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"342000311_0": "チフォージュの主",
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"342000311_1": "「退屈なんだゾ。\\n あたしもマスターの実験を手伝いたいんだゾ」",
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"342000311_2": "「手伝いどころか、お前じゃ邪魔にしかならないだろ」",
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"342000311_3": "「そんなことないんだゾッ!\\n あたしだって<ruby=や>殺</ruby>ればできる子なんだゾッ!」",
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"342000311_4": "「あーあー、確かにそういうのは得意だよな。\\n 戦闘以外は能無しで、燃費最悪だけど」",
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"342000311_5": "「うぅ~、暇なんだゾッ!\\n あたしも役割が欲しいんだゾッ!」",
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"342000311_6": "「残念だが、今は派手な戦いは無い……。\\n 地味な実験の手伝いだけだ……」",
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"342000311_7": "「ミカの手では、細々とした作業には向きませんものね。\\n この前も試薬の入った試験管を握り潰してしまいましたし」",
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"342000311_8": "「あうぅ……。\\n でもあたしだって何かしたいんだゾ……」",
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"342000311_9": "「……それなら、新たに戦いを彩る、\\n 派手なポーズの研究でもしたらどうだ?」",
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"342000311_10": "「あら、いいですわね。\\n 私たちに相応しいポーズも考えてくださいな」",
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"342000311_11": "「それならあたしにもできるんだゾッ!\\n カッコいいポーズを考えて、マスターを喜ばせるんだゾッ!」",
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"342000311_12": "「頑張って、ミカちゃん♪」",
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"342000311_13": "「……そろそろ準備が終わったかと思って来てみれば、\\n お前たち、何をしている?」",
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"342000311_14": "「あ、マスターッ!\\n あたしの考えたポーズを見て欲しいんだゾッ!」",
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"342000311_15": "「なかなかにできがいいと思いませんか?」",
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"342000311_16": "「派手に決まっているぞ、ミカ」",
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"342000311_17": "「本当、脳筋のあんたにピッタリ」",
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"342000311_18": "「……それで、実験の準備は終わっているのか?」",
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"342000311_19": "「……申し訳ありません。あと少しお時間をください」",
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"342000311_20": "「ミカの相手で地味に時間を取られていたようだ……」",
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"342000311_21": "「あたしにできることは、元々これくらいだったんだゾ」",
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"342000311_22": "「ガリィちゃん、わかっててサボってました。テヘ♪」",
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"342000311_23": "「全くお前たちは……。さっさと準備を再開しろッ!\\n オレはその間に協会に連絡をしておく」",
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"342000311_24": "「申し訳ありません。\\n 急いで準備を行いますわ」",
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"342000311_25": "「派手に取り掛かるとしよう」",
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"342000311_26": "「マスターのために頑張りまーす☆」",
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"342000311_27": "「あたしも手伝うんだゾッ!」",
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"342000311_28": "「それにしても、定例報告義務か。面倒な……」",
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"342000311_29": "「……チッ、何故誰も出ない。\\n オレも暇ではないというのに……」",
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"342000311_30": "「マスター、お客さんですよ」",
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"342000311_31": "「客? 誰も呼んだ覚えなどないぞ?\\n 誰が――」",
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"342000311_32": "「……」",
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"342000311_33": "「お前か。なんだ、またこのチフォージュ・シャトーを\\n 返せとでも寝言を言いに来たのか?」",
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"342000311_34": "「キャロル……手を貸すワケダ」",
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"342000311_35": "「どうしてオレがお前に手を貸さなければいけない?」",
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"342000311_36": "「…………」",
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"342000311_37": "「……何があった?」",
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"342000311_38": "「<ruby=おそわ>襲撃</ruby>れた? それで協会本部はどう対応したんだ?」",
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"342000311_39": "「本部は壊滅、カリオストロと局長は敵に消されたワケダ……」",
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"342000311_40": "「なんだとッ!?」",
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"342000311_41": "「詳しく話せ。\\n 消された、というのは殺されたということか?」",
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"342000311_42": "「わからない。敵が放った謎の光に接触すると同時に、\\n 完全に消えてしまったワケダ」",
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"342000311_43": "「局長は消える直前、あれを『存在を消し去る光』\\n と言っていたワケダが……」",
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"342000311_44": "「触れただけで相手を消す光か……」",
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"342000311_45": "「サンジェルマンは二課の協力を得るために、日本に渡った。\\n キャロルも協力して欲しいワケダ」",
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"342000311_46": "(その場にオレがいれば、\\n やすやすと本部を落とされたりはしなかったものを……)",
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"342000311_47": "「……オレも一応は協会の所属だしな。\\n そいつらを潰すというなら力を貸――」",
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"342000311_48": "「――ッ!? マスター、招かれざる客のようです。\\n 防御結界が破壊されました……」",
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"342000311_49": "「このチフォージュ・シャトーの防御が壊されただとッ!?」",
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"342000311_50": "「フフ、初めて入った気がしませんね。\\n 私の城に実に似ている……」",
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"342000311_51": "「この声――さっきのジャンヌの仲間なワケダッ!」",
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"342000311_52": "「なんだとッ!?」",
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"342000311_53": "「……久しいですね、プレラーティ」",
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"342000311_54": "「お前は……ジル・ド・レェッ!?」"
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