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JSON
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"322000341_0": "「罠に盗掘団の襲撃、気が抜けないわね」",
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"322000341_1": "「ここから先は、ギアで進んだほうがいいかもしれないな」",
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"322000341_2": "「賛成だ。生身で罠に掛かったら危険だからな」",
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"322000341_3": "「なあ、また分かれ道みたいだぞ」",
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"322000341_4": "「探検隊の前に姿を現したのは、\\n またまたまたまた、分かれ道でした」",
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"322000341_5": "「度重なる分岐に方向感覚は失われ、探検隊を、\\n 迷宮の奥深くに飲まれるような不安が襲います……」",
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"322000341_6": "「構造も随分と複雑ね。こんなに入り組んでるなんて……、\\n なおさら地図は重要だから、よろしくね」",
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"322000341_7": "「ああ、大船に乗ったつもりでいてくれ」",
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"322000341_8": "「…………」",
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"322000341_9": "「…………」",
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"322000341_10": "「ちょ……ちょっと待て。\\n いつのまにマップ係交代してるんだよッ!?」",
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"322000341_11": "「セレナがナレーションに忙しいようだったからな。\\n 代わりを申し出たのだ」",
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"322000341_12": "「はい、お言葉に甘えさせて頂きました」",
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"322000341_13": "「……い、いつから……ッ!?」",
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"322000341_14": "「最初の分かれ道の、すぐ次からだよ」",
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"322000341_15": "「<size=40>ああああ――……ッ!</size>」",
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"322000341_16": "「迂闊、あまりにも迂闊だわ――ッ!\\n セレナにも知らせておけばッ!」",
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"322000341_17": "「ああ……せめてチェックしとけばよかったな……」",
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"322000341_18": "「え? え?」",
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"322000341_19": "「なぜ肩を落とす?\\n ちゃんと記録は取っている。安心しろ」",
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"322000341_20": "「ねえ翼……それ、ちょっと見せてくれるかしら……」",
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"322000341_21": "「ああ。どうだ、この通り――ッ!」",
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"322000341_22": "「…………なんですか? この……抽象画?」",
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"322000341_23": "「アバンギャルドが過ぎるッ!」",
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"322000341_24": "「ふたつ前の分かれ道、正面と右のふたつだったと思うんだけど……、\\n なんでそんなオロチの首みたいに増えてるのよッ!」",
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"322000341_25": "「ああ。ネズミか何かの小さな通り道もあったからな。\\n 間違いないよう、完璧にそれも記載した」",
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"322000341_26": "「ダメだ、これは……ッ!」",
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"322000341_27": "「ちくしょうッ、もうどうにもならねえ……ッ!」",
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"322000341_28": "「ごめんなさい……」",
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"322000341_29": "「ん? 一体何を嘆いている」",
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"322000341_30": "「思いもよらない災いが、探検隊に襲い掛かりました……」",
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"322000341_31": "「これまでの道のりを記録していた地図は、なんと――、\\n 古代文字よりも難解な壁画のようなモノになっていたのです」",
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"322000341_32": "「果たしてわたしたちは、\\n 無事にこの遺跡から帰れるのでしょうか?」"
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