸せだけ。\\n その幸せを借りることなど出来はしないわ』",
"312000811_4": "「手に入れた幸せは、その人だけのもの……。\\n 分け合うことなんてできないんだ……」",
"312000811_5": "「自分だけ幸せ独り占めだなんて、良くないことだよね……。\\n そんなことに憧れる必要なんてないんだ……」",
"312000811_6": "『古く朽ちていくだけのものに、\\n 伝えられる幸せなど宿りはしない』 ",
"312000811_7": "「考えてみれば、代々伝わる物なんて……、\\n はじめから……、なんにも持ってなかったデス……」",
"312000811_8": "「なんにもないのに、たくさん憧れて……、\\n 浮かれていた自分が恥ずかしいデス……」",
"312000811_9": "『新しいものが手に入れば、\\n 今まであった幸せは、音を立てて崩れていくわ』",
"312000811_10": "「新しい一歩を踏み出せば……、大切な今が崩れて、\\n これまでと何もかもが変わってしまう……ッ」",
"312000811_11": "「手放すなんて、そんなことできないよ……。\\n 新しい幸せなんて、はじめからいらなかったんだ」",
"312000811_12": "『何を纏っても、幸せなんて得られない。\\n あなたは、いったい何に憧れていたの?』",
"312000811_13": "「わたしは……」",
"312000811_14": "『ああ。……あなたの幸福、\\n もうとっくに砕けていたのね……』",
"312000811_15": "「みんなッ!」",
"312000811_16": "「おい、しっかりしろッ!」",
"312000811_17": "「自分を見失うなッ!」",
"312000811_18": "「幸せを穿つ……<speed=0.5>、</speed>詩が聞こえてくる……」",
"312000811_19": "「みんなの心が……ッ!」",
"312000811_20": "「サムシングフォーに纏わる不安――、\\n この症状……、マリッジブルーですッ」",
"312000811_21": "「今度はサムシングフォーへの不安……。\\n 私たちで、なんとかしてあげられないかしら」",
"312000811_22": "「不幸に対抗する『幸せ』を心象に描くことで変化した\\n ウェディングギアも――」",
"312000811_23": "「『幸せ』を感じる力が弱まれば、\\n その変化は起こせない――、でしたね?」",
"312000811_24": "「緒川、戻ったか」",
"312000811_25": "「……一度、状況を整理したい」",
"312000811_26": "「哲学兵装の力は、不幸により周囲の人間から\\n 幸福感を奪うというものだ」",
"312000811_27": "「相手が不幸を操る以上、\\n この戦いの要はウェディングギア――」",
"312000811_28": "「しかし、敵の振りまく不幸によって、\\n それを纏うための『幸せ』を想起することが難しい状況だ」",
"312000811_29": "「その最たる弊害がマリッジブルーです。\\n このまま戦意を失っていては、戦いすらままなりません」",
"312000811_30": "「では、マリッジブルーを克服するには?」",
"312000811_31": "「原因が、不幸のオーラによる幸福感の低下であるとすれば、\\n 克服に必要なのもまた『幸せ』です」",
"312000811_32": "「マリッジブルーの克服と、ウェディングギアへの変化。\\n どちらも『幸せ』が鍵ということですね」",
"312000811_33": "「マリッジブルーを克服し、心象に『幸せ』を描くことで、\\n 再びウェディングギアへの変化が可能となる――」",
"312000811_34": "「問題は、その失われた『幸せ』をどう補うかだ」",
"312000811_35": "「感情を補う……。難題ですね」",
"312000811_36": "「そんな形のないものを……、うーん……」",
"312000811_37": "「『幸せ』という気持ちを、\\n 形にして渡すことができればいいんですが」",
"312000811_38": "「形のあるものなら、\\n 投げ込んででも渡すことが可能なんだがな……」",
"312000811_39": "「形のあるもの……、投げ込む……?」",
"312000811_40": "「婚約する男女が互いの想いを伝えあった、愛の花束。\\n それがウェディングブーケの由来」",
"312000811_41": "「想いを伝える力を持つブーケ。\\n それを手に、あなたはどんな想いを伝えるというのです」",
"312000811_42": "「ウェディングブーケ……」",
"312000811_43": "「えッ?」",
"312000811_44": "「ウェディングブーケだッ!」",
"312000811_45": "「ウェディングブーケ……だとッ!?」",
"312000811_46": "「贈り物に気持ちを込めるように、\\n 『幸せ』をブーケに託すということですね」",
"312000811_47": "「ブーケには人の想いを込め、伝える力があるといいます。\\n 我々が幸せを託すにはもってこいです」",
"312000811_48": "「それって、結婚式でやる『ブーケトス』のことですか?」",
"312000811_49": "「ブーケトスなら、ウェディングの形式に乗っ取り、\\n 効果的に想いを伝えることもできそうですね」",
"312000811_50": "「はい。マリッジブルーの影響により、\\n 結婚にまつわるものには敏感になっているはずです」",
"312000811_51": "「……よしッ!」",
"312000811_52": "「藤尭ッ!\\n 現場から一番近くて、上手くて、速い花屋はッ?」",
"312000811_53": "「……ッ<speed=1>、</speed>出ましたッ!\\n A地区、花屋ハピネスですッ」",
"312000811_54": "「緒川ッ!」",
"312000811_55": "「心得てますッ!」",
"312000811_56": "「頼んだぞッ!」",
"312000811_57": "「正気かッ!?\\n 本当に、花をテイクアウトでよこすつもりなのか……?」",
"312000811_58": "「確かに奇矯な発想ではあるが、こんな状況だ。\\n 可能性にかけるのは悪くない」",
"312000811_59": "「わたしも、何もしないより何かしたい」",
"312000811_60": "「『幸せ』をブーケに込めたブーケトス作戦ッ!\\n これで失われた心象を取り戻すッ」",
"312000811_61": "「ブーケトスで、心に再び幸せを描くことができれば、\\n ウェディングギアを纏うことができますッ」",
"312000811_62": "「お願いします」",
"312000811_63": "「みんなの想いを……、幸せをブーケに込めて、\\n マリアさんたちの心に届けてくださいッ」",
"312000811_64": "「幸せを込めて……」",
"312000811_65": "「分かった。それであいつらが元に戻るっていうなら、\\n ブーケでもなんでも、いくらでも投げてやるッ」",
"312000811_66": "「いくぞ、2人とも。\\n これが本日最後の大仕事だ」",
"312000811_67": "「バトンは……、ううん、ブーケは、\\n わたしたちが必ず繋いでみせるッ」"
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"312000812_0": "「はああああッ!」",
"312000812_1": "「はあ……、はあ……」",
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"312000812_5": "「遅くなりました。\\n さあ、早くブーケトスを――」",
"312000812_6": "『血濡れた会場に花束とは、滑稽ね』",
"312000812_7": "「ッ!」",
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"312000812_9": "「待ってろッ! ここから援護するッ!」",
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"312000812_15": "「攻撃をモロに……ッ!」",
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"312000812_18": "「お待たせしました」",
"312000812_19": "「お見事です」",
"312000812_20": "『なんだ、あの非科学的な人間は……ッ!?\\n 何をはじめるつもりだッ?』",
"312000812_21": "「ここからですね……」",
"312000812_22": "「お願い、みんな……ッ!」",
"312000812_23": "「お前たちならできるッ!」",
"312000812_24": "「それは、ボクたちから託す『幸せ』です……ッ!」",
"312000812_25": "「次はみなさんの番です」",
"312000812_26": "「お願いします……ッ! はあ――ッ!」",
"312000812_27": "<size=40>「託されたッ!」</size>",
"312000812_28": "「わたしの幸せは、切ちゃんとたくさん作ってきたッ!」",
"312000812_29": "「だからお願い、この気持ちを思い出してッ!」",
"312000812_30": "「いつも散々恥ずかしいことやってるくせに……<speed=0.5>、</speed>\\n 今必要なのは、そういうことだろッ?」",
"312000812_31": "「持ってけッ! ダブルだッ!」",
"312000812_32": "「マリアがウェディングドレスに憧れ、悩み、\\n それでも理解しようとしてきた姿を、わたしは見てきた」",
"312000812_33": "「ウェディングギアは、形だけではないと見せてやれッ!」",
"312000812_34": "<size=40>「その幸せを、掴み取れ――ッ!!」</size>",
"312000812_35": "「いっぱい伝わってくるデス……」",
"312000812_36": "「不幸に惑わされることなく――」",
"312000812_37": "「みんなが繋いでくれた、幸せの欠片――」",
"312000812_38": "「この両腕で受けとめたッ!」",
"312000812_39": "『この光は……ッ<speed=0.5>?</speed>\\n 私の漆黒がかき消されるなんて――ッ?』",
"312000812_40": "『ならば、何度でも――、\\n 偽りの幸福など、真の不幸で塗り固めてやるッ』",
"312000812_41": "『馬鹿なッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 私の不幸を相殺するほどの幸福だと……ッ?』",
"312000812_42": "「不幸など――、\\n 幸せを纏い、祓ってみせる――ッ」",
"312000812_43": "「これがわたしの――」",
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"312000821_2": "『あのブーケから、\\n 幸福のイメージを再構成したというの……?』",
"312000821_3": "「……気づいているか?」",
"312000821_4": "「ああ。なんだか、こっちまで心が軽い。\\n 胸の奥の、温かいところが満たされるような……」",
"312000821_5": "「この感覚……、わたしは知っている……?」",
"312000821_6": "「それは、調がアタシにくれた気持ちデス」",
"312000821_7": "「わたしが、切ちゃんに……?」",
"312000821_8": "「みんなが持ってて、いつも与えあっているものだよ」",
"312000821_9": "「とてもあたたかい想い」",
"312000821_10": "『お前たちは……何を笑って……』",
"312000821_11": "『まさか、『幸福』を笑っているのか……ッ!?』",
"312000821_12": "「ウェディングギア装者を中心に、\\n 幸福が充満している……?」",
"312000821_13": "「周囲の不幸のオーラを、幸福がかき消しているのかッ!?」",
"312000821_14": "「これがハピネスッ!」",
"312000821_15": "「ウェディングドレスの祝福を受け、\\n 幸せへと手を伸ばした者だけが、掴み取れる力ッ」",
"312000821_16": "『ううッ!』",
"312000821_17": "「ドレスの色がッ!?」",
"312000821_18": "「哲学兵装の呪いに干渉したッ!?」",
"312000821_19": "「これなら確実にドレスの不幸を祓い、\\n 女性を救い出すことができますッ」",
"312000821_20": "「聞いての通りだ。\\n お前たちが『幸福』を諦めずに手にした力だ」",
"312000821_21": "「存分に発揮してこいッ!」",
"312000821_22": "「了解ッ!」",
"312000821_23": "「不幸のオーラをかき消せるということは、\\n 今度はみんなと一緒に戦えるんデスねッ」",
"312000821_24": "「うん、切ちゃんの幸せがわたしを護ってくれるから」",
"312000821_25": "「今度こそ、隣で切ちゃんを護ってみせるッ!」",
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"312000821_28": "「ねえ、わたしをバックアップしてくれるって話――、\\n あれはまだ有効なの?」",
"312000821_29": "「し、仕方ねえな……ッ、期間延長だッ。\\n 特盛サービスしといてやる……ッ」",
"312000821_30": "「うんッ、ありがとう」",
"312000821_31": "「よかったね、クリスちゃん」",
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"312000822_7": "『お前たちに、何がわかるというのッ!?』",
"312000822_8": "『新婚の友達に借りたハンカチは、\\n 不幸な私をあざ笑うだけだったッ』",
"312000822_9": "「友達の不幸を笑う友達なんていないッ!」",
"312000822_10": "「友達との絆は永遠ッ!\\n 大切な物が増えたら、一緒に笑いあえばいいだけッ」",
"312000822_11": "「幸せはきっと、誰とだって分け合えるッ!\\n あなたにだって、そうできたはずッ」",
"312000822_12": "『幸せになれと渡された、古いだけのブローチなど……、\\n 私が授かれない、過去の幸せに価値などなかったッ』",
"312000822_13": "「1分1秒と古くなる今の幸せは、\\n 大切にして、伝えていかなきゃいけない宝物なんデスッ」",
"312000822_14": "「古いことを忘れて、無かったことになんてできないデス。\\n 積み上げてきたものがあるから、今を笑っていけるんデスッ」",
"312000822_15": "「そんな幸せは……、誰にだって、\\n いつからだって作っていけるはずなんデスッ」",
"312000822_16": "『新たな幸せを夢見て買った、パールのネックレス。\\n 憧れた輝きは、私を惨めにしただけだったッ』",
"312000822_17": "「新しい幸せに踏み込むは不安は、誰にだってあるッ!」",
"312000822_18": "「でも、それと同じくらい――きっとそれ以上にッ!\\n 希望だってたくさんあるッ」",
"312000822_19": "「明日に響く新しい輝きは、\\n 未来を踏みにじったりしないッ」",
"312000822_20": "「きっと、あなただって……」",
"312000822_21": "『馬鹿な……。\\n サムシングフォーが体も……ッ』",
"312000822_22": "「手駒が随分と減ったようね。\\n この盤面、そう簡単には覆らないわよ」",
"312000822_23": "『く……ッ!\\n 不幸の種子なら、いくらでもッ』",
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"312000911_0": "ブライダル戦姫ッ!",
"312000911_1": "「ゲストには退場してもらったわ」",
"312000911_2": "「次は、あなたの番――ッ!」",
"312000911_3": "『……くッ』",
"312000911_4": "「ダメですッ!\\n わたしたちの力は、人を傷つけるものじゃ――」",
"312000911_5": "「大丈夫よ」",
"312000911_6": "「花嫁さんが不幸に支配され……、\\n 幸せになれないなんて、間違ってる……」",
"312000911_7": "「……はいッ!」",
"312000911_8": "『……』",
"312000911_9": "「どうするつもりかしら……」",
"312000911_10": "「ドレスを回収しない限り、\\n 被害者の女性は人質も同然……」",
"312000911_11": "「今のあいつの言葉がどこまで届くか、\\n 俺たちは信じて待つだけだ」",
"312000911_12": "「やはり、説得ですか……」",
"312000911_13": "「あのウェディングドレスについて、\\n 今わかっている情報を教えてやってくれ」",
"312000911_14": "「わかりました」",
"312000911_15": "「呪いのウェディングドレスについて、\\n 米国からいくつか情報を入手できました」",
"312000911_16": "「あのドレスは、とある富豪の娘が、\\n 結婚式で身に着けるはずだった物……、だそうです」",
"312000911_17": "「はずだった……?」",
"312000911_18": "「挙式を前に結婚相手の事業が破綻。\\n それにより両家間で交わされていた婚約は破棄され――」",
"312000911_19": "「ショックを受けた娘は、この世のすべての幸福を恨み、\\n 自ら命を絶ってしまったそうです」",
"312000911_20": "「そう……」",
"312000911_21": "「近寄るだけで不幸が訪れる、\\n 『呪われたウェディングドレス』――」",
"312000911_22": "「ドレスはいつしかそう呼ばれ――」",
"312000911_23": "「係わった人は、次々と謎の死を遂げた――、\\n 博物館では観覧者の自殺が相次いだ――」",
"312000911_24": "「――などの、不吉な噂が広まったようです」",
"312000911_25": "「あのドレスに、そんな悲しい話があったなんて……」",
"312000911_26": "「確かに痛ましい話だが、\\n それで他人を不幸にしていい道理はない」",
"312000911_27": "『このウェディングドレスは、\\n 私を幸せになんて……、してくれなかった……ッ』",
"312000911_28": "『憧れが、幸福など与えてくれるものかッ!』",
"312000911_29": "「……」",
"312000911_30": "『曽祖母から伝わるブレスレットも、\\n 新婚の友達に借りたハンカチも――』",
"312000911_31": "『新しく買ったパールのネックレスも、\\n そして、ヴェールに飾った青いリボンも――』",
"312000911_32": "『何ひとつッ!\\n 私に幸福などもたらしてくれなかったッ』",
"312000911_33": "「……そう。\\n 分かったわ――」",
"312000911_34": "「あなたはウェディングドレスを憎みながら、\\n その憧れに捕らわれ続けているのね……」",
"312000911_35": "『なんだと……ッ?』",
"312000911_36": "「あなたとわたしは、少しだけ似ている……」",
"312000911_37": "「憧れの花嫁さん、綺麗なウェディングドレス――」",
"312000911_38": "「初めて袖を通した時、あなたも感じたはずよ。\\n あの、不思議な胸の高鳴りを……」",
"312000911_39": "「ドレスを見ただけで、こんなにも胸がときめくなんて。\\n やっぱりウェディングドレスは、幸せの象徴だわ」",
"312000911_40": "「あなたにウェディングドレスの魅力は引き出せない」",
"312000911_41": "(本当は着こなす自信なんてなかった……。\\n だからこそ、デザイナーさんには認めてほしかった……)",
"312000911_42": "(でも、大丈夫……)",
"312000911_43": "(答えなら、もうわかっているから)",
"312000911_44": "『まだ、私の不幸は終わってないわ』",
"312000911_45": "「わたしが纏うのは、真のウェディングドレスッ!\\n 今のわたしは、あの頃の倍強いッ」"
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"312000912_0": "「はあ――ッ!」",
"312000912_1": "「ウェディングドレスに宿るのは、清らかで誠実な想いッ!」",
"312000912_2": "「もう迷わない。\\n このフリルが、レースが届くすべてがわたしの聖域ッ」",
"312000912_3": "「わたしの白が、お前の黒を塗りかえる――ッ!!」",
"312000912_4": "『さっきまで膝をついていたおまえが、\\n どうしてこんなにも強く……ッ?』",
"312000912_5": "「これはウェディングギアだけの力じゃない。\\n みんなの届けてくれた幸せに、わたしが手を伸ばしたからよ」",
"312000912_6": "「さあ、次はあなたたちの番」",
"312000912_7": "『あなた……た<speed=0.5>ち</speed>……だとッ!?』",
"312000912_8": "「そうか……ッ!\\n みんな、マリアさんにブーケをッ」",
"312000912_9": "「分かったデスッ!\\n アタシからは、古くから繋いできた幸せをッ」",
"312000912_10": "「貸し与え、分かち合う幸せをッ!」",
"312000912_11": "「これから掴み取る、新しい幸せをッ!」",
"312000912_12": "「ウェディングドレスとは、\\n 幸せを掴む勇気を与えてくれるものだッ」",
"312000912_13": "「ドレスを着て待っているだけじゃだめッ!\\n 幸せは、自分で掴み取るものッ」",
"312000912_14": "『4つのブーケを束ねた……ッ!?\\n 何をするつもりッ?』",
"312000912_15": "「わたしたちは――」",
"312000912_16": "「あなたも救いたいのよッ!」",
"312000912_17": "『……ッ!?』",
"312000912_18": "「これは――、\\n 人』へのブーケトスッ」",
"312000912_19": "「受け取りなさいッ!!\\n わたしたちから繋ぐ、幸せを――ッ」",
"312000912_20": "『うう……ッ!』",
"312000912_21": "「自分の幸せを信じ、手を伸ばす――、\\n そう、これは戦いだ」",
"312000912_22": "「純白を纏う、全ての者の戦いだ――ッ!」",
"312000912_23": "「だから、あなたも戦いなさいッ!\\n お前はそれでも花嫁かッ?」",
"312000912_24": "『……ッ!?』",
"312000912_25": "「……確かに、結婚って色々あって……、\\n その中には不安だって……、あったかもしれない」",
"312000912_26": "「だけど、全部が不安なんかじゃ……、ないッ!」",
"312000912_27": "『……馬鹿な……ッ!?\\n お前の幸せは、全て摘み取ったはずッ』",
"312000912_28": "「私もまだ……、幸せを信じてる……ッ!」",
"312000912_29": "『させてなるものか……ッ!』",
"312000912_30": "「きゃああああッ!!」",
"312000912_31": "「がんばるデスッ!」",
"312000912_32": "「幸せを信じるあなたは――」",
"312000912_33": "「絶対に幸せになれるッ!」",
"312000912_34": "「だから、手を伸ばしてッ!」",
"312000912_35": "「……ッ!」",
"312000912_36": "「はあ――ッ!」",
"312000912_37": "「届いた――ッ!」",
"312000912_38": "『……これはッ!?』",
"312000912_39": "『花束から流れ込んでくる……、\\n この懐かしい気持ちは……」",
"312000912_40": "『……し<speed=0.5>、</speed>あわ……』",
"312000912_41": "「幸せに……<speed=0.5>、</speed>なりたい……」",
"312000912_42": "「ううん、わたし――」",
"312000912_43": "<size=40>「絶対に幸せになる――ッ!!」</size>",
"312000912_44": "『私も……』",
"312000912_45": "『……そうか、逃げずに手を伸ばしていれば、\\n 私にも……、こんな幸せが……』",
"312000912_46": "「哲学兵装、呪いのウェディングドレスの反応……」",
"312000912_47": "「完全に……消滅しましたッ!」",
"312000912_48": "「女性の幸せを望む心が、\\n 哲学兵装の呪いに勝った……ッ」",
"312000912_49": "「お前の想い、ちゃんと伝えられたか?」",
"312000912_50": "「……ええ」",
"312000912_51": "<size=40>「当然よッ!」</size>"
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"312001011_0": "ウェディングドレスッ!",
"312001011_1": "「ねえ、この雑誌の表紙、あの時のモデルさんじゃない?」",
"312001011_2": "「どれどれッ?」",
"312001011_3": "「今掲載されているものとなると、\\n 実際の撮影は、月ほど前のものだろうか」",
"312001011_4": "「そうなんですかッ!? 時代を先取るファッション雑誌は、\\n そんなに前から先読みしてるんですね」",
"312001011_5": "「……あれから1週間かあ。\\n 今頃どうしてるんだろう」",
"312001011_6": "「ん、どれどれ?\\n ……写真を見る限り、元気でやってるみたいだな」",
"312001011_7": "「よかった。幸せそうに笑ってるよー」",
"312001011_8": "「相変わらず綺麗……。\\n オフなのに、雑誌と全然変わらないなんて」",
"312001011_9": "「なんたって、もうすぐ花嫁さんだもんね。\\n 結婚を前に、綺麗に磨きがかかっちゃうわけだ」",
"312001011_10": "「あら、楽しそうね」",
"312001011_11": "「何を見てたんデスか?」",
"312001011_12": "「この前のモデルさんの写真だって。\\n とっても元気そうで……、結婚式もそろそろかな?」",
"312001011_13": "「け、結婚ッ!?\\n ……ううッ、しばらくその話は聞きたくないデス……」",
"312001011_14": "「未だに『結婚怖い』、ってやってるのか?」",
"312001011_15": "「精神的な負荷は、療養で癒えたはずですが……、\\n まさか、さらなる呪いの脅威が……?」",
"312001011_16": "「それは平気。でも、マリッジブルーが\\n 切ちゃんの中で黒歴史認定されたみたいで……」",
"312001011_17": "「わたしたちも、敵の影響で『結婚』に怯えていたんだっけ」",
"312001011_18": "「酷く気が滅入っていて……、\\n 確かに、あまり思い出したくはないわね」",
"312001011_19": "「思い返すと、なんだかとっても恥ずかしいデス……」",
"312001011_20": "「そんなこともあるよ」",
"312001011_21": "「アハハッ。今思えば、結婚なんてするわけないのに、\\n なに言ってんだかー、って感じだよね」",
"312001011_22": "「バカッ! こっちがどれだけ心配して……」",
"312001011_23": "「うれしいなあッ!\\n そんなにいっぱい心配してくれたんだッ?」",
"312001011_24": "「……ば、バカッ<speed=0.5></speed>\\n もう、嫁でもなんでもいっちまえーッ」",
"312001011_25": "「そ、そんなーッ!?」",
"312001011_26": "「……そういえば、\\n 今回の事件、つだけわからないことがあるの」",
"312001011_27": "「わからないこと?」",
"312001011_28": "「ええ。わたしたちがモデルさんと再会した時、\\n 彼女の頬に涙が伝うのを見たんだけれど」",
"312001011_29": "「あの涙の意味はなんだったのかしら?」",
"312001011_30": "「哲学兵装に捕らわれ薄れる意識の中、\\n 哲学兵装への拒絶反応、あるいは、それを纏う悲しみ――」",
"312001011_31": "「彼女の心情により、涙が頬を伝ったものと推察できます」",
"312001011_32": "「あるいは、哲学兵装の葛藤――」",
"312001011_33": "「叶わなかったウェディングへの未練や、不幸の悲しみが、\\n 肉体を得て、涙として発現したものかもしれません」",
"312001011_34": "「……そう。\\n どのみち、明るい話じゃないのは確かね」",
"312001011_35": "「でも、その悲しみは、\\n どっちもマリアが救った悲しみデス」",
"312001011_36": "「モデルさんも、呪いのウェディングドレスも、\\n マリアの手渡した幸せで救われた」",
"312001011_37": "「……」",
"312001011_38": "「そうねッ!」",
"312001011_39": "「ところで、\\n あの時、他に彼女の涙を目にした者は?」",
"312001011_40": "「わたしは見てません。\\n ……響はどうだった?」",
"312001011_41": "「わたしもその時近くにいたんだけど、\\n 涙を流すところは見てないんだよね……」",
"312001011_42": "「アタシもそんな風には見えなかったデス」",
"312001011_43": "「あたしたちの位置からは、よく見えなかったな」",
"312001011_44": "「ということは、だれも見ていない……?」",
"312001011_45": "「まさか。\\n だって、あんなにハッキリと大粒の涙を……」",
"312001011_46": "「……余計に謎を深めてしまったな」",
"312001011_47": "「強いて言うなら、マリアさんにだけ感知できる、\\n 特異な現象が起きていた可能性はありますね」",
"312001011_48": "「……そういえば、今回のマリアはとびきり強かったデスね」",
"312001011_49": "「言われてみるとそうだな」",
"312001011_50": "「敵と何度も戦って、打たれ強さがあった」",
"312001011_51": "「そうだったかしら?」",
"312001011_52": "「でも、向かい来る敵を前に、立ち上がるのは当然のことだわ」",
"312001011_53": "「さすがマリア」",
"312001011_54": "「かっこいいデスッ!」",
"312001011_55": "「その件については、マリアさんの場合……」",
"312001011_56": "「ウェディングへの憧れが人1倍強いことから、\\n 得られる幸福感がひときわ高かったのだと仮定しています」",
"312001011_57": "「……えッ?」",
"312001011_58": "「そんなに憧れてたんですか……」",
"312001011_59": "「今回の戦闘における耐久度からして、\\n 響さんのおよそ倍ほど……」",
"312001011_60": "「3倍結婚したかったんだ……ッ!?」",
"312001011_61": "「あ……、そういうことだったんデスね」",
"312001011_62": "「えっと、あの……」",
"312001011_63": "「急に気を使わなくていいわよッ!」",
"312001011_64": "(みんながブーケを通じて授けてくれた幸福を胸に、\\n わたしたちは不幸に打ち勝つことができた)",
"312001011_65": "(モデルさんを無事に保護し、\\n 呪いのウェディングドレスも無傷で回収――)",
"312001011_66": "(けれど、わたしはこれで終われない――)",
"312001011_67": "(一度は引きずり降ろされた、あの戦場に――)",
"312001011_68": "(わたしは帰ってきた――ッ!)",
"312001011_69": "「すごい……。\\n これがマリア・カデンツァヴナ・イヴッ?」",
"312001011_70": "「本当に同じドレスなのか?\\n 彼女の中で何が変わったっていうんだ」",
"312001011_71": "「最高を超えてきたか……」",
"312001011_72": "「ブライダル専門でやってきた俺だが、\\n こんな姿は、そうそうお目にかかれない」",
"312001011_73": "「よーく、目に焼き付けた方がいい」",
"312001011_74": "「これが『花嫁』だ――ッ!」",
"312001011_75": "「今日のあなたは、あの時とはまるで別人……。\\n 何か掴めたようですね」",
"312001011_76": "「ええ」",
"312001011_77": "「……わたしは、\\n ウェディングドレスは幸せの象徴だと思っていた」",
"312001011_78": "「華やかなドレスを纏い、幸せを手にする花嫁さん――。\\n 女の子なら、だれだって度は憧れるでしょ?」",
"312001011_79": "「……」",
"312001011_80": "「ウェディングドレスを着れば、幸せがやってきて、\\n 花嫁さんを幸せにしてくれる――」",
"312001011_81": "「でも、それは間違っていた」",
"312001011_82": "「……そう。気付いたのね」",
"312001011_83": "「ええ」",
"312001011_84": "「ウェディングドレスは、幸せを掴もうと戦う花嫁の戦闘服。\\n 花嫁さんに、幸せを掴む勇気を与えてくれるもの」",
"312001011_85": "(わたしの纏う白銀と同じ。\\n そうよね、セレナ……)",
"312001011_86": "「素晴らしい着こなしでした……」",
"312001011_87": "「ただ可憐なだけではなく、\\n 美しさの中に、幸せを掴みに挑む力強さを感じた」",
"312001011_88": "「あのドレスは、愛される者の愛らしさを前面にあしらったもの。\\n だからこそ、身に纏う花嫁は、同等の強さを持たねばならない」",
"312001011_89": "「愛されるだけでは、幸せはすぐにそっぽを向いてしまう。\\n 自ら飛び込み幸せを引き寄せる、力強い腕が必要だった」",
"312001011_90": "「ありがとう。ドレスの魅力をこんなに引き出してくれて。\\n あのドレスはあなたこそふさわしいわ」",
"312001011_91": "「……こちらこそ。\\n その言葉をもらい損ねたら、プロ失格だわ」",
"312001011_92": "「それから……、\\n もうひとつ、分かったことがあるの」",
"312001011_93": "「分かったこと?」",
"312001011_94": "「『呪いのウェディングドレス』のことよ。\\n わたしはあなたを誤解していたわ」",
"312001011_95": "「あなたは純粋に……、\\n あの『呪いのウェディングドレス』を愛しているのね」",
"312001011_96": "「そう……。\\n もうそこまでお見通しなのね」",
"312001011_97": "「なぜあなたが、あの曰くつきの品を持っていたの?\\n あの人に着せようとしたのはなぜ?」",
"312001011_98": "「今度は教えてもらえるわよね?\\n 今のわたしなら、あなたの想いも理解できる」",
"312001011_99": "「……」",
"312001011_100": "「私があのドレスと出会ったのは、米国のとある博物館でした。\\n とってもチャーミングで、私はすぐに虜になった」",
"312001011_101": "「けれど、あのドレスは人々に蔑まれ、泣いているように見えた。\\n 少し耳をすませば、すぐに理由がわかったわ」",
"312001011_102": "「『近寄るだけで不幸が訪れる』だなんて、\\n 非科学的な……、ただの噂――」",
"312001011_103": "「まわりはあのドレスを『呪いのウェディングドレス』と呼んだ。\\n 私はそれが、どうしても許せなかった」",
"312001011_104": "「……」",
"312001011_105": "「だって、悲しいじゃない。\\n 『人を幸せにできないウェディングドレス』だなんて」",
"312001011_106": "「……あなた、そんなにもあのドレスのことを……」",
"312001011_107": "「……私も、結婚を前に愛する人を失って、\\n 結婚式を挙げることができなかったの」",
"312001011_108": "「いつの間にかあのドレスの話に、自分を重ねていたのね」",
"312001011_109": "「もし、あの時着られなかった私のウェディングドレスが、\\n 『呪われてる』と言われたら――」",
"312001011_110": "「そう考えると、胸が苦しくて、悔しくて、\\n とてもいたたまれなかった……ッ」",
"312001011_111": "「じゃあ、あのモデルさんにモデルを依頼したのは……」",
"312001011_112": "「全ては私のワガママです。\\n あのドレスが、花嫁と幸せを掴む姿を見てみたかった……」",
"312001011_113": "「じゃあ、その姿ッ!\\n 私がお見せしちゃいますね」",
"312001011_114": "「愛子さん……ッ、あなた、そのドレスは……ッ!?」",
"312001011_115": "「あのウェディングドレス?\\n どうして……?」",
"312001011_116": "「S.O.N.G.が研究対象として保管することになったが、\\n 移送については『なぜか、明日』となったそうだ」",
"312001011_117": "「翼……ッ!?」",
"312001011_118": "「ごめんなさい。私が無理を言ってしまったんです」",
"312001011_119": "「あなた、あんな目にあった後なのよ?\\n どうしてそんな……」",
"312001011_120": "「だって、絶対に幸せになるって、このドレスに誓いましたから」",
"312001011_121": "「……えッ?」",
"312001011_122": "「あなたが私に教えてくれたから」",
"312001011_123": "「結婚の不安を抱えていた私に、\\n ウェディングドレスの本当の意味をッ」",
"312001011_124": "「……わたしが?」",
"312001011_125": "「私は絶対に幸せを掴んでみせますから、\\n もう『呪いのウェディングドレス』なんて呼ばせませんよ」",
"312001011_126": "「今日からこのドレスは、\\n 『幸福のウェディングドレス』ですッ」",
"312001011_127": "「……幸福のウェディングドレス」",
"312001011_128": "「ありがとう……、愛子さん……。\\n 私の願いをかなえてくれて」",
"312001011_129": "「本当に……、ありがとう……」",
"312001011_130": "「……たくましいな。花嫁というものは」",
"312001011_131": "「……ええ」",
"312001011_132": "(嬉しい……。わたしがみんなと繋げたんだ。\\n この大きな幸せを……ッ)",
"312001011_133": "『ありがとう――』",
"312001011_134": "「……今の声は……ッ?」",
"312001011_135": "『花嫁の幸せを後押しする――、\\n 私の役目が、これでようやく果たせる……』",
"312001011_136": "「そうか。あの時泣いていたのは……」",
"312001011_137": "「どうかしたか?」",
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"312001111_0": "ふたりのしあわせ",
"312001111_1": "「お疲れ様」",
"312001111_2": "「お疲れ様でしたーッ!」",
"312001111_3": "「……待たせたわね。\\n これでモデル仕事も任務も、無事完了よ」",
"312001111_4": "「ああ。\\n これでデザイナーへの疑いも晴れ、綺麗に片がついたな」",
"312001111_5": "「しかし……、遅いな。\\n 連絡も無しに、どこかで迷っているんだろうか……」",
"312001111_6": "「何のこと?」",
"312001111_7": "「こ、こちらの話だ」",
"312001111_8": "「大変です――ッ!\\n 幸谷さんが……、あの……、あのッ」",
"312001111_9": "「どうしたの?」",
"312001111_10": "「それは、私が直接お伝えします」",
"312001111_11": "(ま、まさか、また撮り直しに……?)",
"312001111_12": "「さっきあなたが見せてくれた輝きを、\\n 今度はランウェイで見せてもらえないかしら」",
"312001111_13": "「わたしがランウェイに?」",
"312001111_14": "「新作コレクションの発表会ですよッ!\\n 指名されるなんて、すごいことですッ」",
"312001111_15": "「実は、着こなせるモデルが見つからず、\\n 未発表となっていたドレスがあるのです」",
"312001111_16": "「これが、そのドレスのデザインです」",
"312001111_17": "「こ、これは……ッ!?」",
"312001111_18": "「う、嘘よこんなの……、可愛いすぎるッ!」",
"312001111_19": "(……今日のドレスの、更に上をいくというのッ!?)",
"312001111_20": "(こんな可愛さ、以前のわたしなら確実に着られていた。\\n ……だけど、今のわたしなら……ッ)",
"312001111_21": "「そう。\\n これは、あなたにしか頼めない」",
"312001111_22": "「あなたの花嫁としての勇姿を、\\n もっとたくさんの人に見てもらいたいの」",
"312001111_23": "「新たな幸せに挑み、不安と戦う全ての花嫁に、\\n 勇気を与えてほしい」",
"312001111_24": "「……」",
"312001111_25": "「……フフッ、ずるいわ、そんなの」",
"312001111_26": "「この挑戦、引き受けてくれますか?」",
"312001111_27": "「ええ、分かったわ」",
"312001111_28": "「ウェディングドレスなら、わたしに任せなさい。\\n 世界一の花嫁になってみせるッ」",
"312001111_29": "「ありがとう。\\n それでは――」",
"312001111_30": "「そ、そんなッ!」",
"312001111_31": "「その声はッ!?」",
"312001111_32": "「姉さんが、花嫁さんに……ッ!?\\n 結婚して、お嫁にいっちゃうなんて……ッ?」",
"312001111_33": "「ま、待ってセレナッ!\\n それは誤解よッ」",
"312001111_34": "「セレナ――ッ!」",
"312001111_35": "「……はあ、……ッ<speed=0.5>。</speed>\\n あの子、こんなに走るの……、速かったかしら……?」",
"312001111_36": "「はあッ……、はあ……」",
"312001111_37": "「誤解なのよ。\\n わたしは……ッ」",
"312001111_38": "「……アハハッ!\\n そんなにギュッとされたら、苦しいよ」",
"312001111_39": "「せ、セレナ……?\\n あなた、もしかして……ッ?」",
"312001111_40": "「姉さんに会いに、こっちの世界に来たのだけど、\\n 任務でモデルさんをしてるって聞いて、押しかけてきちゃった」",
"312001111_41": "「ちゃんと分かってるよ。\\n モデルのお仕事で、本当にお嫁にいくわけじゃないんだよね?」",
"312001111_42": "「だから、そう言ってるじゃないッ!」",
"312001111_43": "「フフッ。ごめんなさい」",
"312001111_44": "「わたしがどんなに本気で走っても、\\n 姉さんがちゃんと追いかけてくれるから……」",
"312001111_45": "「なんだか嬉しくて……」",
"312001111_46": "「セレナ……」",
"312001111_47": "「もうッ、こんな意地悪、どこで覚えてきたの?」",
"312001111_48": "「でも、ちょっと寂しかったのもホント……」",
"312001111_49": "「……」",
"312001111_50": "「だけど、追いかけっこしてたら、なんだか楽しくて。\\n そんなのどうでもよくなっちゃった」",
"312001111_51": "「こんな追いかけっこをしたの、いつ以来かしら」",
"312001111_52": "「心配して、追いかけてくれる人がいるって、\\n とっても幸せだね」",
"312001111_53": "「……ええ、そうね」",
"312001111_54": "「姉さん、なにかあったの?」",
"312001111_55": "「えッ? どうしてそう思うの?」",
"312001111_56": "「抱きしめてくれた姉さんの腕が、\\n 前より少し、力強く感じたから」",
"312001111_57": "「……姉さんは、きっと幸せをたくさん追いかけて、\\n どんどん捕まえちゃうの」",
"312001111_58": "「それを見て、わたしもそうなろうって。\\n それだけで、どんどん強くなれる気がする」",
"312001111_59": "「……うれしいけれど、買い被りすぎよ。\\n わたしだって、そんなに器用じゃないわ」",
"312001111_60": "「それに、あなたを追いかけてくれる人も、\\n 追いかけたい大切な人も、たくさんいる」",
"312001111_61": "「人と人とが出会い、想いを繋げ、明日の幸せが巡ってくる」",
"312001111_62": "「今の2人が一緒にいるのも、偶然なんかじゃない。\\n この幸せは、みんなで手繰り寄せた必然なんだわ」",
"312001111_63": "「……そうだね」",
"312001111_64": "「わたしも、受け取った幸せをたくさん繋いでいきたい」",
"312001111_65": "「今ある幸せを大切にするためにも、\\n 幸せへは、自分から手を伸ばさないと――」",
"312001111_66": "「えッ、……この花束はッ!?」",
"312001111_67": "「ウェディングブーケ?\\n ……いったいどこからッ?」",
"312001111_68": "「あら。次の花嫁さんは、可愛らしいお嬢さんね」",
"312001111_69": "「えッ、わたしが花嫁さんに……ッ!?」",
"312001111_70": "「フフッ、あなたもお幸せにね」",
"312001111_71": "「素敵な花嫁さんだったわね……。\\n 式場で撮影はしていたけど、本物は初めて見たわ」",
"312001111_72": "「これって、本当にわたしが花嫁さんになっちゃうのかな?」",
"312001111_73": "「なッ!? あ、あなたにはまだ早いわよッ!」",
"312001111_74": "「……でも、よかったわね。\\n 花嫁さんのブーケを受け取ると、幸せを分けてもらえるそうよ」",
"312001111_75": "「フフッ。\\n 早速つかみ損ねるわたしの腕も、まだまだね」",
"312001111_76": "「そっかあ。\\n 言ってるそばから、また幸せをもらっちゃったね」",
"312001111_77": "「……S.O.N.G.のみんなが教えてくれたのだけど、\\n ブーケは、人の想いを伝えてくれるんだよね?」",
"312001111_78": "「ええ、そうね」",
"312001111_79": "「だったら、このブーケは半分こ。\\n わたしから、半分は姉さんに。幸せへの願いを込めて」",
"312001111_80": "「えッ?」",
"312001111_81": "「だって、わたしたちは姉妹だもの。\\n 幸せを分け合えれば、もっと幸せだよ」",
"312001111_82": "「……ありがとう」",
"312001111_83": "「今日は、たくさん話をしましょう。\\n あなたの感じた幸せ、わたしにたくさん聞かせてちょうだい」"
}

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