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{
"312000312_0": "「そろそろ問題の座標に到達するわ」",
"312000312_1": "「ああ。\\n 遭遇次第、あいつからドレスをひんむけばいいんだな」",
"312000312_2": "<size=40>「ええええぇッ!?」</size>",
"312000312_3": "「い<speed=0.5>、</speed>いきなりなんてことをッ!?」",
"312000312_4": "「そ<speed=0.5>、</speed>そんなの、\\n 全国のお茶の間が許さないデスッ」",
"312000312_5": "「だ<speed=0.5>、</speed>だって、\\n 戦わないってつまり……<speed=0.5>、</speed>そういうことだろッ!?」",
"312000312_6": "「確かに、哲学兵装が彼女を依り代として動いている以上、\\n 取り上げてしまうのは効果的です。ですが……」",
"312000312_7": "「着用しているものを、\\n そう簡単に奪えるとは思えませんね……」",
"312000312_8": "「わたしのシュルシャガナなら、\\n 遠距離からドレスだけ伐り刻むことだって……」",
"312000312_9": "「それだと、戦うのとあんまり変わらないんじゃ……」",
"312000312_10": "「ああ。気持ちはわかるが、それで抵抗されれば、\\n まともに戦う以上の危険を伴う可能性もある」",
"312000312_11": "「……わかりました」",
"312000312_12": "「当たり前のようだけれど、一度纏ったドレスを手放すのに、\\n 彼女の協力は不可欠ということね」",
"312000312_13": "「そうなると、有効なのはやはり――」",
"312000312_14": "「……説得か」",
"312000312_15": "「緒川、例の被害者女性について、\\n 詳しい情報を伝えてやってくれ」",
"312000312_16": "「はい。\\n 被害者は城木愛子歳。職業はモデル――」",
"312000312_17": "「事件当日はマリアさんと同じく、\\n ウェディングドレスを着用して、撮影に臨んでいました」",
"312000312_18": "「明るく朗らかな性格から友人も多く、\\n 結婚を控えていて、最近では特に明るい様子だったそうです」",
"312000312_19": "「幸せの真っ只中だったんですね……」",
"312000312_20": "「そんな幸せそうな彼女が、\\n 呪いに捕らわれてしまうだなんて……」",
"312000312_21": "「わたしが会った時には、ずっと苦しそうで……、\\n 話ができる感じじゃありませんでした」",
"312000312_22": "「でも最後に、ぞっとするような言葉を叫んで……。\\n 『幸せ』をすごく憎んでるみたいだった」",
"312000312_23": "「おそらく、その声こそが呪いの正体。\\n 呪いのウェディングドレスの意志そのもの――」",
"312000312_24": "「待ってッ!」",
"312000312_25": "「どうした?」",
"312000312_26": "「静かに……。何か聞こえる……ッ!」",
"312000312_27": "「……うぅッ……」",
"312000312_28": "「高エネルギー反応、検知ッ!」",
"312000312_29": "「現れたかッ!」",
"312000312_30": "「同座標上に生体反応を確認ッ! 座標、転送しますッ!」",
"312000312_31": "「見つけたッ!」",
"312000312_32": "「モデルさんッ!」",
"312000312_33": "「うう……」",
"312000312_34": "「彼女の意識を呼び起こし、\\n 発動した哲学兵装の暴走を止めるんだ。できそうか」",
"312000312_35": "「もちろんよ」",
"312000312_36": "「やってみますッ!」",
"312000312_37": "「雪音、月読、構えておけッ!」",
"312000312_38": "「はい」",
"312000312_39": "「わかってるッ!」",
"312000312_40": "「うう……、く……ッ!」",
"312000312_41": "「また不幸の種子が」",
"312000312_42": "「モデルさんを護るみたいに出てくるデスッ!」",
"312000312_43": "「まずはここを片づけて――」",
"312000312_44": "「あの人のところまで、一直線にッ!」",
"312000312_45": "「今のうちに、2人はモデルさんをッ!」",
"312000312_46": "「ここはアタシに任せて、先にいくデスッ!」",
"312000312_47": "「分かったわッ!」",
"312000312_48": "「いってくるッ!」",
"312000312_49": "「……って、カッコつけてみたはいいデスが、\\n ホントは一緒に頑張ってほしいデスよ」",
"312000312_50": "「もちろん。\\n でも、改まってどうかしたの」",
"312000312_51": "「前回、1人で突っ走ったアタシなわけデスが、\\n そのことで、調にもたくさん心配かけたデス……」",
"312000312_52": "「だから今度は、みんなと頑張るアタシの背中を、\\n 調には安心して見ていてほしいんデス」",
"312000312_53": "「そうじゃないと……、\\n 今度は調が無茶してしまうデス」",
"312000312_54": "「調には、みんなと頑張るアタシと、\\n 一緒に頑張ってほしいんデスッ」",
"312000312_55": "「切ちゃん……」",
"312000312_56": "「わわッ!? もしかしなくても、聞こえてたデスかッ!?」",
"312000312_57": "「うん。頑張りたいのはお互いさま。\\n だから、切ちゃんを信じて頑張るね」",
"312000312_58": "(2人の気持ち、よくわかるなあ……)",
"312000312_59": "(大切な人のために力になりたい――、\\n 心配はしたいけど、心配をされるのは嫌だ――",
"312000312_60": "「きっと、こんな想いも『幸せ』。\\n だから、わたしはもっと頑張れるッ」",
"312000312_61": "「ううぅ……」",
"312000312_62": "「やっと、また会えましたね」",
"312000312_63": "「わたしたち、あなたの手を取りたくて、ここまで来たんです。\\n だから……」",
"312000312_64": "「うう……ッ!」",
"312000312_65": "「……待って。\\n わたしに話をさせてちょうだい」",
"312000312_66": "「こうなる前の彼女を知っているのは、わたしだけだから」",
"312000312_67": "「……わかりました」",
"312000312_68": "「あなた、今日はモデルとしてドレスを着ていたけれど、\\n 今度、本当の花嫁になるのよね」",
"312000312_69": "「だったら、そんな呪いに屈してはいけないわ。\\n 掴みかけたその幸せを思い出してッ」",
"312000312_70": "「……ッ!」",
"312000312_71": "「……しあ<speed=0.5>わ</speed>…<speed=0.5>せ</speed>……?」",
"312000312_72": "「ッ!」",
"312000312_73": "「そんなもの……<speed=0.5>、</speed>\\n この女にはもう…<speed=0.5>…</speed>無い……ッ!」",
"312000312_74": "「ッ!?」",
"312000312_75": "「この身の不幸……、全ての者に分けてやる……ッ!」",
"312000312_76": "「待ってッ!」",
"312000312_77": "「……」",
"312000312_78": "「涙……?」",
"312000312_79": "「あの人がいないッ!?\\n ……また、逃げられちゃった」",
"312000312_80": "「泣いていたみたい。いったい、どうして……」",
"312000312_81": "「まだまだ、わからないことだらけですね」",
"312000312_82": "「どんまいデスよ。\\n 次に会う時には、機嫌も直っているかもしれないデスッ」",
"312000312_83": "「……そうだね。そっちの状況は?」",
"312000312_84": "「一掃完了デスッ!」",
"312000312_85": "「みんなで頑張って、全部倒したんだよね」",
"312000312_86": "「はい……」",
"312000312_87": "「そっちで取りこぼしてとっ散らかした分も、\\n 全部綺麗にしといたからな」",
"312000312_88": "「フフッ、ありがとう」",
"312000312_89": "「こちらも殲滅を確認。\\n だが……、まだまだこれからだな」",
"312000312_90": "「はい。\\n 今日はぐっすり休んで、明日も元気で頑張らないとッ」",
"312000312_91": "「じゃあ、帰ろう、未来」",
"312000312_92": "「うん」",
"312000312_93": "「……ッ!」",
"312000312_94": "「……」",
"312000312_95": "「ウェディングドレスって……、\\n 本当に幸せの象徴なの……」"
}