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2018-10-20 23:56:30 -04:00

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{
"304001331_0": "「お呼びですか?」",
"304001331_1": "「ああ。実は、先日の響くんのメディカルチェックの\\n 結果が出たんだが……」",
"304001331_2": "「響くんに知らせるより先に、君たちの耳にも\\n 予め入れておいたほうがいいと思ってな……」",
"304001331_3": "「その調子だと、いい結果じゃなかったみたいだな」",
"304001331_4": "「うむ……」",
"304001331_5": "「聞かせてちょうだい」",
"304001331_6": "「検査の結果、彼女の身体は、体内に食い込んだガングニールの\\n 破片によって、著しい侵食を受けていることがわかった」",
"304001331_7": "「…………」",
"304001331_8": "「聖遺物の欠片は活性化のたびに増殖を繰り返し、\\n 体細胞や神経系と融合、侵食を続けているそうだ」",
"304001331_9": "(――未来、いるかな)",
"304001331_10": "(辛いだけなのに、でも、離れられない……)",
"304001331_11": "(……もう、独りには戻りたくないよ……)",
"304001331_12": "「響くんの容態だが――」",
"304001331_13": "(わたしの、話……?)",
"304001331_14": "「このままの状態が続けば遠からず死に至るだろう――。\\n というのが、うちのメディカルスタッフの見解だ」",
"304001331_15": "(――ッ!? やっぱり……)",
"304001331_16": "「いえ、そんなことありません」",
"304001331_17": "「気持ちはわかるが……」",
"304001331_18": "「ガングニールの侵食なら経験済みだからな」",
"304001331_19": "「彼女のあの異常……融合症例と、こちらでは呼んでいるんだけど。\\n あれはわたしたちの世界でも起きて、解決済みのことなの」",
"304001331_20": "「なにッ、本当かッ!?」",
"304001331_21": "「ああ。そのために必要なのが、おっさんから託してもらった\\n <ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>のギアなのさ」",
"304001331_22": "「未来くんの<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>のギアが……?」",
"304001331_23": "「はい。<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>の持つ、聖遺物の力の中和・分解の力を使って、\\n 響の身体を蝕んでいたガングニールその物を消し去るんです」",
"304001331_24": "(わたし……助かるの? 未来が助けてくれるの?)",
"304001331_25": "「ギアを消し去るだと……?\\n <ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>はそれほどまでの力を秘めているのか」",
"304001331_26": "「一度は上手くいきました。だから今度もきっと……」",
"304001331_27": "「その前に、メディカルチェックの結果について\\n もう少し聞かせてもらえるかしら」",
"304001331_28": "「……もう少し、とは?」",
"304001331_29": "「これは彼女には秘密にしておいて欲しいんだけど、彼女の中で\\n ガングニールの侵食とは別の影響が出ている可能性があるの」",
"304001331_30": "「別の影響……だと?」",
"304001331_31": "「あの黒いのを吸収したらしい。暴走した時に……」",
"304001331_32": "「黒いの……カルマノイズをかッ!?」",
"304001331_33": "(――ッ、やっぱり……あれはあのノイズの――)",
"304001331_34": "「はい、だから不用意に<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>を使うことが出来なくて――」",
"304001331_35": "「待て……そうか。やっと合点がいった……。\\n 実は、メディカルチェックで不可解な数値が見つかっている」",
"304001331_36": "「機器の故障か、誤作動を疑っていたが……そういうことなら、\\n 違うだろうな……」",
"304001331_37": "「……彼女の体内に、謎のエネルギー反応があった。\\n ガングニールとは別種のものだ」",
"304001331_38": "(……)",
"304001331_39": "「それは揺らぎのように強くなったり弱くなったりしている。\\n だが、確実にイズと同種のものだ」",
"304001331_40": "「あんなものが体内にあることなど考えられない。\\n 人にとって、あのエネルギーは猛毒だ」",
"304001331_41": "「だが、そうなるとガングニールの侵食が取り込んだカルマノイズの\\n エネルギーに対抗しているのだろう」",
"304001331_42": "「彼女はガングニールと融合する事によって助かっている、と?」",
"304001331_43": "「断定は出来んが……そうでもなければ説明が付かない」",
"304001331_44": "「おい待てッ! それじゃギアを消し去ったら――ッ!」",
"304001331_45": "「あのエネルギーを、生身の人間が受け止めることは不可能だ。\\n おそらく、ギアが消えると同時に……」",
"304001331_46": "「そんな――ッ」",
"304001331_47": "「はは……やっぱりそうだ、何も変わらない。\\n 結局、誰も助けてなんてくれないんだから」",
"304001331_48": "「響……いつからそこに」",
"304001331_49": "「やっぱり、わたしは――ッ」",
"304001331_50": "「響ッ! 待って、話が――」",
"304001331_51": "「はぁ、はぁ、はぁ……」",
"304001331_52": "「やっぱり、そうだったんだ……」",
"304001331_53": "(この胸の痛みも、異常なくらいに上がる体温も……\\n ずっと、おかしいと思ってた……",
"304001331_54": "(身体の中からぽろぽろ零れる変な石も……きっともう、\\n まともな人間じゃなくなってるんだって、わかってたけど……",
"304001331_55": "「そっか……わたし、やっぱり、死ぬんだ……」",
"304001331_56": "「独りぼっちのままで……」",
"304001331_57": "「なんで……」",
"304001331_58": "「こんなところで、ただ死ぬなら、どうして――ッ!」",
"304001331_59": "「どうして、あの時、生き残っちゃったの?」",
"304001331_60": "「生き残りさえしなかったら、\\n こんな想い、しなくて済んだのに……」",
"304001331_61": "「ずっと苦しかった、辛かった、寂しかった。\\n それなのに、誰も助けてくれない……」",
"304001331_62": "「友達も、家族も、みんなわたしの前から、いなくなって……」",
"304001331_63": "「その上、人間じゃない化け物になって死んでいくなんて……。\\n やだよ……いったいわたしが何をしたっていうの」",
"304001331_64": "「ああああああ――ッ!」",
"304001331_65": "「くうッ……ううッ……うわあああああッ!!」",
"304001331_66": "「連絡用に二課から持たされてた端末が……」",
"304001331_67": "「ノイズがまた、出たんだ……」",
"304001331_68": "(そうだよ。どうせ、死ぬんだもの……)",
"304001331_69": "「それなら……戦おう」",
"304001331_70": "「わたしの世界を壊したノイズを。\\n 匹でも多く、道連れにしてやるッ」",
"304001331_71": "「いたッ!」",
"304001331_72": "「まだいたんだ……そうなんだ……。\\n ――ははッ、ははははッ」",
"304001331_73": "「お前のせいだ……わたしがこんな風になったのも、\\n 何もかも全部ッ」",
"304001331_74": "「――殺してやるッ!」"
}