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"354000431_0": "「ふぅ、さっきの奴らは撒いたみたいね」",
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"354000431_1": "「なあ、あいつらなんで暴走してんのッ!?」",
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"354000431_2": "「それには深いようで浅い事情があってねぇ……」",
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"354000431_3": "「あ、わかったッ! エリカ姉ちゃんだろッ!?」",
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"354000431_4": "「あいつ、マスコットの暴走事故に見せかけて、\\n オレを消すつもりなんだッ!」",
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"354000431_5": "「エリカ姉ちゃんって、君のお姉さん?」",
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"354000431_6": "「今回は100%あーしの上司のせいだから\\n お姉さんは関係ないと思うわよー?」",
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"354000431_7": "「いいやッ!\\n 姉ちゃんが暴走するように、なんか仕組んだんだよッ!」",
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"354000431_8": "「姉ちゃんって言ったって、君と大差ない歳でしょ?\\n そんな大したこと出来ないわよ」",
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"354000431_9": "「あんたは姉ちゃんのこと知らないだろ。\\n あいつ、めちゃくちゃ頭いいし……」",
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"354000431_10": "「ふうん?」",
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"354000431_11": "「あいつが優等生ぶってるせいで、迷惑してるんだ。\\n お姉ちゃんみたいに頑張れ~とか言ってさ……」",
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"354000431_12": "「しかも、あいつ、オレのことが気に入らなくて、\\n 怒ってばっかりだし……」",
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"354000431_13": "「オレをぶっ殺せるタイミングがあったら、\\n いつでもやりたいに決まってるよッ!」",
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"354000431_14": "「家族、嫌いなの?」",
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"354000431_15": "「……うん、嫌いだよ。大嫌いだ」",
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"354000431_16": "「パパもママも、姉ちゃんも、あとショウマだって……。\\n あいつ、いつもノロノロしてるしさ」",
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"354000431_17": "「……嘘ね。\\n 本当は大好きなんでしょ」",
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"354000431_18": "「え……?」",
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"354000431_19": "「は、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?\\n 嘘じゃねーしッ! マジ大っ嫌いだしッ!!」",
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"354000431_20": "「あーしと君じゃ、嘘つきとしての年季が違うのよ。\\n 君の嘘はぜーんぶ、お・み・と・お・し♪」",
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"354000431_21": "「いや、でも……ッ!\\n 今日だってめちゃくちゃ喧嘩してきてんだぜッ!?」",
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"354000431_22": "「わかるわ。\\n 大好きな人とだって、喧嘩することもあるわよね」",
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"354000431_23": "「だから、違うってッ!」",
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"354000431_24": "「でもね、自分にだけは嘘をつかないで」",
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"354000431_25": "「……はぁ?」",
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"354000431_26": "「嘘ってね、世の中を賢く渡っていくためには、\\n 使わなきゃいけない時もあるものよ」",
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"354000431_27": "「でもね、自分にまで嘘をつき続けてたら、\\n いつか正直になりたいって思った時に手遅れになるかも」",
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"354000431_28": "「あーしも、そうなるところだったわ。\\n 仲間がいなかったら、ね」",
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"354000431_29": "「……オレは、自分に嘘なんて……」",
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"354000431_30": "「ウフフ、お姉さんに言えるのはここまで。\\n あとは君自身が勇気を出さないとね♪」",
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"354000431_31": "「そんなこと言われても……」",
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"354000431_32": "「うわああああ、出たあああああッ!?」",
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"354000431_33": "「んもう、口の次は手を動かさないといけないってわけねッ!?」",
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"354000431_34": "「なぁ、早く逃げようよッ!?」",
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"354000431_35": "「逃げる?\\n 広場はあっちのほうよ?」",
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"354000431_36": "「通り抜けられるわけねーじゃんッ!\\n あんなにたくさん敵がいるんだよッ!?」",
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"354000431_37": "「……大丈夫よ、ヒトシくん。\\n あーしが絶対、君を家族に会わせてあげるから」",
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"354000431_38": "「お、オレは別に……ッ!」",
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"354000431_39": "「そういうわけで……、\\n どいてもらうわよ、マスコットちゃんたち」"
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