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{
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"344000932_0": "「ぐうう……、なんだその力はッ!?」",
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"344000932_1": "「アームドギアから極大のエネルギー値を確認。\\n これは、暴走エネルギーが一点集中して……ッ!?」",
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"344000932_2": "「そうか……ッ! このでたらめを成しえているのは、\\n アガートラームのベクトル操作……ッ!」",
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"344000932_3": "「セレナくんが、イグナイトモジュールの新たな\\n 決戦形態を生み出しているというのかッ!?」",
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"344000932_4": "「はい、超攻撃特化型の、言わば、\\n 『イグナイトモジュール・ディビエイション』ですッ!」",
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"344000932_5": "「くらえ……ッ!」",
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"344000932_6": "「全部の力を、この一撃に……ッ!」",
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"344000932_7": "「ぐ……うう……」",
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"344000932_8": "「あいつの動きが止まったッ!」",
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"344000932_9": "「セレナちゃんッ!」",
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"344000932_10": "「<size=40>届けえええええ――ッ!</size>」",
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"344000932_11": "「あのでかいのが消えたぞッ!」",
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"344000932_12": "「新しいイグナイトモジュールの力、\\n それとも、セレナちゃん自身の力なの……?」",
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"344000932_13": "「ドヴァリンはどうなったんだッ!」",
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"344000932_14": "「やっとあなたを抱きしめることができた……」",
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"344000932_15": "「……」",
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"344000932_16": "「纏っていた瘴気が消えてる……」",
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"344000932_17": "「諦めなくて、よかった。\\n あなたが無事で本当によかった、ドヴァリンさん……」",
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"344000932_18": "「不思議だ……。私の中に満ちていた憎しみが、\\n 呪いが消えている……」",
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"344000932_19": "「呪いを生んだ私の想いが、お前の想いに打ち消されたのか……」",
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"344000932_20": "「……懐かしい温もりだ。\\n 私は本当に忘れてしまっていたようだな」",
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"344000932_21": "「人の子と遊び、魔道具を共に作ったあの日々を。\\n ああ、全てが懐かしい……」",
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"344000932_22": "「ドヴァリンさん、あなたを何度も苦しめてしまって\\n ごめんなさい……」",
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"344000932_23": "「お前が謝ることじゃない、呪いは使った者をも苦しめるもの。\\n だが、その呪いもここで終わる……」",
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"344000932_24": "「私をヴェイグの元へ連れて行ってくれ」",
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"344000932_25": "「ヴェイグさんのところへ、ですか?」",
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"344000932_26": "「……」",
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"344000932_27": "「酷い怪我をさせてしまったな。\\n すまなかった、ヴェイグ……」",
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"344000932_28": "「一体、何を?」",
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"344000932_29": "「ティルヴィングの呪いの力を転換させ、\\n 純粋な祝福の力に昇華させている」",
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"344000932_30": "「これでヴェイグの傷も癒えるだろう……」",
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"344000932_31": "「ティルヴィングの呪いの力が消えるなら、\\n スヴァフラーメも……?」",
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"344000932_32": "「ああ、じきに動かなくなる」",
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"344000932_33": "「じゃあ、今頃、響たちもッ!」",
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"344000932_34": "「戦いが終わったんだな」",
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"344000932_35": "「……」",
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"344000932_36": "「ヴェイグさん……?」",
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"344000932_37": "「ん、んん……セレナ……?」",
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"344000932_38": "「よかった、ヴェイグさんッ!\\n どこも痛くないんですね、本当に平気なんですねッ!」",
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"344000932_39": "「お、おい、そんなに締めるな、苦しいだろ」",
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"344000932_40": "「だって、ヴェイグさんが無事で嬉しかったから。\\n ありがとうございます、ドヴァリンさ――」",
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"344000932_41": "「お、おい、イグナイトモジュールが消えていくぞッ!?」",
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"344000932_42": "「ドヴァリンさん、身体がッ!?」",
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"344000932_43": "「驚くことはない、私はティルヴィングと共にある。\\n この剣が消滅するなら、私も同じだ」",
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"344000932_44": "「嫌だ、逝かないでくれ、ドヴァリンッ!」",
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"344000932_45": "「私は過ちを犯しすぎた。\\n 呪いとともにこの世から消える運命なんだよ」",
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"344000932_46": "「まだ話したいことがたくさんあるんだ。\\n だからッ!」",
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"344000932_47": "「セレナさん、だったか」",
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"344000932_48": "「は、はいッ!」",
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"344000932_49": "「こいつは腕はいいが、中身がまだまだ子供だ。\\n あんたみたいな人になら任せられる」",
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"344000932_50": "「わたしだって、まだまだ子供で……」",
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"344000932_51": "「なら、ちょうどいいじゃないか。\\n これから一緒に成長できる相手がいるのは貴重だ」",
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"344000932_52": "「ドヴァリン……、オレは……」",
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"344000932_53": "「泣くな、ヴェイグ。\\n 私はこうして消えることができて嬉しいんだ」",
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"344000932_54": "「こんな暖かく優しい気持ちで逝ける。\\n 私を救ってくれて、ありがとう……」",
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"344000932_55": "「さらばだ……」"
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