better seperation of custom assets seperation of enabled quests based on language yes i enabled all of the japanese quests
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"316000811_0": "人類の希望を乗せた船",
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"316000811_1": "「あの巨大な戦艦は一体なんですかッ!?」",
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"316000811_2": "「ヴィマーナだ。\\n 聖遺物をベースに、異端技術によって組み上げられた兵器」",
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"316000811_3": "「知っていたのかよッ!?」",
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"316000811_4": "「ああ」",
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"316000811_5": "「あれはかつてF.I.S.が発見した物で、\\n 幾度となく起動実験を繰り返されてきた」",
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"316000811_6": "「しかし、結局起動には至らず、F.I.S.は起動計画を放棄した」",
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"316000811_7": "「それを、オズワルド率いるNEXTが継いで、\\n 研究を続けていたものだ」",
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"316000811_8": "「聖遺物を元にした巨大兵器――。\\n チフォージュ・シャトーみたいなもんか」",
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"316000811_9": "「そのようだな」",
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"316000811_10": "「あれは起動すれば、シンフォギア・システムをも凌駕する、\\n 人類の切り札たり得る代物のはずだった……」",
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"316000811_11": "「でも、あんな……街ごと吹き飛ばす兵器なんてッ!」",
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"316000811_12": "「立花の言う通りです。避難が完了していなければ、\\n どれほどの犠牲者が出ていたか知れません」",
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"316000811_13": "「確かにあれは人間には強力すぎる力――劇薬に違いない」",
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"316000811_14": "「だが結果、黒いノイズの撃破に成功、\\n オートマシンに対しても有効であると示された」",
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"316000811_15": "「ですが――」",
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"316000811_16": "「私たちには、この手段しかなかったのだ……」",
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"316000811_17": "「かつてF.I.S.の開発したシンフォギアは不完全な代物の上、\\n 唯一の適合者もノイズの前に敢えなく敗れた……」",
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"316000811_18": "「ノイズに対抗するには、\\n 我々は別の力にすがるしかなかったのだ」",
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"316000811_19": "「例えそのために、1人の少女を犠牲にしたとしても……」",
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"316000811_20": "「少女って……」",
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"316000811_21": "「まさか……シャロンちゃんッ!?」",
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"316000811_22": "「なんだとッ!?」",
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"316000811_23": "「どういうことだ……おいッ!」",
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"316000811_24": "「彼女は、ヴィマーナを起動する鍵だと、\\n オズワルドはそう言っていた」",
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"316000811_25": "「それって、どういう……?」",
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"316000811_26": "「そうか、ヤントラ・サルヴァスパかッ!?」",
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"316000811_27": "「その通りだ。あらゆる機械を制御しうる、\\n ヤントラ・サルヴァスパ――」",
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"316000811_28": "「その力を引き出して、ヴィマーナを操艦しているはずだ」",
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"316000811_29": "「ですが、そんなことをしたら……」",
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"316000811_30": "「ああ……遠からず、あの少女は――」",
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"316000811_31": "「そんなッ!? シャロンちゃんが……」",
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"316000811_32": "「薬は発作を抑えるが、\\n 侵食そのものを止めるものではない……」",
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"316000811_33": "「力を使えば使うほど、聖遺物は、\\n 彼女の人たる部分を侵食していくだろう」",
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"316000811_34": "「黙ってやらせてたっていうのかッ!?」",
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"316000811_35": "「まさか、このような形で鍵を生み出そうとするとは、\\n 私も思っていなかった」",
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"316000811_36": "「――いや。それはただの言い訳だな。\\n 己の手を汚さなかったというだけに過ぎん」",
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"316000811_37": "「…………」",
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"316000811_38": "「あれがどれ程忌まわしい所業の産物だとしても、\\n 一瞬、この世界を照らす光明と思ってしまったのは事実だ」",
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"316000811_39": "「なんだとッ?」",
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"316000811_40": "「これまでノイズやオートマシンの前に、為す術もなく\\n 死を迎えた数多の市民や局員の最後を想えば、な……」",
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"316000811_41": "「これ以上の数多の犠牲と少女1人の命とを天秤に掛ける――。\\n 二課を率いる者としては、その数の論理を否定はできぬ……」",
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"316000811_42": "「――ッ!」",
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"316000811_43": "「オズワルドが言っていたよ。\\n 我々は同じ穴の狢だ、とな」",
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"316000811_44": "「そんな……」",
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"316000811_45": "「くそったれがッ!」",
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"316000811_46": "「シャロン……ちゃん……」",
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"316000811_47": "「――で。どうする?」",
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"316000811_48": "「どうするって……」",
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"316000811_49": "「チビのことだよ」",
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"316000811_50": "「言っただろ?\\n ここに連れ戻して、笑わせてやるって」",
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"316000811_51": "「まだそう思ってるのか?」",
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"316000811_52": "「わたし、は……」",
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"316000811_53": "「わたし、やっぱり、シャロンちゃんを見捨てられないよ……」",
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"316000811_54": "「それはわたしも同じ想いだ。だが――」",
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"316000811_55": "「だが?」",
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"316000811_56": "「あれはノイズやオートマシンへの\\n 対抗手段を持たない、この世界の唯一の希望――」",
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"316000811_57": "「それをわたしたちが情にほだされ、\\n 奪ってもいいものだろうか……?」",
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"316000811_58": "「シャロン、ちゃん……」",
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"316000811_59": "(わたし、どうしたら……)",
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"316000811_60": "「立花……」",
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"316000811_61": "「…………」",
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"316000811_62": "(シャロンちゃんのノート……)",
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"316000811_63": "「…………」",
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"316000811_64": "『ヒビキおねえちゃん。クリスおねえちゃん』",
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"316000811_65": "『ツバサおねえちゃん。いつもありがと』",
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"316000811_66": "「シャロンちゃん……」",
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"316000811_67": "『みんながよくしてくれて、ほんとうに、うれしいです』",
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"316000811_68": "「あのチビ……」",
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"316000811_69": "『ずっと、ここにいたい』",
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"316000811_70": "『でも、たぶん、そろそろ、おわかれです』",
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"316000811_71": "「そこまで悟って……?」",
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"316000811_72": "「…………ッ!?」",
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"316000811_73": "『わたしはだいじょうぶです。へいき、へっちゃらだから』",
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"316000811_74": "「――ッ!!」",
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"316000811_75": "「こんなの……へいきなはずないッ!\\n へいきでいいわけないよッ!」",
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"316000811_76": "「……そうだな」",
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"316000811_77": "「あんないい子が、兵器の犠牲になどなっていいはずがない。\\n そんなこと、許せるはずがない」",
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"316000811_78": "「ああ、助けてやろうじゃねーか」",
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"316000811_79": "「待ってて、シャロンちゃん」",
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"316000811_80": "「必ず、お姉ちゃんたちが助けに行くからね」"
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