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2020-08-28 11:18:17 +02:00

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{
"343000211_0": "水底の猛追",
"343000211_1": "「貴様ほどの錬金術師であれ、私の網を抜けられないか。\\n どうやら研究の成果はあったようだな」",
"343000211_2": "「…………」",
"343000211_3": "「これで、新たな知識をもって私は錬金術師として昇華される。\\n さらなる叡智をもたらし、世界はオレムの名を識るだろう」",
"343000211_4": "「結構なことだ。\\n オレの知識を手に入れたところでどうする」",
"343000211_5": "「長き時の中で錬金術師の矜持を忘れたか。\\n 哀れな娘よ」",
"343000211_6": "「ほう、なら教えてもらおうか。\\n その矜持とやらをな」",
"343000211_7": "「錬金術師とは真理の探究者。叡智を求め、頂を目指す。\\n ありとあらゆる知識を得ること、それは本能とさえいえる」",
"343000211_8": "「貴様の中にある知識は素晴らしい。\\n それがあれば、私は更なる高みを目指すことができる」",
"343000211_9": "「フッ、知識を得たところで、\\n お前に使いこなせる代物だと思っているのか」",
"343000211_10": "「そんなものは手に入れてからどうとでもなる。\\n この状況で何を言おうが無駄だ」",
"343000211_11": "「ふん、この程度の拘束でか?」",
"343000211_12": "「強がりはよせ。それとも、あの人形どもが\\n 助けに来るとでも思っているのか」",
"343000211_13": "「……人形どもだと?」",
"343000211_14": "「ありもしない希望にすがるとは情けないな」",
"343000211_15": "「……なんだと?」",
"343000211_16": "「あの人形どもは4体もいて、貴様を護れなかった。\\n それが事実だ」",
"343000211_17": "「あんなもの、所詮、機械仕掛けの道具に過ぎない。\\n 自動人形に希望を抱くのは無意味だ」",
"343000211_18": "「なんだ、えらく自動人形のことを嫌っているようだな。\\n 親でも殺されたか」",
"343000211_19": "「……私も一度、生み出したことがある。\\n アレは最初にして、最高の失敗作だが」",
"343000211_20": "「ふん、最高なのに失敗作?\\n なんとも愉快な話だな」",
"343000211_21": "「あの研究に先は無かった。故に最高の成果にして失敗作。\\n 本当に忌々しい……しかしだ」",
"343000211_22": "「…………」",
"343000211_23": "「アレは私の役に立っている」",
"343000211_24": "「若い私の顔を模したあの人形を殴るのは気持ちがいい。\\n 過去の自分を戒めているようでな、とても気分がいいんだ」",
"343000211_25": "「自分の失敗を自動人形相手に八つ当たりか。\\n 随分とできた錬金術師だな」",
"343000211_26": "「道具としてマスターの役に立てることは人形の本望だろう。\\n アレもひどく喜んでくれる」",
"343000211_27": "「要らぬなら、破壊すればいいものを」",
"343000211_28": "「私はアレを否定しない。失敗もまた、知識の昇華である。\\n 私はッ 私を決して否定などしないッ」",
"343000211_29": "「だが、成功しなければ先は無い。\\n 成果を示さなければ、誰に認められることもないッ」",
"343000211_30": "「結局は他者に認めてもらうための力か。\\n 錬金術師のくせに、俗物めいた考え方だな」",
"343000211_31": "「貴様も同じだろう。\\n あんな失敗作を身近に置いているのだから」",
"343000211_32": "「オレの<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>をお前のものと一緒にするな。\\n オレはあいつらが必要だから造ったんだ」",
"343000211_33": "「アハハハッ! 面白い、ならばいつまでも待ち続けるがいい。\\n 間に合うかはわからないがな」",
"343000211_34": "「今のうちに逃げる準備をしておけ。\\n そう時間はかからないだろうからな」",
"343000211_35": "「貴様こそ、頭の中をかき回される覚悟をしておけ」",
"343000211_36": "(……さっさとこいつを倒して帰るのが\\n 一番手っ取り早いが……",
"343000211_37": "(……まあ、このまましばらく捕まっておいてやるか。\\n あいつらに頼ってみるのも面白そうだからな"
}